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2017年10月14日

それでも親知らずを残されますか  その②

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親知らずを残された場合
残りの人生はあと何年ですか
歯が少ししか出てない状態で歯ぐきに埋まっている場合は、歯ぐきが炎症が起こりやすくなります。まして一番奥の歯で歯ブラシが届きにくいため、虫歯や歯周病になりやすい状態です。
年齢と共に免疫力が低下すると問題が起こりやすくなります。

このように条件が悪い親知らずを虫歯や歯周病にしないように、
毎日毎日しっかりと管理して、問題が起こらない可能性をどの程度だと考えられていますか

他の歯が悪くなったら親知らずを使える。
という考えも聞きます。でも、他の歯を大切にするためには無いほうが有利なのでは?

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2017年10月10日

咬み合せの歴史  その3

少し専門的な解説です。
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咬み合せの理論は総義歯から その②
1805年のGariotの発明から1900年初頭までの約100年間は、顎や歯の形態の分析し定量化することが研究されボンウィル三角(William G.A. Bonwill)、バルクウィル角(Francis H. Balkwill)、スピーの湾曲(Ferdinand Graf Von Spee)といった一定の法則が考えられました。また、クリステンセン現象(Christensen)という下顎が動いたときの上顎の位置関係の特徴が発見され、その動きを再現しようとした機器(咬合器)が開発されました。

顎や歯の形態と下顎の動きを解析しようとした理由は、義歯に並べる歯の位置と上下の歯の咬み合わせの理想を追求するための研究でした。上下の歯が咬み合う位置の研究だけであれば難しくないのですが、下顎を前後左右に動かした時にも、全ての歯が接触することが良い義歯され(フルバランス)ました。この理論が確立した時期は不明ですが当時の文献から1800年代中旬からこの考えが主流になったようです。そのため、咬み合わせの研究がより高度になりましたが、現在でもこの理論は変わっていません。

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2017年9月25日

咬み合せの歴史  その2

少し専門的な解説です。
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咬み合せの理論は総義歯から その①
咬み合わせの理論とは上下の歯がどのように咬み合うのが理想であるかを研究した学問です。
その起源は1805年、パリの歯科医のGariotが執筆した「口腔疾患」という書籍(写真左)の中に上下の顎の模型(歯の無い状態)の位置関係を再現しようとした器具(写真右)が記載されており、これが咬み合わせに関する初めての記載なので咬合理論の始まりだと考えられています。

この器具の目的は総義歯(歯が全く無い時の義歯)を作成する時、上の顎と下の顎の型取りをした後に上顎と下顎の模型の位置関係を再現したものです。口の外で上顎と下顎の位置関係が再現できたことによって、この器具で作成された義歯は、口の中へ装着された時に、上下の義歯がしっかり咬み合うことになります。このようにして咬合理論の研究が始まりました。

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2017年9月15日

インビザライン特別講座 その10 

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Invisalign Select特別プログラムで開催された講習に新大阪まで行ってきました。
講師の増岡先生は東京の日本橋で開業されている矯正専門医です。
今回の講演内容は「モニタリング・フィニッシング・リカバリークリンチェックの着眼点、変更指示」を実際の症例の処方書の提出からイニシャルのクリンチェック、最終のクリンチェックまでの変更指示、着眼点などを具体的に解説して頂きました。

インビザライン矯正において最も大切なのがクリンチェックです。この良し悪しによって治療結果が全く変わってきます。また、治療中のモニタリングは当初の治療計画通りに進んでいるか、問題が起こった時の対処方法、そして治療最終時のチェックポイントなど、全てクリンチェックで行なわれます。

このコンピューターシュミレーションのクリンチェックをいかに使いこなせるか、また、変更点を上手く伝えられるかがポイントです。歯科治療において知識とそれに伴った技術の修練によって治療技術が向上するのですが、インビザラインは知識とクリンチェックをいかに上手く使いこなせるかがポイントなので、いい勉強になりました。

年内のインビザラインの講習はあと3回で全て東京です。

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2017年9月13日

入れ歯でも咬める  その6

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入れ歯の優れている点
入れ歯の優れている点は歴史が古く、長く研究されてきているという点と長期の経過症例が多いことです。そのため、出来ることと出来ないこと、安定するケースと安定しにくいケースが解明されていることです。また、長期の保存が難しい弱い歯でも入れ歯に取り込んだ設計が可能ですし、歯を失った場合に入れ歯を修理すればそのまま使える点も有利です。

インプラントと義歯を比較した場合、インプラントがダメになった場合やインプラント周囲の歯を失ったときの対処方法は、再度インプラントを埋めるか入れ歯にするしかありません。インプラントにする場合は、抜けた部分の骨が安定してから埋めるので、長期の治療期間が必要になります。その間、歯が無いままか入れ歯にするしかありません。
治療後に歯を失った時の対処方法が義歯とインプラントでは異なるのでその点を十分に考慮してから治療方法を選択する必要があります。

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2017年8月30日

歯周病とは  その14

歯周病治療のすすめ方 vol.4
歯周外科 その3
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骨再生
歯周病は歯槽骨(歯を支える骨)を失う病気です。そのため、失った骨を再生することが長年に渡って研究されてきました。確かに条件が整えば骨が再生することもあるのですが、高い確率で骨が再生できるまでには至ってないのが現実です。
現時点で歯周病の再生治療の確率が高いと考えられている条件は、
①骨の形態、歯の条件、術前の歯ぐきの状態などの条件が整っている場合
②術後の長期管理
③再生されなかったときには再度外科手術が必要
このようなことを踏まえて再生手術が行なわれることが大切ですので精密な検査の後にしっかりと相談されることが大切です。

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2017年8月28日

咬み合せの歴史  その1

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咬み合せの理論は難解
咬み合わせに関する書籍は多く出版されていますが、その理論は多種多様です。そのため、私が歯科医として歩み始めた頃から最も難解な点が多い理論だと感じてきました。それは私だけではなく多くの歯科医が感じてきたようで、何年も臨床経験がある歯科医師でさえ難しいと感じていると言われる先生は多いようです。また、顎の一部で起こる顎関節症は顎の痛みや口が開きにくい、顎関節部の音だけでなく、肩こり、頭痛、姿勢や全身のゆがみ、不定愁訴まで関係するという考えもあります。その原因や治療方法には様々な考え方があるようで、中には咬み合せに関係ないという意見もあります。
このように咬み合せに関する理論は全ての歯科医師が納得できる統一の考えが少ないのが現状です。

そこで、咬み合わせの歴史を紐解くことで、その理論を私なりに分析しました。

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2017年8月25日

それでも智歯(親知らず)を残されますか  その①

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智歯とは
智歯は前から8番目の奥歯で通常は18~27歳くらいまでに生えます。
他の歯のように真っ直ぐ生えて上下の歯がしっかりかみ合っている場合は問題ありません。
ところが、現代人は顎の大きさが小さくなって正常に生えてくることがまれです。
そのため、埋まったままの状態から、横向きの状態、半分だけしか出てこない状態が多いため、歯周病やムシ歯になりやすく、痛みや腫れの原因にもなります。また、手前の歯に悪影響を及ぼすことや、全体の咬み合せを乱すこともあります。

このような場合は問題が起こる前に抜くことをおススメしています。

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2017年8月22日

咬み合わせで歯が悪くなる  その10

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咬み合わせで歯を悪くしないためには
理想的な咬み合わせは、しっかり咬めても歯が欠けたり割れたりしない咬み合せの状態です。その結果、歯が長く使えることになるのです。

理想的なかみ合わせとは
・上下の歯が咬み合った時には、できるだけ多くの歯が均等に接触していること
・咬む力が歯の根の方向へ加わること
・顎を前方と左右へ動かしたときに奥歯は咬みあわなくスムーズに動く(一部の歯が引っ掛からない)
・顎の関節から異音や違和感が無い
このような状態を維持することで、歯が長く使えるのです。

ただし、毎日使う歯は徐々に擦り減るので、定期的なチェックと調整が必要です。

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2017年8月19日

顎関節症とは  その3

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顎関節症の治療方法
検査によって顎関節に、どの程度の問題があるのかを診断し状態に応じて処置を行います。
具体的な方法としては、顎関節の円盤、筋肉、靭帯に無理な力が加わらないために、就寝時はバイトプレート(マウスピースのようなもの)を装着することと、日中はできるだけ上下の歯が咬み合わないように意識してもらいます。このことによって、痛んだ顎関節の組織が徐々に治癒して正常な形態に回復します。

顎の関節が治癒するとともに咬み合わせが変化するのでバイトプレートを調整していきます。そして、症状が改善され、顎の組織が安定し、咬み合せが安定する位置を理想的な咬みあわせとします。

治療期間
治るまでの期間は顎関節の組織の問題の程度と個々の治癒能力によってかなり差がありますが、初期の症状が改善されるのに1~3ヶ月程度必要です。その後、組織が安定して症状が改善されるのには3~6ヶ月は必要です。しかし、状態によっては1年以上かかる場合もあります。

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2017年8月 7日

知覚過敏  その1

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知覚過敏とは
虫歯はないのに、冷たいものを口にした時や歯磨きの時「しみる」「痛み」と感じることはありませんか?虫歯がないのにこのような症状があるのなら、知覚過敏の可能性があります。

歯の中心には神経(歯髄)がありのその周りを象牙質で覆われています。その外側の歯の表面は硬いエナメル質で覆われています。このエナメル質が欠けたり、歯ぐきが下がってエナメル質が無い歯の根の部分が露出すると、象牙細管(象牙質にある無数の穴のある管)を通じて外部からの刺激が神経に伝わり「しみる」「痛み」を感じることになります。

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2017年8月 4日

インビザラインとは?  その26

インビザライン独自の補助器具
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チューイーズ
インビザライン矯正で最も大切なことが、歯にアライナー(マウスピース)がピッタリはまっていることです。その時の補助器具としてチューイーズ(白いロール状の物)を使用します。上下のアライナーを装着した後にチューイーズをお口の中に入れて、ガムを咬むように奥歯、前歯とお口全体でアライナーが歯にピッタリ入るようにチューイーズ咬みます。
また、歯の圧下(歯の根の方向へ移動させる)を促進されるためにも使用するときがあります。このようにインビザライン矯正ならではの補助器具があります。

ここ半年ほどの報告でインビザライン矯正の方が従来の矯正治療より歯を圧下させる能力が高いと言われています。インビザラインならではの特徴が徐々に明確になってきました。

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2017年7月28日

インビザライン特別講座 その9 

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Invisalign Select特別プログラムで開催された講習に大阪まで行ってきました。
講師の有本先生は先代が矯正専門医として和歌山で開業され、現在は大阪と芦屋で診療されています。長年に渡って従来の矯正治療をされていた先生ですが、2014年から本格的にインビザライン矯正に変えられ、現在ではインビザラインの指導医です。

今回は矯正治療の歴史と従来の矯正治療方法とインビザライン矯正を比較しながら、それぞれの特徴を分析されていました。その結論としては現在のインビザライン矯正は従来のワイヤー矯正より良い点が多いだけではなく、既にワイヤー矯正を超えている面も多く見られるとのことです。改めてインビザライン矯正を良さに確信が持てました。

ただ講演が延びたため、私の症例発表の予定でしたが延期になりました。残念!!

