お子さまに無理をさせない小児歯科

小児歯科

歯医者さんが苦手なお子さまは多く、診察室に入ると緊張して、泣きだしそうになることがあります。怖がっているのに無理に治療をすると、それが原因で歯医者さん嫌いのお子さまにしてしまう恐れがあります。当院では、お子さまに決して無理はさせません。なるべくがんばって治療を受けて欲しいと思いますが、どうしても無理な場合は治療をしません。いずれ、怖がらなくなる日が来るので、その時に治療をするのが、お子さまとってベストな治療のタイミングだと、当院では考えています。

タイミングが来るまで気長に待ちましょう!
乳歯のムシ歯は、永久歯に悪い影響を与えるといわれますが、果たしてそうでしょうか。人生80年といわれる中で、お子さまの人生はまだ始まったばかり。乳歯のムシ歯を治すことは大切ですが、この先に生えてくる永久歯は一生使う歯で、乳歯よりもはるかに重要です。乳歯にムシ歯があっても永久歯が健康であれば問題ありません。いずれ治療のできるタイミングがやってきますので、あまり神経質に考えずに、その時がくるまで焦らずに気長に待ちましょう。

ムシ歯にさせない5つの指導

当院の小児歯科は、お子さまのムシ歯をなくす予防に力を入れた指導を行なっています。ムシ歯を作る糖分のコントロールや、歯みがき指導など、5つの指導で、ムシ歯のないお子さまを育成します。

【1】食生活の管理小児歯科
ムシ歯予防の最も有効な方法は、食生活の管理です。その中でも特に糖分摂取のコントロールは重要です。甘いお菓子やジュースには砂糖がいっぱい含まれていますので、おやつには糖分の含まない物を与えるようにしましょう。

【2】フッ素の利用小児歯科
フッ素はムシ歯予防の効果が高く、特に歯質の軟らかいお子さまには有効な方法です。フッ素には歯医者さんで使用する高濃度のフッ素と、市販の歯みがき剤に配合されている低濃度のフッ素があります。両方を組み合わせて使うと、より効果予防が期待できます。

【3】歯みがき習慣小児歯科
歯みがき習慣は、ムシ歯予防の第一歩です。しかし、大人には理解できても、まだ幼いお子さまには、その大切さが分りませんし、最初から上手に磨くこともできません。無理に歯みがき習慣を身につけさせようとすると嫌がってしまいます。最初は遊び道具感覚でも構いません。楽しみながら使い方を身につけさせてあげましょう。

【4】仕上げ磨き小児歯科
お子さまが、がんばって歯を磨いても、どうしても磨き残しが出てしまいます。歯みがきの最後は、保護者が仕上げみがきをしてあげましょう。この時、心に止めておくことは、お子さまが一人でできるようになるまで、「サポート」してあげる、という認識です。上手に磨ける方法を少しずつ教えていきながら、仕上げみがきをしてください。

【5】周囲の協力を得る小児歯科
ご両親が一生懸命がんばっても、近所の方やおじいさん、おばあさんが、お子さまに甘い物を与えてしまうこともあります。糖分コントロールしていることを説明して、周囲の人の協力を得ておくといいでしょう。

糖分コントロールでムシ歯を防ぐ

ある調査で、ナイジェリアでのムシ歯の状況を調べたところ、都市部に比べて未開土地に住む原住民のムシ歯発生率が極めて少なく、1%程度に過ぎないことがわかりました。また、ニュージーランドの先住民族のムシ歯も、埋葬された頭蓋骨から1万本に1本程度しかありませんでした。この二つの事例からもわかるのは、糖分のコントロールができれば、歯みがきをしなくてもムシ歯になりにくいということです。お子さまのお口にも、糖分が入ってこなければムシ歯リスクは低くなります。3歳から6歳までの間にしっかり糖分コントロールしておくことが大切です。

3歳まではおやつに気をつける小児歯科
お子さまは、お菓子やジュースなど、甘い物が大好きですが、糖分を摂りすぎるとムシ歯を作る原因になります。ムシ歯は糖分と細菌によってできますので、糖分をコントロールすればムシ歯にはなりません。3歳まではなるべくおやつに甘い物を与えないように心がけましょう。

お子さまは身体が小さくて一度にたくさん食べられないので、おやつで栄養分を補います。ムシ歯を作らないために、ジュースは止めてお茶や水にし、甘いお菓子の代わりにおにぎりやサンドイッチ、ほし芋やバナナなどにするといいでしょう。

お子さまが可愛そうと思う方へ
甘い物の味を知らなければ、ケーキやジュースを欲しがることはほとんどありません。食べ物の好き嫌いもなくなり、きちんと食べるようになるので、栄養バランスも偏らなくなります。幼稚園に通い始めると、難しくなる場合もありますが、ご家族がコントロールできる範囲で、ムシ歯のないお子さまに育てましょう。

当院の小児歯科

歯ブラシ指導当院の小児歯科
初めから上手に歯ブラシを使えるお子さまはいません。最初は歯ブラシをお口の中に入れて、歯ブラシの動かし方やコツを教えていきます。ご自宅に戻ってから、ご家族と一緒に練習して、歯みがき上手になりましょう。

フッ素塗布当院の小児歯科
歯医者さんで使用するフッ素は、市販の歯みがき剤に配合しているフッ素に比べると高濃度で、高いムシ歯予防効果が期待できます。高濃度のフッ素を歯に浸透させると、歯質が強くなり、酸に負けない歯になります。

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