自己診断・自己管理ができるようお手伝いします

自己診断・自己管理のお手伝い

ムシ歯や歯周病を予防するには、歯医者さんでの定期的なメインテナンスも大切ですが、ご自身での維持管理も重要です。歯を悪くした方のお口を拝見すると、自己診断や自己管理が上手くできていない方が多いようです。ムシ歯や歯周病の原因や予防の知識、歯みがきの技術を身につけることで、正しい自己診断・自己管理ができるようになります。

当院では、歯科衛生士がお口の健康に関する知識を分かりやすく説明し、患者さんに合ったきめ細かな口腔ケアの技術を指導いたします。自己診断・自己管理ができるよう、歯科衛生士がしっかりサポートしますので、しっかり身につけてお口の健康を守りましょう。

定期検診で自己診断・自己管理をサポート

自己診断・自己管理をサポート歯みがきの時間を気にする方がいますが、時間に決まりはありません。汚れが落ちたと感じるまで磨いてください。その目安になるのが、定期検診を受けた後の感覚です。メインテナンスを受けると、歯の表面がつるつるになって、舌触りが滑らかになります。なるべくその状態に近づけるように磨いていくと、隅々まで汚れが落ちて、お口の中がきれいになります。メインテナンスでキレイになった感覚は、時間が経つとだんだん薄れていきます。それを呼び覚ましてくれるのが定期検診です。

定期検診の目的は、自己診断・自己管理ができるようになることです。お口の中を徹底的にキレイにして舌触りや歯ぐきの引き締まった感覚をつかんでもらうと、自己診断ができるようになります。お口の中の問題点やみがき癖などを再認識し、それを改善する方法を身につけることで、自己管理ができるようになります。この二つができるようになるようにお手伝いするのが当院の定期検診です。

ムシ歯と歯周病の予防

ムシ歯と歯周病は、歯垢(細菌の塊)によって引き起こされる、お口の中の感染症です。

●ムシ歯ムシ歯
ムシ歯を作る原因は、歯垢(ムシ歯菌の塊)と食べ物に含まれる糖分です。食事などで糖質がお口の中に入ってくると、歯に付着した歯垢が分解して酸を出します。この酸が歯を溶かすことで、ムシ歯になります。ムシ歯を防ぐには、お口の中から歯垢を取り除き、糖分の入ってこないようにして酸で溶かされないような環境を整えることです。これを実践していくと、ムシ歯になりにくい環境になります。

●歯周病歯周病
歯周病は、歯垢の出す毒素によって、炎症が起きる病気です。歯と歯ぐきの境に歯垢が付着すると、歯垢が出した毒素で歯ぐきに炎症が起き、腫れや出血などの症状が現れます。徐々に骨歯槽骨(歯を支えている)を溶かしていくと歯がぐらつくようになり、悪化すると歯が抜け落ちてしまいます。歯周病を防ぐには、歯と歯ぐきに付着している歯垢を徹底的に除去して、細菌の繁殖しない環境を整えることです。

ムシ歯・歯周病を防ぐ3つの対策
当院では、患者さんが一人でも取り組めるよう、ムシ歯・歯周病の予防の指導をしています。ムシ歯と歯周病の予防で大切なことは、「食生活」「お口の衛生管理」、そして「科学的予防」です。この3つを、日々、実践していくことで、ムシ歯や歯周病の予防につながります。

●お口の衛生管理お口の衛生管理
食事を食べたり飲んだりするとお口の中が汚れて、ムシ歯になりやすい環境を作ります。お口の中を清潔にすることでムシ歯や歯周病を防げますが、それには口腔ケアの知識と技術を身につけて、毎日の習慣にしていくことが大切です。歯みがきは衛生管理の基本中の基本。歯ブラシ指導を受けて、正しい方法をきちんと身につけましょう。

●食生活の改善食生活の改善
食事は健康な身体をつくり、食べた物は歯に影響を与えます。なるべくバランスのいい、身体に合った食習慣を身につけましょう。特に甘いお菓子やジュースに含まれている砂糖はムシ歯の原因になりますので、糖質をコントロールすることが大切です。お子さまのお口の中に糖分が入ってこなければ、歯みがきをしなくてもムシ歯になることはほとんどありません。おやつや間食には、甘いジュースを止めてお茶やお水にし、糖分の入っていないおにぎりやサンドイッチに変えましょう。また、クラコットやグリッシーニ、塩分を含まないおしゃぶりこんぶ、干し芋、バナナなども、お子さまが喜びます。

●科学的予防科学的予防
科学的予防とは、科学的な効果が認められているフッ素やクロールヘキシジンなどの物質を使った予防法です。

・フッ素
ムシ歯予防に効果があり、歯質を強くし、酸に負けない歯を作ったり、細菌の繁殖を抑えたり、再石灰化を促す働きがあります。歯医者さんでのフッ素を塗布や、フッ素入りの歯みがき剤などを使うと効果的です。

・クロールヘキシジン
歯周病予防に効果がある殺菌剤で、歯肉の炎症を抑えたり、細菌の増殖を抑える作用があります。

歯みがきの時間

歯みがきの時間衛生管理の基本ですが、仕事が忙しかったり外出していると、食後の歯みがきができないこともあるでしょう。歯みがきができないと、気になるかもしれませんが、あまり神経質にならなくても大丈夫です。ムシ歯や歯周病の原因は細菌ですが、数が少なければ影響ありません。細菌が歯に付着して歯を壊し始めるには時間がかかります。実験では48時間といわれる資料もあります。ということは、1日1回は隅から隅まできっちり細菌を除去できれば細菌が原因のムシ歯と歯周病が予防できるのです。

「今週は忙しくて1日1回もしっかりと磨けない。」このような場合には次の週にがんばりましょう。もし1週間続けることができなくても、しっかり汚れを落とせば大丈夫です。一人ひとり生活パターンが異なりますので、ご自分のライフスタイルに合わせた歯みがきをしてください。

朝とお昼は軽く汚れを落とす程度で、夕食後にしっかり歯を磨いてもいいですし、朝と夜は軽くても、昼食後に電動歯ブラシで隅々まで汚れを落としてもさしつかえありません。ご自分でペースを考えて無理のない歯みがき習慣を身につけてください。

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