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2017年7月25日

入れ歯でも咬める  その5

義歯のお手入れ
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入れ歯は取り外してお手入れをしないといけない点がめんどくさいと言われてきました。確かに食事の後、人前で外すことはできませんし、お手入れも大変な面はあります。
しかし、たくさん歯が残っていれば清掃しなくてはいけませんし、食事の後すぐに人前で歯磨きをすることもありませんので、歯の管理と大きな差はないのではないでしょうか?
入れ歯は外して清掃できる点がかえって便利です。目で見ながらゴシゴシこすればいいですし、洗浄液の中に入れて滅菌することもできます。慣れてしまえば問題は無いのです。

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2017年7月15日

顎関節症とは  その2

顎関節症の原因
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顎の関節は下顎の顆頭(凸)部が上顎の窩(凹)と合わさっています。その間に関節円盤(軟骨)が介在し、筋肉を靭帯で上下顎の位置が固定されています。

上下の歯が咬み合った時に、これらの組織(関節円盤、筋肉、靭帯)が正常な位置関係でない場合に、一部の組織に無理な力が加わりの炎症や破壊が起こります。特に、くいしばりや歯軋りをされる場合には、通常以上の力が顎関節に加わり発症することが多く認められます。

違った視点から、食いしばりや歯ぎしりをしても顎関節の組織がそれに耐えられる方は、顎関節に問題は起こりません。しかしながら、歯に無理な力が加わることによって歯周病が進行することや、歯が異常に擦り減ることが起こる場合もあります。

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2017年7月10日

審美歯科とは?  その5

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機能美と審美歯科
理想的な歯の形と位置は、唇、舌、顎の筋肉、咬み合わせが最も理想とする状態になる   ことです。つまり、機能的な理想を追求すれば、審美的にも良い状態に近づきます。審美と機能が良好な状態を保つことが咬みやすく、歯が長持ちする結果になります。

ただし、個々の希望と機能美が反する場合もあります。このような場合も十分に話し合いながら解決策を模索することが大切になります。

繰り返しになりますが、治療で最も大切なことは何処まで希望をかなえるのかを決めることです。そのためには、具体的な審美的希望、治療期間、費用、治療内容、治療に伴う苦痛、歯に対するダメージ、どれくらいの長持ちさせたいのか等、すべてのバランスを考えながら選択することが大切です。

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2017年7月 4日

咬み合わせで歯が悪くなる  その9

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バイトプレート
起きているときであれば、できるだけ咬まないように意識して止めるように努力できますが、睡眠中の食いしばりやはぎしりを止めることはできません。そこで、食いしばりやはぎしりをしても歯や顎の関節に無理な力が加わらないために使うのがマウスピースです。上下の歯の間にマウスピースが介在することで歯が接触することを防げます。夜間に使用するのでナイトガードとも呼ばれます。

個々の歯の形や噛み方に適したマウスピースを作成する必要がありますし、磨り減るものなので定期的な調整が必要です。

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2017年6月30日

インビザライン特別講座 その8

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Invisalign Select特別プログラムの歯科医院への講習会が広島で開催されたので参加してきました。
6月のインビザライン関連の講義はこれで5回目、今年になって13回目です集中的に様々な情報を得られることは知識を整理しやすいと思っています。

講師の村上先生は長崎で開業されているインビザラインの指導医ですが、講義を聞かせてもらうのは初めてで「インビザラインと他矯正装置とのコンビネーション」という内容でした。
インビザライン矯正で最も不利なのが歯の回転です。この点に関して他の先生と同様に他の装置を併用されています。色々な先生から同じ情報を聞くことで、スタンダードな考えであることの確信が得られます。

今回もより実践的に症例に対する質問の機会も与えられていたので、症例発表をさせていただき、問題点やポイントを教えていただきました。

広島へ行く機会は少ないのでお土産は「もみじ饅頭」を買ってしまいました。生もみじという看板を見ながらスタンダードな物を買うのは年だから?

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2017年6月28日

インビザライン特別講座 その7

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ネット中継講座 その5
Invisalign Select特別プログラムの歯科医院に指定されたおかげの特別講義です。
先週末も診療が終わった午後8時から90分間の長丁場のインターネットのライブ講義でした。講師は初回の金沢で開業されているインビザライン指導医でとは違うもうお一人の先生です。
講義内容は「日本人抜歯/非抜歯症例の考察 臼歯遠心移動、G6」でした。

インビザライン矯正の特徴は、抜歯を可能な限りしない矯正治療です。でも、2015年には抜歯矯正が可能になったG6のインビザラインのシステムが開発されました。
相反するようなことですが、インビザライン矯正はIPR(歯と歯の間を削る)と臼歯遠心移動によってできるだけ歯を抜かない矯正治療が可能になりました。但し、全ての症例が歯を抜かない矯正治療が可能なわけではないので、歯を抜く矯正治療を可能にするためにG6が開発されたのです。
講演では抜歯しなかった症例と抜歯した症例を提示されながら、G6が予想以上に良い治療法なので有効であることと、使うときの注意点やポイントを教えていただきました。

インビザライン矯正は独自の理論が必要なのですが、進化があまりに早いので教科書はありません。そのため、常に最新情報を収集する必要があるので、このような講義で様々な先生の症例を解説して頂けるのは貴重な情報なのです。

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2017年6月26日

大阪デンタルリサーチグループ

6月総会in京都
インビザライン矯正
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先週末は年1回の大阪デンタルリサーチグループの総会が京都の南禅寺の近所の料亭旅館で開催されました。

この料亭旅館は京都らしい風情があり、立派なお庭のある純和風のたたずまいですし、宴会場からの中庭の風景は格別です。また、少し早起きして近所の南禅寺までお散歩もなかなかの雰囲気です。しかも、地下には会議や講演会が可能はホールがあるので、少人数であればホテルのように講演会+宴会が開催可能という便利なところなのです。しかもこのお店は京都で開業されている先生の患者さんなので、いろいろと気を使っていただけます。
興味がある方はぜひ、

今回は東京銀座でインビザライン矯正を開業されている先生の講演会で、インビザライン矯正の、技術、経営面からの内容でした。インビザライン矯正は教科書がなく進化が早いので常に情報収集をする必要があるのですが、長年に渡ってインビザライン矯正治療をされており症例数が多い先生の講義は貴重な情報源です。話の内容からするとインビザラインの症例数は国内でトップだと思います。

余談ですがお庭で写っているサギは本物で来るのは珍しいそうです。

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2017年6月21日

インビザライン特別講座 その6

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ネット中継講座 その4
Invisalign Select特別プログラムの歯科医院に指定されたおかげの特別講義です。
今回はアライン社による講義で「効率的なクリンチェック治療計画の進め方」という題目で、伝わりやすい変更指示例、変更手順についての解説です。

インビザライン矯正において最も重要なのがクリンチェック(コンピュータを使った治療計画)です。クリンチェックを見ながら治療後の歯並びの状態、アタッチメント(歯に付ける突起)、歯の動かし方を確認し修正点を記入します。すると、修正点は英訳されて現地へ(アメリカとメキシコ)へ送られます。それを基に現地で修正されたクリンチェックを確認して再び修正する事を繰り返します。
この時、こちらの意図する歯の移動位置と動かし方を文章で伝えることが意外と難しいのです。記入した文章が英訳される事を踏まえて考える必要があることもたいせつになります。

今回はその具体的な方法についての講義でした。
勉強にはなるのですが、お昼休みも勉強となるとちょっと疲れました。

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2017年6月20日

入れ歯でも咬める  その4

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残りの歯に負担がかかる
義歯の場合、残っている歯に負担がかかることは、ある程度はしかたがありません。なぜなら義歯は残っている歯と歯ぐきで支えられているからです。
ただし、少しでも多くの歯が残っていれば、義歯は安定しやすくなるので咬む能力も高くなります。だからこそ、残っている歯がムシ歯や歯周病にならないような管理が大切なのです。

義歯の設計の歴史
歯の負担を分散する入れ歯の設計から、入れ歯と歯を一体化してより強固な状態を設計する方法まで、色々な方法が考えつくされてきました。実際に何十年もの経過から検証もされてきたので、残っている歯をより長く保存できるような設計も十分可能です。

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2017年6月16日

審美歯科とは?  その4

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審美歯科の難しい点 ②
一般的には治療内容と費用に制限があります。そのため、その範囲内でできる限りのご希望をかなえる必要があります。その時に考えなければならないことが優先順位です。
治療費用、治療期間、治療内容、仕上がり、長期安定性など、全ての検討する項目を比較しながら優先順位を考えながら検討することが大切です。

よくある例が理想的な治療を行いけど予算には制限があるという場合はよくあることです。そのような場合には、比較しながらどの部位を優先するかを歯科医師と話し合って細かい点まで決めることが大切です。治療前にその時間を惜しまないことと治療中でも気になる点や希望は何度でも確認することが大切です。

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2017年6月14日

インビザライン特別講座 その5

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ネット中継講座 その3
Invisalign Select特別プログラムの歯科医院に指定されたおかげの特別講義です。
昨晩は5月に引き続き今回も診療が終わった午後8時から60分間のインターネットのライブ講義でした。前回と同じ東京銀座で開業されているインビザライン指導医の先生で「モニタリング/リカバリー/フィニッシング/ ~補助装置による工夫例」でした。ただし、前回とは違う内容かと思って受講したのですが同じ内容の講義でしたが、最後まで受講しました。

インビザライン矯正は最新のデジタル技術を駆使した治療法なのですが、その進化があまりに早いので細かい技術やノウハウは昔の職人のように見て聞いて覚えるしかないというアナログの世界です。書籍がほとんど無いので繰り返し見ることはできませんし、講義を一度聴いただけでは理解しきれない面が多くあります。やはり、2回目だからこそ気がついた点が多く出てきたのでいい勉強になりました。

様々な先生のインビザラインの講義を受講しているのですが、この先生の講義は、実に理解しやすく納得できる内容です。だから個人的なお付き合いもあり、わからないことや疑問点はすぐに聞ける体制を整えています。

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2017年6月12日

歯周病とは  その13

歯周病治療のすすめ方 vol.4
歯周外科 その2
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歯周外科処置の術後
歯周外科処置は外科手術なので術後は痛みや腫れを伴う場合がありますが、一般的には2~7日の腫れを伴う程度で強い痛みは少ないようです。また、歯周外科処置によって歯の根が露出することや、歯の動揺が起こることがあるため、一時的に冷たい物や熱い物にしみることや、少し咬みづらくなる場合もあります。

術後は歯ぐきを保護する包帯の役目のためにパック(パテ状の物)を1週間程度付けます。また、傷口が落ち着くまでの1ヶ月位は歯磨きや歯間ブラシの使い方に工夫が必要ですので、担当の歯科衛生と相談しながら清掃道具の選択や方法を

歯周外科は大変なことが多いのですが、歯周ポケットが少なく健康な歯ぐきになることで歯周病の進行を抑制でき、歯を長く使えるようになるのです。

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2017年6月 6日

インビザラインとは?  その25

歯を抜く矯正の場合でも歯を抜いたところが目立たない
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上の犬歯の隣の歯を抜いていますが、
マウスピースを装着した右の写真では抜いたところがわかりません

インビザライン矯正は可能な限り歯を抜かない矯正治療ですが、治療期間が長すぎる場合や歯の移動量が多すぎる場合は歯を抜く治療計画をおススメする場合もあります。

インビザライン矯正はアライナー(マウスピース)に人口の歯を付けることで、歯を抜いたところを目立たなくすることができます。そのため、アライナーを装着していれば歯が無い状態はわかりません。しかも、歯が移動するにしたがってアライナーの歯が無いところの形も変化させるので常に歯がある状態に見えるのです。
従来の矯正治療では歯並びが整うまで歯が無い状態が目立っていましたので、この点もインビザライン矯正の特徴と考えられます。

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2017年6月 2日

顎関節症とは  その1

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顎関節症とは
顎の関節は食事の時以外にも、お話しするとき、つばを飲み込む時など、常に動かして負荷がかかっています。その他にも、咬み合せの問題や食い縛りや歯軋りなどで顎の関節に過剰な負荷がかる場合もあります。この時に、顎の関節の組織に炎症や変化が起こることや、周囲の筋肉に過剰な負担がかかることで様々な症状となることを顎関節症と呼びます。

症状は、顎がだるい、顎が痛い、口が開けにくい、口が開かない、口を開けるときに顎の関節(耳の前あたり)で音がする、咬みにくい、どこで咬んだらいいのかわからないなどです。
時には頭、首、肩、腰に症状が出る場合もありますが、これらは間接的なことだと認識する必要があります。

最近の研究では膝や腰と同様に年齢と共に顎の関節が変形することで咬み合わせも変化することもあり、そのことが原因で顎関節症が起こると考えられています。

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2017年5月30日

歯周病とは  その12

歯周病治療のすすめ方 vol.4
歯周外科 その1
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歯周病が進行している歯に対して
歯周病で歯槽骨(歯を支える骨)を多く失った歯は、通常の歯石除去とルートプレーニング(歯根面をきれいにすること)では深い歯周ポケットの奥底の歯石を除去することは難しいのです。そのため、長期間安定するような健康な歯ぐきに回復させるために歯周外科処置を行います。

歯周外科手術は歯周ポケットの奥底の歯の根と歯槽骨を見るために歯ぐきを開きます。そして歯の根に付着している歯石を徹底的に除去し歯の根をきれいにします。また、悪くなった歯ぐきの除去や歯周病で溶けていびつな形状になった骨の形を整えます。

歯周外科手術によって、歯周ポケットが浅くなりきれいになった歯と歯ぐきは、通常の歯磨きで歯周病の原因の細菌が付きにくく清掃しやすくなります。その結果、健康な歯ぐきになり歯周病の進行が抑制されるのです。

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2017年5月24日

インビザライン特別講座 その4

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ネット中継講座 その2
Invisalign Select特別プログラムの歯科医院に指定されたおかげの特別講義です。
今月はインビザライン矯正関係の講義が目白押しで4回目です。さすがにちょっと疲れましたが、情報はできるだけ多いほうが良いので頑張っています。

昨晩も診療が終わった午後8時から60分間のインターネットのライブ講義で、講師は東京銀座で開業されているインビザライン指導医の先生です。
講義内容は「モニタリング/リカバリー/フィニッシング/ ~補助装置による工夫例」でした。
前回の講義内容のクリンチェック工夫は治療前のポイントなのですが、今回はインビザライン矯正が始まってからのモニタリング(チェックポイント)が主でした。来院時にどのような点を注意すればよいか、問題が起こった時の見分け方と対処方法などより実践的な講義でした。

また、この春から改良されたG7の新たなポイントと可能性も聞くことができました。
私の歯科医師人生の中でインビザライン矯正ほど早く進歩し続ける治療法はないので、新たな情報を得ることは重要なのです。関連書籍が出版されないのは、出版された時には既に古い情報になるからだと思います。

今回の講師の先生は3年前から個人的にも色々とお世話になっている先生で、2年前には私が所属するODRG(大阪デンタルリサーチグループ)で講演していただきました。

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2017年5月20日

インビザライン特別講座 その3

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ネット中継講座 その1
Invisalign Select特別プログラムの歯科医院に指定されたおかげの特別講義です。
昨晩は診療が終わった午後7時30分から60分間のインターネットのライブ講義で、講師は金沢で開業されているインビザライン指導医の先生です。
講義内容は「ClinCheck治療計画を最適に作成するためのヒント・工夫」でした。
インビザライン矯正においてClinCheck(クリンチェック)はコンピュータ上で行なわれる治療計画のシミュレーションです。患者さんの模型、基礎データと共に治療方針を伝えると、それに従った治療方法がClinCheckとして提示されます。

しかしながら、これはあくまで仮のプランのため、このままOKとなることはありません。その理由は仮のプランのような歯の動き方は可能か?治療期間の短縮はできないか?咬み合わせは良いか?理想的な歯並びになっているかなどを確認して修正します。また、歯の動きを良くするための追加のアタッチメント(歯に取り付ける突起)やアライナー(マウスピース)へ追加の形状や、補助器具を加えて提出します。
数日後に修正されたクリンチェックが届いたら、それを再確認して再び修正して提出します。

このような作業を繰り返して治療計画を作成します。
インビザライン矯正において、クリンチェックの見かたと修正方法が最も大切であり、矯正治療の仕上がりの8割以上がこの作業で決まります。そのため、診断方法と修正の「ヒントと工夫」が重要なのです。

インビザラインをリサーチしてから様々な指導医に教えていただきましたが、それぞれの先生には個性があり独自のノウハウがあるので、できるだけ多く情報収集することが大切なのです。

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2017年5月17日

審美歯科とは?  その3

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審美歯科の難しい点 ①
指標がある場合や歯科医学に従った理想の形にするのであれば、そんなに難しいことではありません。しかし、あなたが思い描いている理想どおりにする場合は難しくなります。なぜなら、あなたがイメージする形や色を言語にして私たちに伝えていただき、その言葉から歯科医師がイメージした形や色をイメージして作成します。このような作業は最初から一致させることは出来ません。そのため、治療を行う前はもちろんですが何度も何度も確認することが必要になります。

イメージに近づける方法は、あなたの歯や仮歯を基準にして伝えることも大切です。特に最終治療の前の仮歯の状態のときに、どこをどのようにしたいのかを具体的に伝えることが大切です。

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2017年5月13日

歯科治療が苦手な方へ その11

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歯医者さんが嫌いな場合の付き合い方とは
お口は取り替えることができません。また、歯をどんどん失って入れ歯になることで快適になることはありません。生涯付き合うのお口であれば良い関係を保つことが心地よく豊かな人生を送れるのではないでしょうか。

どうすれば良いのでしょう?
虫歯や歯周病などお口の病気を防ぐことが、歯科治療を減らします。治療が減れば当然、嫌な思いが少なくなります。このことは、生涯お口の健康を維持することになります。悪くなってから治療するのではなく、健康な状態を管理する方法を考えられることが歯科医院とうまくお付き合いする方法ではないでしょうか。

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2017年5月12日

インビザライン特別講座 その2

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Invisalign Select特別プログラムの歯科医院に指定されたおかげの大阪で開催された講習に参加してきました。講師の土岐先生は三重で開業されているインビザラインの指導医で、昭和歯科大学の槇教授と共にインビザライン矯正の初期の段階より研究されています。そのため、経験豊かなことに加えて苦労されたことも多いようで、失敗しやすい点や注意しなければいけないことを適切に教えていただけました。

また今回はより実践的に症例に対する質問の機会も与えられていたので、私も症例発表をさせていただき、問題点やポイントを教えていただきました。インビザライン矯正は進化が早いために常に新しい情報を得ることが重要です。また、個々の先生ならではの独自のノウハウを聞けるので勉強になります。

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2017年5月10日

咬み合わせで歯が悪くなる  その8

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はぎしり と 食いしばり
はぎしりや食いしばりは歯を長く使ためには大敵です。
なぜなら、上下の歯が強い力で咬み合った状態でギリギリと歯に無理な力が長時間、加わり続くからです。このことによって歯が磨り減るだけではなく、歯がしみる、冠や詰物が外れる、歯が欠ける、歯が折れる、歯周病が悪化することなどによって歯の寿命が短くなるからです。

特に歯周病は、歯槽骨(歯を支える骨)が少ない状態で無理な力が加わるため、歯周病の進行を速めてしまうことで歯を失います。

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2017年5月 8日

入れ歯でも咬める  その3

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義歯の違和感
口の中は、髪の毛1本、小さな砂粒が入っても違和感がある繊細な組織です。ですから当然、入れ歯が口の中に入れば違和感がないわけがありません。しかし、人は意外と慣れるものなのです。
違和感を少しでも少なくするための、設計や材質を工夫することもできます。なぜなら、義歯は歴史が古いのであらゆる研究や工夫をされ続けてきているからです。

私が診させていただいた患者さんの中にも、長年に渡って義歯を入れたことがなかった方がおられます。義歯を初めて入れられたときには、「義歯を入れているだけで気持ち悪い」「全くしゃべれない」「水も飲みこめない」と言われていた方も、少しずつではありますが義歯が使えるようになります。

義歯の気になる部分の形や痛みがあるところの修正しながら、根気よく少しずつ義歯を入れる時間を増やす努力をしていただければ、何か月もかかりますが義歯は使えるようになるのです。
つまり、痛いところは無くしっかり咬める義歯を手に入れることができるのです。

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2017年5月 6日

インビザライン 特別講座 その1

スタッフへの特別講義
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4月から、アライン・テクノロジー・ジャパンのInvisalign Select特別プログラムの歯科医院に指定されたおかげで、選任の2名の担当者でフォローしてもらえることになりました。
今回は、インビザラインの知識を深めるため医院まで講師に来てもらってスタッフ向けの講習会を開催しました。インビザラインは一般の矯正治療とは違う点が多いのでスタッフもしっかり理解しておく必要があるので良い機会でした。

今月はこの他にも大阪での講演会、ネット講習会なので次から次へと目白押しですがインビザラインの進化はビックリするほど早いので最新の情報をいかに早く得られるかが重要になります。

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2017年4月28日

入れ歯でも咬める  その2

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義歯でも咬めるようになります
総義歯の方(歯が全く無い)で「しっかり食べられる」といわれる方が多いことをご存知でしょうか。しっかりとした義歯を作成して、入れ歯での食べ方に慣れることによって、食事を十分に楽しめるくらいまで咬めるようになるのです。

比較をすれば歯やインプラントに比べれば咬めないものもあります。しかしながら、慣れてしまえば普通の食生活において満足できるくらいまで、咬めるようになるのです。
この義歯に慣れるということは、時間をかけて咬めるように義歯を修正することと、食べ方を習得していく必要があります。

つまり、義歯はリハビリテーションと同じで義歯を少しずつ修正することで徐々に咬みるようになるのです。

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2017年4月26日

審美歯科とは?  その2

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治療方法はしっかりと話し合って決めること
歯科技術の進歩によって多くの希望はかなえられます。しかしながら、どんな治療方法にも長所と短所があります。それらを十分に理解したうえで治療方法を決定する必要があります。一度行った治療は元には戻せません。治療前に疑問点がなくなるまで、しっかり話し合って決めることが大切です。

話し合うポイントは、治療期間、治療費用と共に他の治療方法ととこが違うのか、歯をどれだけ削るか、治療に伴う苦痛、治療後の問題点など、疑問に思ったことは何でも治療前に聞くことです。また、治療途中であっても思いついたことは納得するまで聞くことが大切です。

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2017年4月21日

歯科治療が苦手な方へ その10

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歯科医院へ行くのが楽しみな方
歯の治療は楽しみだという方はほとんどおられません。しかし、歯科医院に行くのが楽しみという方がおられます。

ちょっと変わった人でしょうか? いえいえ、そうではありません。治療が完了して健康なお口に回復された方が、健康な状態を維持するために1~6カ月おきにお口全体のチェックとクリーニングを受けに来られている方です。このときは、歯を削ることも、麻酔も、匂いがきつい薬品も使いません。お口の状態のチェックと日ごろの管理では取れない汚れを掃除するので、お口が気持ちよくなるので楽しみにされているようです。

また、定期的な検診によって問題を早期に発見することもできるので、歯を長く使える上、最小限の治療に抑制することが可能です。

歯科医院とこのような関係にもなれるのです。
 

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2017年4月14日

インビザラインとは?  その24

クリンチェックプロの進化②
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ちょっと、やりすぎ?
昨年からクリンチェックプロ(インビザライン矯正の診断に使うコンピューターソフト)がバージョンアップされました。使っている時に、何となく歯や歯ぐきが以前よりリアルになったとは感じていましたが、その理由がやっとわかりました。

何と光の反射までを表現しているのです。

上の左右を比較していただくとわかると思うのですが上の前歯の面と下の前の歯ぐきの光り方の違いがわかると思います。これは3Dで自由の動かせるのですが、動かすとともに歯の反射面が変化していきます。つまり一定方向から光が当たったことを前提に歯の面の角度によって、外部からの光を反射させている状態を表現しているのでリアルの見えるのです。

これに気が付いたときに、
思わず「何でやねん!!」と独り言。
どこまで進化するのやら、

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2017年4月 8日

歯周病とは  その11

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歯石除去とルートプレーニング
歯周病菌が唾液の中のミネラルと結合して、硬くなったものを歯石といいます。この歯石が歯に付着していることで歯周病菌が付きやすくなりますし、石のように硬いので歯磨きだけでは取り除くことができません。

そこで、お口全体の徹底的な歯石除去と、歯の粗造面(ザラザラ)をきれいにしていくことで、細菌を付着しにくい状態にします。特に歯ぐきの中の歯の根の部分に付着した歯石は、歯科衛生がキュレットという器具を使い、歯ぐきと歯の根を傷つけないように、歯石除去と歯根面をきれいにすることをルートプレーニングといいます。

初期の歯周病であれば、この治療だけで歯ぐきの炎症は少なくなり、歯周ポケットも少なくなり健康な歯ぐきに戻ります。その後は、この状態を維持するために、日々のお口の管理と定期的な検診を続ければ維持できます。

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2017年4月 4日

咬み合わせで歯が悪くなる  その7

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歯の根が割れる
歯の根が割れる
靴、机、椅子、ペン、服、車、自転車などなど、どんな物でも無理な力が加われば壊れてしまいます。歯も同じで無理な力が加われば壊れてしまいます。特に歯髄(歯の神経)を失った歯は割れやすいのです。その理由として歯髄を失った歯は中心部にある歯髄とその周囲の歯質を除去するため歯が薄くなります。また、歯髄を失うと歯の栄養が絶たれるので歯の強度が低くなります。そのため、歯に無理な力が加わると歯の根にひびが入ったり割れたりします。
その結果、歯を失うことになります。

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2017年3月29日

保険外診療の価値とは?  その15

審美歯科vol.6
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新たな材料のジルコニア③
硬いジルコニアが使えるようになった理由は2つです。
ひとつは立体画像取り込み技術の進歩です。ジルコニアは金属のような鋳造(金属を溶かして液体にして型に流し込んで冷やして固める製法)ではなくジルコニアのブロックから削り出します。そのため、歯型を正確にコンピューターに取り込む必要があります。

次に取り込んだ画像を正確に削りだす必要があります。従来であればこの2点の精度が高くなかったために使うことができませんでした。もう一点大切なことがあります。それはこれらの機器の値段が個々の技工所で購入できて採算が取れる価格まで下がったことも大きな要因です。

また、以前は殆どが手作業の積み重ねだった技工士さんもコンピューターの画面とにらめっこする仕事が増えてきたのでこの点も大きな変革です。

インビザライン矯正と同じようにコンピューターと立体画像取り込み技術の向上が歯科界を大きく変えようとしています。


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2017年3月25日

入れ歯でも咬める  その1

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入れ歯も捨てたものではない
インプラント治療が良く使われるようになってから、入れ歯は噛めない、違和感がある、残りの歯に負担がかかる、お手入れが大変など、インプラントと比較して悪いイメージで説明されることが多くなったようです。しかしながら、昔から最もスタンダードな治療方法として長年にわたって研究されてきたことからも、捨てたものではないのです。

ただし、入れ歯でも咬めるようになるためにはリハビリテーションという考え方が必要です。
つまり新しい義歯を作ったからといってすぐに咬めるようにはなりません。
咬むための筋肉、口の周りの筋肉、咬み方などを鍛えることが必要ですし、その筋肉や咬み方に適した義歯の形態に修正することが必要なのです。

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2017年3月16日

審美歯科とは?  その1

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歯が白く輝いた状態でありたい、笑顔が素敵でありたい、大きな口を開けて笑いたい、口元を気にせずおしゃべりしたい等、口元が美しくありたいという気持ちは誰もが持っている願望だと思います。それをかなえるのが審美歯科です。

そのためには、あなたが希望する審美治療はどのような治療方法を選択して、どの位の時間と費用を使えばよいか、このよう点を治療前に、歯科医師と具体的に話し合うことが大切です。この時、何年後はどのようになるかを考えることも大切です。

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2017年3月14日

歯科治療が苦手な方へ その9

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<音が苦手な方>

歯科治療のときに「キーン」という独特の音が嫌な方も多いようです。
この音は高速で歯を削る道具で硬い歯を少ない振動で、しかも歯髄組織(歯の神経)に悪い影響を及ぼさないように削るために超高速回転をしています。そのためにあのような音がでるのです。歯を削る器械としては最も優れた道具であることをご理解ください。しかし、どうしても苦手だという方には音の少ないモーターを用いることも可能な場合もあります。

<匂いが苦手な方>

歯科治療では器械や治療道具を消毒する薬品、歯の中を消毒する薬品、歯の痛みを和らげる薬品などを使います。匂を少なくするために、密閉容器の使用や取り出す薬品の量を減らせますが、無くすることは出来ません。少し我慢していただくしかありませんが、気になる匂いがある場合はお伝えください。

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2017年3月10日

インビザラインとは?  その23

クリンチェックプロの進化 ①
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インビザライン矯正は個々の歯をコンピューターに取り込み、シミュレーションすることで治療計画を検討します。そのための専用ソフトがクリンチェックなのです。
この専用ソフトは毎年のようにバージョンアップされます。毎回、機能アップされているのは良いことなのですが、使い方がわからなくなる位の大きな変化なので、その都度サービスセンターに電話しなければなりません。慣れたころにまたもやバージョンアップされるのできりがありません。それに加えて新たな機能が追加されるため、機能がありすぎることで選択肢が増えすぎるため、どれを選択すればよいのか難しくなります。

インビザライン指導医の先生が「あまりの進化の速さについていくのが精一杯」と言われていましたが、その通りです。

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2017年3月 4日

咬み合わせで歯が悪くなる  その6

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歯周病がより悪化する

歯周病は歯槽骨(歯を支える骨)を失う病気です。
歯を支える骨が少なくなった歯は咬む力に耐える能力も少なくなります。そのため、歯周病によって歯槽骨が失われた歯に強い咬む力が加わると、歯槽骨はその力に耐えられなくなり吸収します。この結果、歯周病がより進行してしまいます。

このように、歯周病によって咬む力に耐える能力が低くなっているので、咬みあわせによって歯周病をより悪化させてしまい、歯を失うことになるのです。そのため、歯周病の歯に対して咬み合せの管理と調整は歯を長持ちさせるためには必須なのです。

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2017年3月 3日

咬み合わせで歯が悪くなる  その5

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歯と歯ぐきの境が欠ける
歯の根が削れてきていますので「歯磨きの力を弱くしてください。」「横磨きは止めてください」と言われたことはありませんか?

なぜ、歯ブラシの毛先が当たりやすい歯の凸のところより凹の所が削れてしまうのでしょうか?
実はこれらの多くは歯磨きで削れたのではなく、咬み合わせが原因で欠けるのです。
歯は硬いエナメル質で覆われていますが、歯と歯ぐきの境目のエナメル質は薄いため、歯ぎしりや食いしばりなどの通常以上の力が歯に加わると、薄いエナメル質の部分が欠けてしまうことがあります。その結果、ムシ歯でエナメル質に穴が開いたのと同様の状態になるので歯がしみる原因になります。また、「咬みあわせで歯が悪くなる」その2で解説したように、外傷による歯髄の炎症によってもしみがおこります。

また、歯と歯ぐきの境目が欠けることが進行すると歯が折れることもあります。折れた部分が歯の根まで達していれば、その歯を保存することは難しくなり、咬み合わせで歯を失うことになるのです。

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2017年2月25日

歯科治療が苦手な方へ その8

治療後の痛みVol.2 の2
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根管(歯の中心部にある神経の管)治療をした後の痛み
根管の問題は細菌が原因で起こる場合がほとんどです。歯髄(歯の神経)の治療後に内部の細菌が繁殖して内圧が上がって痛みが出る場合や根の先に膿の袋ができる場合があります。このようなときの治療方法は根管内部を消毒薬と機械的に清掃して細菌を少なくしてきれいにします。

ただし、膿が溜まっている場合や根の先まで炎症が広がっている場合は、痛みや炎症が治まるまで時間がかかります。早い場合で1週間、長い場合だと1~2か月、中には半年以上かかる場合や治らない場合もあります。治療中の歯は内部が空洞になっているため、歯割れやすい状態ですので治療中はできるだけ咬まないように注意してください

治療方法は根管内部の細菌を減らすために薬剤や機械的な清掃を繰り返します。根管内部がきれいになることで、生態は自らの力で治します。例えば、怪我をしたときには傷口を清潔にすることと外部からの刺激を少なくすることで、自らを再生することで治します。歯も同様なのです。
根管治療で治りにくのは、長年に渡って慢性的に悪かった場合や、歯の根が割れている場合が考えられます。
やはり歯の神経はできるだけ保存したほうがよいのです。

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2017年2月24日

歯科治療が苦手な方へ その7

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歯髄(歯の神経)に関しする基礎知識
歯の中心部には歯髄(歯の神経)と呼ばれる組織があります。歯髄は血管やリンパ管神経線維などからできており、歯の根の先から歯に栄養を送る大切な役目もしています。そのため可能な限り保存した方が良い組織です。なぜならば、歯髄を失った歯は強度と免疫力が低下するため、歯を長持ちさせるための条件が悪くなるからです。
木に例えると、生きている木はしなやかで強風に耐えるのですが、死んだ木はもろく小さな力でも折れてしまいます。歯も同様で歯髄を失った歯は割れやすいのです。

大きなムシ歯や強い痛みの場合には残念ながら歯の神経をとることがありますが、歯にとっては大きな損失です。ですから、ムシ歯はできるだけ早期に発見することが大切なのです。


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2017年2月17日

インビザライン・ステップアップセミナー

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昨日は大阪で開催されたインビザライン「知識を深め、臨床に応用」というセミナーで、京都で開業されている矯正専門医の講義でした。インビザライン矯正の難しい点は従来の矯正治療とは異なる診断と治療計画で、歯の動かし方のポイントの違いを理解することが最も大切なのです。

この先生は初期のインビザライン矯正から長年に渡って関わってこられたので、臨床におけるポイントと共に、どのような進化があったのかも解説していただきました。実はこの進化がインビザライン矯正のもう一つの難しい点で、短期間で何度も更新されていることです。つまり、昨年と今年では講演内容違っている点があります。現時点で年3~5回の講演を受講しているのですが、全てを理解することはできないので様々な手段で情報収集が必要です。

講義の中でのインビザライン矯正の特徴は
 ①従来の矯正治療より抜歯ケースが少なくなった。
 ②治療中のムシ歯、歯周病のリスクが少ない
 ③矯正治療中の装置のトラブルが少ない
現在で歯を動かす点に関して、従来の矯正治療とほぼ変わらないだけではなく、インビザラインの方が優れている点も多いのです。

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2017年2月 8日

歯周病とは  その10

歯周病治療のすすめ方 vol.2
歯周病菌を減らす④
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歯周ポケット内の光殺菌
欧米を中心に、数年前から歯周病菌を減らすための方法として光殺菌治療が急速に普及しています。歯周ポケットに細菌の細胞壁や細胞膜に浸透する光感受性ジェルを浸透させて光で殺菌する画期的な治療法です。この治療方法は、ジェルを歯周ポケットに注入し、LED照射を行う治療のため痛みを伴いませんし、副作用もありません。そのため、抗生物質を使わないので体に優しい安全な治療法として繰り返し治療に利用できるので注目されています。この治療方法も効果があるのですが、他の歯周病菌を減らす方法と同様に歯周病治療の補助のひとつです。

つまり、歯ぐきの炎症がコントロールされている場合に使用することが殆どです。そのため、一部に深い歯周ポケットをできるだけ悪化させないために定期検診を行なう場合には有効です。つまり、薬剤を使用しないのと痛みを伴わないので、長期管理には優れています。

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2017年2月 7日

歯周病とは  その9

歯周病治療のすすめ方 vol.2
歯周病菌を減らす③
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歯周ポケット内への抗生剤塗布
歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目の溝)内の歯周病菌を減らす方法として、歯周ポケット内部にペースト状2%塩酸ミノサイクリンという抗性剤を、シリンジを使って直接注入して除菌する方法です。この抗生剤はで歯周ポケット内に注入され歯周ポケット内部でゆっくりと溶け出すように加工がされていますので、長時間効果が発揮します。

この治療方法は深い歯周ポケットと歯ぐきの炎症が強い場合には有効ですが、抗生剤を使う点から長期的に使用することはできません。基本的には初期の炎症を抑えるために使われることが多いです。

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2017年2月 4日

保険外診療の価値  その14

審美歯科vol.5
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新たな材料のジルコニア②
そもそも歯は中心部に歯髄、それを象牙質が覆いその上をエナメル質が覆っています。そのため、歯の色は歯髄の赤系、象牙質の黄色系、エナメル質の半透明の積み重なった状態の歯に、外部からの光が乱反射して深みのある複雑な歯の色として見えるのです。
金属焼付けポーセレンでは、金属色を完全に遮断するため、色の奥深さや透明感を再現することが難しかったのです。ジルコニアは光の透過性と材質の色にあります。また強度と共に精度が向上してきたので金属以上に有利な点が増えました。あえて問題点をあげるとすれば歯科材料としては硬すぎる点です。

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2017年1月30日

インビザラインとは?  その22

インビザラインの特徴
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上の奥歯を奥に動かすこと
ちょっと専門的になりますが、従来の矯正治療では上の歯を奥側に動かすことは、難しい治療でした。ヘッドギアといわれる帽子のようなものをかぶり奥歯から太い針金を出して帽子に引っ掛けることで奥歯を奥側に動かしていました。2000年代になるとインプラントアンカーといわれる歯ぐきにボルトを打ち込んで、それに引っ掛けることによって奥歯を奥に動かしていました。つまり、歯以外のところに支点がなければ、奥歯を奥側に動かすことは難しいことなのです。

ところがインビザライン矯正はそのような装置を使うことなく動かすことが可能なのです。矯正治療にとって従来の矯正治療より簡単にこのことが可能になることで、治療計画が大きく変わるのです。つまり、この点がインビザライン矯正の特徴だと考えられます。

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2017年1月28日

咬み合わせで歯が悪くなる  その4

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歯には問題が無いのに痛い

歯が痛くて歯科医院に行ったのに、「むし歯も歯周病なくて問題ありません」と言われたことはありませんか?「でも、痛みがあるのはなぜ?」また、先週は痛かったのに今週は痛みがなくなって、調べてもらったけど「むし歯はない」と言われたけど、先週の痛みは何だったの?

これらの多くは咬み合わせが原因で痛みが起こった可能性があります。
では、なぜ痛むのでしょうか???

上下の歯は、毎日かみあっています。通常の力で歯や歯の周囲の組織が耐えられる力の範囲であれば問題は起こらないのですが、通常以上の力が加わってしまった時には「痛み」が起こります。歯軋りや食いしばり、咬み方や食べたもの、咬み癖などのよって起こります。
例えば、打撲と同じように考えていただければよいです。痛みを感じだした数日前から、歯に無理な力が加わったから痛みを感じているのです。また、歯に無理な力が加わらなくなったので痛みが消えたのです。

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2017年1月27日

咬み合わせで歯が悪くなる  その3

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ムシ歯でもないのに歯がしみる
冷たいものや甘いものがしみるようになって歯科医院に行ったのに「むし歯ではなく知覚過敏ですね」と言われたことはありませんか?実はこれも咬み合わせの原因が多いのです。
歯の中心部には一般に神経と言われる歯髄があり血管、リンパ管、神経線維などがあります。歯に無理な力が加わるとこの歯髄が炎症を起こしてしみるようになるのです。
例えば、打撲で強く打ったところは炎症が起こります。その部分は過敏になり少し触っただけでも痛みを感じてしまいます。歯髄も同様で炎症が起こると通常より過敏な反応が起こります。

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2017年1月24日

保険外診療の価値  その13

審美歯科vol.4
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ジルコニアのブロックから削りだされた状態です

新たな材料のジルコニア①
金属焼付けポーセレンの金属部分を他の材料に換えるための研究は、長年に渡って行われてきました。その条件は歯にぴったりと適合することと陶材と接着することです。その上、薄くて強度的にも問題なく歯と同じ色もしくは白い色の材料であることです。当初は硬い陶材が開発されていましたが、強度に限界があるため、ブリッジなどの多くの歯を一体に修復する材料としては適応しませんでした。そこに近年登場したのがジルコニアです。

ジルコニアは 、ジルコニウムの酸化物で、耐熱性セラミックス材料として利用されている。また、透明でダイヤモンドに近い高い屈折率を有することから模造ダイヤとして用いられています。このジルコニアを加工する技術が進歩したため金属焼付けポーセレンの金属部分に使うことが可能になりました。ジルコニアは白色で光の透過性があるため見た目が大変美しく自然な歯が作成できます。また、生体親和性も良く硬くて軽い点も金属より優れています。

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2017年1月23日

保険外診療の価値  その12

審美歯科vol.3
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奥が金属の状態で、手前が金属にオペークを盛り付けた状態です

金属焼付けポーセレン(オペーク)
約50年前に金属焼付けポーセレンが開発されてから、できるだけ美しく自然な歯を作成するための陶材と技術は進化し続けてきました。また、金属部分を他の材料で置き換えることも研究されてきました。その理由の一つが金属焼付けポーセレンの問題点は金属がベースになるため、金属色を隠すための膜(オペーク材)が必要であり、その上に盛られる陶材で色を再現しようとすると、より透明感がある歯にすることが難しかったからです。そのため、この金属部分を新たな材料に置き換える方法が出ては消えを繰り返してきました。やはり、操作性と精度で金属を鋳造するより優れた方法が無かったため、長年に渡って金属焼付けポーセレンの基本的な方法から大きく変わることはありませんでした。
また、ブリッジ(一部の歯を失った場合に前後の歯を台にして連続して冠にする方法を橋に見立てこのような名前にしています)にする場合には強度と精度から金属以外の選択肢は無かったのです。

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2017年1月21日

歯周病とは  その8

歯周病治療のすすめ方 vol.2
歯周病菌を減らす②
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洗口液(マウスウオッシュ)
歯周病の原因の歯垢(細菌の塊)を機械的に除去する(こすって落とす)方法が、歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスで、基本的にはこの方法が大切です。その他にも、薬剤を使って細菌を増殖させない方法もあります。ただし、薬剤はあくまで補助と考えていただくことが大切です。

現時点で歯周病菌に最も効果がある薬剤がグルコン酸クロルヘキシジン(CHX)です。欧米では40年以上も使用された実績があり、有効な濃度での長期使用による問題は報告されていません。国内では1990年代から徐々に普及しており、商品数も徐々に増えてきました。

歯周病学会の指針では歯周病に有効なグルコン酸クロルヘキシジンの濃度は0.025%とされていますので、有効な濃度で使用できる商品を選択させることが大切です。

余談です
アメリカでリステリン(うがい薬)が販売された時にムシ歯と歯周病が増えたそうです。つまり、歯磨きの代わりにリステリンをしたことが原因だといわれています。食器を洗う時も同様ですが洗剤に漬けておくだけでは汚れは除去できません。特に凸凹しているところは機械的にこすらないと綺麗にならないのは歯も同じです。

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2017年1月20日

歯周病とは  その7

歯周病治療のすすめ方 vol.2
歯周病菌を減らす①
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プラーク・コントロール・プログラム
歯周病の原因は歯垢(細菌の塊)です。細菌の出す毒素によって歯ぐきが炎症を起こし、歯槽骨(歯を支える骨)が溶けることで歯周病が進行します。つまり、お口の中の細菌を減らすことが最も大切な点です。完全に細菌を無くす必要は無いのですが、歯周病が進行しない程度の細菌数に減らす必要があります。

その目標としては歯周ポケット4mm以下で出血率(出血していところ/検査したところ)が10%です。それを達成するために、歯磨きや、歯間ブラシ、フロスを上手に使ってお口の中の細菌を減らすための技術を身につけていただくことが大切です。

その方法を担当の歯科衛生士と共に模索するのがプラークコントロールなのです。使いやすい道具、やりやすくて効率の良い方法を相談しながら探すことで、長続きする習慣となるからです。歯周病を予防して歯を長く使うためには生涯に渡ってその習慣を維持し続けることが大切なのです。

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2017年1月13日

歯科治療が苦手な方へ その6

治療後の痛みVol.2 の1
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歯髄(歯の神経)の治療をした後の痛み
虫歯が進行して歯髄まで達した場合には歯髄組織を取り除く処置が必要になります。治療内容は麻酔をして歯髄を取り除き、内部を消毒薬と機械的に清掃して細菌を少なくしてきれいにします。この時に使用する消毒薬は刺激を伴います。また、歯髄の炎症が強い場合は根の先まで炎症が広がっている場合があります。そのため、治療後に違和感や痛みや腫れを伴う場合があります。一般的には2,3日で治まる場合がほとんどですので処方された薬を飲んで様子を診てください。もし痛みが続く場合やいつまでたっても痛みが治まらない場合は、消毒薬や処方薬を変更しますので歯科医院へご連絡ください。

歯の神経を治療した歯は内部が空洞になっているため、歯割れやすい状態ですので治療中はできるだけ咬まないように注意してください

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2017年1月12日

歯科治療が苦手な方へ その5

治療後の痛み Vol.1の2
第2象牙質2_edited-1.jpg(クインテッセンス出版 家庭の歯学より引用)
歯の再生(第2象牙質)
ムシ歯の治療をした後に一時的に痛みやしみが起こるのは、歯の神経近くまで治療したことによる刺激や詰め物や冠が金属の場合は熱を伝えやすくなるためです。このような場合、歯の内部では歯の再生が起こっています。歯の神経(歯髄)はその刺激を防ごうとして第2象牙質を自らつくることで外部からの刺激を防ぐと共に、歯の内部を補強するのです。そのことで、治療後に起こっていた痛みが治まるのです。ただし、自ら歯をつくるのには時間がかかります。痛みがひどくなるのでなければ歯が頑張っていると想像しながら待ってください。


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2016年12月29日

歯周病とは  その6

歯周病治療のすすめ方 vol.1
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精密検査
前記のように歯周病の治療の前には治療方法を正確に診断するために、現在のお口の状態を徹底的に調べることが大切です。特に歯周病は歯ぐきの中で起こっている病気なので、外からではなかなか発見することができないため、正確な診断のためには精密な検査が必要なのです。現在の歯の状態をしっかり調べることで、どのような問題があるか、また歯周病が進行した原因を見極めることで治療方法や治療後の再発を抑制する方法を見つけることができるのです。

検査報告と治療計画の立案
精密検査の後にお口の現状を自ら正確に知ることが大切なことです。その上で、今後のお口がどのような状態でありたいかという希望を踏まえて治療計画を考えることが大切です。なぜならば、歯周病を徹底的に治療して、可能か限り長く歯を残すためには、多くの時間と費用、日々の管理、治療に伴う苦痛など、さまざまな課題を乗り越える必要があるからです。それらの内容を理解された上で、治療期間、治療に伴う痛みや問題点、治療費用、治療に対する希望や不安に感じている点を聞かれて十分に検討されてから治療計画を決められることが大切です。

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2016年12月28日

歯周病とは  その5

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歯周病は治るのですか?
最新の治療方法で骨の再生は可能ですが、どのような歯に対しても確実に行える治療方法ではありません。私の治療例としても骨が再生する場合もありますが、確実に全てに再生を期待することはできません。あくまで、結果として骨が再生したと考える方が安全だと考えています。
そのため、現在の歯周病の治療は現状より悪くしにくくする、もしくは進行を遅らせることが目標です。

歯周病の治療の進め方
歯周病の治療で大切なことは精密な検査と正確な診断を行うことです。その上で、個々の希望に沿った治療計画を立案して実行していくことになります。治療完了後は、その状態を維持していくための管理計画を立案し定期健診を行います。また、歯周病は咬み合わせ、糖尿病などの病気、喫煙、ストレスによる免疫の低下などと深く関わっているので、全身の健康維持も大切です。

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2016年12月27日

咬み合わせで歯が悪くなる  その2

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冠や詰物が外れる
治療した冠や詰物が外れるのはどうしてでしょうか?
新たな虫歯、材質の劣化もあるのですが、咬み合わせの問題によって外れる場合がよくあります。なぜなら、冠や詰物がゆすられるような無理な力が加わると、接着してあるセメントが失われ冠や詰物が外れます。また、セメントが失われ隙間ができてしまと、そこから虫歯になります。また、冠や詰物に無理な力が加わると磨り減って穴が開くことや変形してしまいます。単に冠や詰物が外れただけならば元に戻せばよいのですが、歯が欠けたり、歯が割れてしまうと保存不能の状態になることもあります。

物は力によって壊れることと同様に歯も力によって壊れるのです。

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2016年12月26日

咬み合わせで歯が悪くなる  その1

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歯の痛みや歯を失う原因の多くはむし歯と歯周病なのです。ところが、咬み合わせが原因で痛みや歯を失うこともあることは、あまり知られていないことですが、意外と多いのです。

咬み合わせで歯がしみたり痛くなる
上下の歯は食事のとき、つばを飲み込む時、力を入れる時、集中する時なども咬み合っています。また、食いしばりや歯軋りをする方は寝ている時にも咬み合っています。つまり、食事のとき意外に咬み合っていることが意外と多いのです。しかも、かなり強い力で長時間、咬み合っている場合が少なくないのです。

この時、全ての歯が均等に咬み合っていればよいのですが、一部の歯だけに強い力が加わってしまうと、その歯には無理な負担がかかり、症状として歯がしみたり痛みが起こることがあるのです。いわゆる打撲による痛みと同じようなことなのです。これがひどくなると歯を失う原因にもなるのです。


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2016年12月14日

インビザラインとは?  その21

矯正学と補綴学の咬合理論
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少し専門的になりますが、矯正学と咬合理論です。
歯科医学の中に矯正学と補綴学(歯の詰め物や冠をかぶせる治療、義歯やインプラントの治療)があります。矯正学の歴史は以前のブログで書かせていただきましたが、アングルの分類とセファロ分析と歯の正中(上下の前歯の真ん中)を合わせることが基本して、理想的な歯並びを研究されてきました。

一方、同じ歯科医学の中に補綴学(歯の詰め物や冠をかぶせる治療、義歯やインプラントの治療)があり咬み合わせの歴史は1805年に考えられた総義歯の咬み合わせの装置から始まり、顎関節の位置と上下の歯が咬みあう位置、上下の歯が咬み合う時の接触関係(歯の凸凹のどこが咬み合うか)、下顎を動かした時の上下の歯の接触関係の3つのポイントが研究されてきました。

共に、歯科医学という狭い社会の中で、しかも科学という論理的だと考えてよい世界ではありますが、矯正学と補綴学の咬み合わせの理論は当初から共通点がほとんどないのです。

ところが、インビザライン矯正においては矯正学と補綴学の咬合理論の壁(共通の咬合理論)を超えた共通の咬合理論が応用できる可能性があるのです。だからこそ私がインビザライン矯正に興味を持ち研究を続けているのです。

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2016年12月12日

インビザラインとは?  その20

第2回日本アライナー医療研究会
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半年前にも参加しましたが、国内唯一のインビザラインの矯正治療を研究する日本アライナー医療研究会に参加してきました。昭和大学矯正科の槇教授を中心に、全国各地から約100名のインビザライン矯正に取り組まれている先生方が集まって開催されています。演者は様々な観点から症例報告をされるのですが、基本的には悩んだり、思うように治療できなかった症例を中心に報告する形式をとっています。この点は他には無いことです。誰も公の場では、こんなことができますといった成功症例を話す会しかありません。なぜなら自分の悩みや失敗を人前で話すのは勇気が必要だからです。しかし、このようなことを聞けることは実に勉強になります。しかも、聞くだけではなく参加者にも意見を求められます。つまり、臨床現場の問題点をみんなで共有して、今後に生かすことを積極的に取り組もうとしている会なのです。

しかも、演者は講演料なしのボランティアですし、昭和大学歯学部の矯正科に所属する若い先生たちが休日返上で手伝ってくれていることにも感謝です。その結果、恐ろしく濃い内容であるにもかかわらずお弁当とお茶を支給されて会費は2000円だけです。インビザライン矯正は新しい治療方法なので、それを積極的に解明しようと頑張っている研究会なのです。

次回は半年後なのですが新たな知識を得られることを楽しみながら東京を後にしました。

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2016年12月 6日

歯周病とは  その4

歯周病を発見するには
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精密な検査を行いその検査結果を総合的に診断することで現状を知ることができます。歯周病はお口全体が同じように進行しているわけではなく、お口の中の一部で進行する場合がほとんどですし、歯の周囲の一部だけ進行する場合もあります。また、歯ぐきの中で起こっている病気なので、お口全体を総合的に検査する必要があります。

・ポケット診査
歯周ポケットの深さを測るために、プローブというメモリが付いた細い棒状の器具を使います。健康な歯周ポケットは1~3mmですので、4mm以上は注意が必要です。1本の歯に対して6箇所ずつ(28本の歯では162箇所)計測することが理想です。

・出血、排膿
歯周ポケット診査して出血や排膿した部分を記録します。歯周ポケットが3mm以下でも出血部位は注意が必要です。ただし、歯ぐきからの出血をゼロにする必要はありませんが、歯周病の進行を抑制するための目標としては出血率(出血点数/計測数)が10%が理想と考えられます。

・レントゲン診査
レントゲン撮影を行うことによって歯槽骨(歯を支える骨)の状態を知ることができます。レントゲン写真は2次元ですがポケット診査と組み合わせることにより3次元的な診断を行うことができます。最近ではCT検査も行われるようになり、進行した歯周病の場合には有効に活用できる場合もあります。

・咬み合わせの診査
歯周病は咬み合わせや歯並びが悪いことによって、悪化する場合があります。歯に無理な力が加わりやすいところは歯周病が進行しやすくなります。

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2016年12月 5日

歯周病とは  その3

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歯周病はどんな症状があるのですか?
初期の歯周病の症状は歯ぐきからの出血くらいしかなく、ほとんど症状がない病気です。中期から後期の歯周病まで進行すると、歯ぐきの後退・口臭・歯がしみる・歯がぐらぐらする・咬みにくい・歯並びが悪くなるなど様々な症状が出てきます。また、歯周病の進行は急性の場合を除いて10~40年かけて慢性的に進行するため日々の変化は少なく、気付いたときには手遅れの場合もあります。
また、喫煙によってお口の中の血管が収縮することで出血しにくくなるので、より歯周病の発見が難しくなります。

このように、歯周病は歯ぐきの中で起こる病気なので定期的な検査が必要なことを認識しておくことが大切なのです。

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2016年11月19日

歯周病とは  その2

なぜ、歯槽骨(歯を支えている骨)が解けるのでしょうか?
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☆まずは歯肉炎から
健康な歯には歯と歯ぐきの境に「歯周ポケット」といわれる1~3mmほどの溝があります。この溝の中で歯周病菌(※1)が増殖すると、歯周病菌が出す毒素によって歯ぐきが炎症(※2)を起こします。炎症によって歯ぐきが腫れるとの相対的に「歯周ポケット」は深くなり4mm以上になります。

深くなった「歯周ポケット」は歯周病菌がより多く住める環境になります。また、歯ぐきの炎症は痛みや出血しやすくなり、深い歯周ポケットは歯磨きで細菌を取り除くのが難しくなるため、歯周病菌はますます増え続けるという悪循環を繰り返します。その結果、歯ぐきの炎症が慢性化します。

☆そして歯周病へ
歯ぐきの炎症が慢性化し長期間続くと破骨細胞(自ら歯槽骨を溶かす)が現れます。破骨細胞は歯槽骨(歯を支えている骨)を溶かします。歯槽骨が溶けると歯周ポケットはもっと深くなり歯周病が進行します。その他にも、ストレス・疲れ・体調不良・加齢によっても免疫力が低下すため、細菌を抑制する力が弱くなることでも歯周病が悪化します。

※1 歯周病はGingibalis、 Actinomyces、 Intermediaなどの歯周病菌によって起こります
※2 炎症は外敵から体を守るための防衛反応です。血液を集めて防衛するため歯ぐきが赤く腫れます。

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2016年11月18日

歯周病とは  その1

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歯周病、歯槽膿漏と呼ばれているお口の病気は、歯槽骨(歯を支えている顎の骨)が溶けて歯がグラグラして歯を失う病気です。歯を失う原因としてムシ歯より多いという統計もあり、ムシ歯と歯周病がお口の中の2大疾患と考えららえています。

歯は歯ぐきから出ている歯冠部と、歯ぐきの中で歯冠の約2倍の長さがにある歯根部があり、この歯根部が顎の骨(歯槽骨)に埋まっています。この顎の骨が歯周病によって溶けて無くなることで歯の支えがなくなり、最後には歯が「ぐらぐら」動き抜けてしまいます。

しかしながら、初期の歯周病は症状が無く外から見たのではわからないことがほとんどです。一般的に良く知られている症状として歯ぐきからの出血や、歯が動くことと言われていますが、すでに進行した歯周病の場合もあり、保存するのが厳しい場合もあります。歯周病は精密な検査を行わない限り発見することが難しいという認識が大切なのです。

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2016年11月15日

保険外診療の価値  その11

審美歯科vol.2
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金属の上に陶材を盛った状態ですが、収縮を見越して大きめに盛ります。

金属焼付けポーセレン(陶材)
この修復方法が優れている点は、歯に接する部分は金属で作成します。金属の鋳造技術は(金属を溶かして液体にして型に流し込んで冷やして固める製法)古代から行われてきた技術であり、歯にぴったり合わせるには優れています。でも、金属色なので審美は良くありません。

一方、陶器はアルミニュームやカルシウムを含んだ粘土(歯科の場合は粉状に加工された材料に水を混ぜます)を高温で焼くことでガラス化することで作成されます。審美に関しては歯と同じ色で作成することが可能ですし、ガラス化できるので歯の透明感を表現する事も可能です。ただし、問題点は金属とは異なり、焼成時に15~20%収縮することと、衝撃に弱いことです。

そのため、金属と陶器を一体にすることで歯にぴったり合い、強度も審美も優れ、長期安定する冠を作成することができるのです

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2016年11月14日

保険外診療の価値  その10

審美歯科vol.1

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金属焼付けポーセレン(メタルボンド)
金属焼付けポーセレンという金属に陶材を焼き付けて接着させることで強度と審美性を確保できた治療方法で、歯と同じ色の陶器でできた白い冠として50年以上前に開発されました。この金属焼付けポーセレン(メタルボンドとも言われてました)は日本人技工士の桑田正博先生によって開発されました。

桑田先生は1960年代からアメリカに渡られてアメリカ人研究者とともに開発されました。そのため当時のアメリカの歯科界で最も有名な日本人として全米各地で講演されました。現在は愛歯技工専門学校 学校長という役職と金属焼付けポーセレンの開発者ということで世界中を飛び回って活躍されておられます。

材料は日々開発され続けていますが基本設計は当時のままですし、世界中の歯科で使われています。つまり歯科界のとって大きな貢献をされた日本人なのです

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2016年11月12日

インビザラインとは?  その19

インビザラインは治療時間が短い
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一般の矯正治療は歯に針金を取り付けて歯を動かすため、個々の歯に針金を縛りつけるためのブラケットを接着する必要があります。インビザライン矯正はマウスピースが歯をつかみやすくするために歯に凸状のアタッチメントを取り付けるのですが必要最小限の歯にしか取り付けません。

また、一般の矯正治療は針金を交換することで歯を動かします。そのため、個々の歯に装着されたブラケットに縛り付けられている針金を外して、新たな針金を個々の歯のブラケットに縛り付ける治療時間が必要です。一方、インビザライン矯正では、患者さん自身がマウスピースを交換することで歯を動かしますので、医院に来ていただく必要はありません。

このように治療内容が違う事によって治療時間の長さがに影響しますので、インビザライン矯正の方が治療に必要な時間はかなり少なくなります。

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2016年11月11日

インビザラインとは?  その18

インビザラインはグローバル社会そのもの
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インビザラインの治療計画はクリンチェックといわれるコンピューターソフトを使ってオペレーションセンターとのやり取りで完成させます。その計画に問題なければ画面右上の「了承」クリックすると工場でマウスピースの作成が開始されます。

作成されたマウスピースはUPSの宅配便でテキサス州エルパソから、ニューメキシコ州アルバカーキ、カリフォルニア州オンタリオ、 アラスカ州アンカレッジを経由して大阪関空に着いた後に、岡山の診療所まで届けられます。また、送られてくる荷物がどこを経由しながら、どこにあるか、これからどこへ運ばれるかはネット上で見ることまでできます。届いた箱を眺めながら何千キロも旅してきたのかという思いと共に、3日ほどで荷物が届くことに世界が狭くなったようにも感じてしまいます。

グローバル社会の一面を実感するインビザライン矯正なのです。

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2016年11月 5日

保険外診療の価値  その9

歯と歯の間の歯磨きは大切  その4
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余談ですが、大切なことです。
歯を治療する時に歯と歯の間の隙間の大きさと形をどのようにするのかが、大切なのです。
せっかく時間とお金をかけて治療した歯をできるだけ長く使うためには、ムシ歯や歯周病を予防するための管理が大切になります。そのために、できるだけ短時間で容易に歯磨きができることが大切になるのです。そのためには、歯垢が付きにくく歯垢を除去しやすい歯の形態が必要になります。

そのためには可能な限り同じサイズの歯間ブラシが使えるような歯と歯の間の形態に治療する事が大切になるのです。また、フロスも同様で歯垢を取りやすい形態にすることが大切なのです。

清掃しやすい治療を行うことで、より短時間で容易にムシ歯や歯周病の原因の歯垢を除去できることになります。その結果、歯を長く使うことができるのです。但し、そのような理想的な治療を行うためには精度の高い治療と優秀な技工士と最適な材料が必要になります。

つまり保険外診療の価値とは、お口の衛生管理をしやすい治療を行なうことで歯を長持ちされる治療なのです。

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2016年10月26日

保険外診療の価値  その8

歯を治療する時の理想の歯科材料とは
貴金属の冠で治療したので歯に問題が起こらなかった症例
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         治療直後             治療後12年目

この症例は治療完了後から2年目までは定期健診にお越しになられていましたが、遠方に転勤されたためにその後の10年間は定期健診が行えませんでした。

治療後12年目にお越しになった時の状態です。食いしばりや歯軋りがあるため、奥歯がかなり磨り減っています。そのため、上の一番奥の歯が磨り減って穴が開いていましたが(青で囲んだところ)歯に問題は起こっていませんでした。咬み合っていた歯は金属焼付けポーセレンで治療していましたが歯には全く問題が起こっていませんでした。つまり、貴金属の柔らかい金属の冠は食いしばりや歯軋りの力を、磨り減ることで緩和したことで歯には問題が起こらなかったと考えられます。

このような観点からも貴金属の冠が咬み合わせの点では優れていると考えられます。


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2016年10月25日

保険外診療の価値  その7

私の健康保険内と保険外の違いは vol.5
歯を治療する時の理想の歯科材料とは
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<冠や詰め物に関して>
口の中で使われる金属は何がいちばん良いかと聞かれたら、私は高カラットの貴金属ですとお答えします。その理由のひとつが冠や詰め物を作成する時の精度が高いからです。歯科医は治療する歯の型を採って技工士に渡します。技工士はその歯型にできるだけ適合(ぴったりあう)が良い冠や詰め物を作成するのですが、最も歪が少なく正確に作成できるのが貴金属なのです。このぴったり歯にあうことが重要な理由は、冠や詰め物と歯との隙間がないことはムシ歯や歯周病の原因の歯垢が付着しにくく、付着しても除去しやすいからです。また、冠や詰め物の歴史の中で最も古くから使われ続けてきた実績もあるからです。

もうひとつの理由が貴金属は歯より少し柔らかいので咬み合う歯を傷めることが少ないのです。
歯は上下の歯が毎日毎日ぶつかり合うので咬み合せは必ず磨耗します。そのため、徐々に磨り減るのですが、歯より少し柔らかいので無理な咬み合わせになっても、冠や詰め物が磨り減ってくれることによって歯に加わる無理な力を逃がしてくれます。本来、咬み合わせは変化するので定期的にチェックを行う必要がありますが、食いしばりや歯軋りをされている方は、通常以上に無理な力が加わりやすく歯が磨り減る量も多いので注意が必要になります。

但し問題点もあります。貴金属は金属なので口の中では目立つことです。治療されているところが多くなればお口の中が金属だらけでキンキラしてしまいます。そのため審美面も考慮しながら、一番奥の歯や目立たないところなど適切な使い方が必要になります。もう一点、金属アレルギーの問題はアレルギーがある方やその心配がある方への対処は必要ですが、長年に渡ってお口の中に金属が入っていても問題がない方が多いのも事実です。

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2016年10月24日

保険外診療の価値  その6

治療費用が高価になるわけ
私の健康保険内と保険外の違いは vol.4
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<歯科技工士>
歯科医師の技量も大切ですが、それを支えてくれる歯科技工士の技量も大切です。歯はひとつとして同じ形態、咬み合せのものはありません。そのため、全てがオーダーメイドになります。しかも、その作業の多くが手作業で行なわれるため、歯科技工士の経験と技量によって結果が左右されます。つまり優秀な技工士さんが作成する冠や詰め物の精度もその形態も歯にとって良いことなのです。しかも、義歯、冠や詰め物によって技術の専門性が異なるので技工内容によって担当者が変わります。

そのため、保険外診療を専門に担当する歯科技工士さんはベテランで技術力が高い方が担当するので理想的な冠や詰め物ができるのです。また、私のこだわりを理解しそれを反映できる技術力も必要ですので、私の担当者とは長年のお付き合いをさせていただいていますので質を保てるのです。
ちなみに、私は神戸と大阪の技工所へお願いしています。しかも20年以上のお付き合いです。

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2016年10月22日

保険外診療の価値  その5

治療費用が高価になるわけ
私の健康保険内と保険外の違いは vol.3
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<歯肉圧排>
修復物(冠や詰め物)の精度で最も大切なのがマージン(歯と修復物の境)です。この境目がきれいに再現できることで歯にピッタリ適合した修復物ができます。そのための歯の型取りで最も気を使うところが歯と歯ぐきの境目に接する部分のマージンです。修復物の境目を明瞭にするために、一時的に歯と歯ぐきの間に糸を入れて少し広げます。このことが歯肉圧排です。以前は細い糸と太い糸を2本入れる二重圧排を行っていましたが、細い糸と新たに開発された泥状のペーストとを用いることで、治療の質を保ちながら効率良い歯肉圧排が可能になりました。

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<印象材、石膏から完成まで>
印象材(歯の型取りの材料)はひずみが少なく、フロー(流動性)と親水性(口の中は濡れているため)が優れていることが求められます。様々な印象材が開発されては消えてきましたが、今はシリコン系が最も信頼できる材料となってきました。その理由は使いやすいことと材料が改善され続けていることです。その印象に精度の高い石膏を流して模型を作成し、模型上で冠や詰め物を作成するのです。それらワンステップごとの精度が最終的にお口の中に入れられる冠や詰め物の精度を左右するのです。その時、健康保険の枠にとらわれず、精度のこだわり最善を尽くせるのが保険外診療なのです。
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2016年10月21日

保険外診療の価値  その4

治療費用が高価になるわけ
私の健康保険内と保険外の違いは vol.2
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歯を形成する時の精度
冠や詰め物を入れるときには、歯のムシ歯や問題がある部分歯を完全に除去し、決められた形に形成します。その時、冠の種類や材料によって削り方が違うのです。また、削った面と削ってない面の境目はできるだけキレイに丁寧に仕上げる必要があります。なぜなら、その部分は冠や詰め物と歯との境になるため、できるだけキレイに仕上げる必要があるのです。そこで、特別な道具と能力と時間が必要になります。

私の場合は診療内容によって数種類のメガネと、2倍、2.5倍、10倍の拡大鏡を使い分けています。切削器具も同様にエアタービンと電気エンジン使い分けています。
私のやり方は、2.5倍の拡大鏡とエアタービンとよく切れる切削用のバーを用いて荒削りで大雑把な形を仕上げます。次に10倍の拡大鏡と電気エンジンにあまり削れないバーを用いて細かい場所の形を整えて面をキレイにします。削ってはエアーで乾燥させて確認する作業の繰り返しです。特に境目は精密に仕上げる必要があるので神経を使います。咬みあわせ、隣との歯の関係などを踏まえながら理想とされる形態になるように何度も何度も確認しては修正します。

この手間隙と使う技術と道具によって精度が高い冠や詰め物ができるのです。

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2016年10月19日

インビザラインとは?  その17

インビザラインとワイヤー矯正の歯の動かしの違い Vol.1
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一般の歯科矯正では歯にブラケット(歯に取り付ける金具)を決められた位置に取り付けます。そこに理想の歯並びのアーチ(歯並びの形)に成型されたワイヤーを取り付けると、ワイヤーは歯並びが悪いところはワイヤーが曲がって歯にくくり付けられます。その曲がったワイヤーが元の理想のアーチに戻ろうとする力が個々の歯に加わって歯が動くことで歯並びが改善されます。
つまり、決められた理想のアーチを目標にした歯並びに治療することが従来の矯正歯科なのです。

インビザライン矯正においては、個々の状況に応じ独自の歯並びを目標にすることが可能です。なぜなら、3Dで読み込まれた個々の歯の状態をどのような位置まで動かすかは、歯科医師の裁量でコンピューターシュミレーションソフトに入力することが可能であり、そのデータに従ってアライナー(歯を動かすためのマウスピース)の作成に反映することが可能です。
このことによって、既に治療されているブリッジ、インプラントを含んだ場合など、一部の歯だけを動かさない、もしくは特殊な動かし方も可能です。また、歯周病で歯槽骨(歯を支える骨)が少ない場合なども同様に歯槽骨が少ない歯の移動量を最小限にすることも可能なのです。

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2016年10月18日

インビザラインとは?  その16

矯正の診断の歴史からみたインビザライン 
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矯正学における診断方法は1900年頃に活躍されたアングル博士のアングルの分類です。その内容は側方(横顔の方向)から見た時に犬歯と第一大臼歯の上下の位置関係を分類したもので、理想とされる上顎と下顎の歯の位置関係を基本に、上の歯が前に出ているか下の歯が前に出ているかを分類して治療に活用しました。

1948年Downsが頭部X線規格写真を用いた顔面形態の計測法を発表しこれがセファロ分析の始まりだと考えられます。これは顔面を横からレントゲンで撮影し、歯や骨格の決められた点を結ぶ線の角度や位置関係を計測し、分析することで矯正治療の診断をしました。この分析によって理想とされる数値と比較することで定量的に上下の顎や歯の位置関係を分析した結果を矯正治療に生かそうと考えられました。

そして、インビザラインは今までの方法とは全く異なった近代的な分析方法です。上下の個々の歯の位置関係を3次元でコンピューターに読み込み、治療後の理想と考える歯並びの位置へ個々の歯を動かすために、歯を前方、後方に動かす。歯と歯の間を削る。(IPR)、歯列弓(歯並びの幅)を広げる。一部の歯を抜く。といった方法を組み合わせて歯並びを改善しますが、その組み合わせは歯の動かせる許容範囲の内では自由自在です。また、その治療計画はコンピューターシュミレーションにて確認することができるので、納得するまで何度も何度も変更することが可能です。つまり、歯並びのどの部分を重視するか、治療期間を重視するか、歯を抜かないことを重視するかなど、治療の詳細まで納得できる計画を考えることが可能です。そのため、矯正学的な分析からではなく仕上がりや治療計画からの分析と考えられます。

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2016年10月17日

インビザライン 祝400万人 

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9月15日に東京で開催されたインビザラインのアドバンスコースを受講した時、この9月でインビザライン矯正治療者数が全世界で400万人に到達したと発表されました。最初の100万人に達するのに要した半分の歳月で400万人目に到達できたそうで、このところ全世界で加速的に広がっているようです。今後は矯正治療の一躍を担う可能性が少しずつ見えてきたと感じています。
ブログでも色々と書きましたが、インビザライン矯正は常に進化し続ける治療方法でもあり、従来の矯正治療の診断ではできなかった咬合理論や治療の可能性もあります。このことは患者さんにとってもより良い矯正治療法であると確信していますので、これからの発展が実に楽しみです。でも、あまりに進化が早いので私も遅れをとらないように頑張り続ける必要があります。
12月には日本国内にインビザラインを最初に導入された昭和大学歯学部矯正科 槙教授 主催の研究会が開催されるのでまた東京まで行ってきます。今年は秋から年末まで東京へは4回も講演会に行きますので乗り換えアプリは必須になっています。

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2016年7月25日

保険外診療の価値  その3

治療費用が高価になるわけ
私の健康保険内と保険外の違いは vol.1
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<精度の高さ>
冠や詰め物で修復された歯を長持ちさせるためには、ムシ歯と歯周病にならないようにすることと、咬み合せで歯に無理な力が加わって壊れることを抑制することです。ムシ歯と歯周病の予防は歯垢(細菌の塊)が付きにくく、清掃しやすい形であることが必要です。そのためには、冠や詰め物と歯とがぴったり適合するように高い精度で作成される必要があります。また、咬み合わせも同様で、全ての歯に均等に力が加わることで力を分散さめには高い精度が必要です。それを実現するために高度な技術と歪の少ない材料が必要になります。

そのような治療を行うためは、健康保険制度では認めてもらえない治療方法や材料と共に冠が詰め物を高い技術を持った専門の技工士さんが作成することも大切です。この違いが保険外診療です。

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2016年7月15日

歯周病と喫煙  その2

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30代まで喫煙者だった私の禁煙での経験
喫煙と歯周病の問題の知識はありましたが、自分が禁煙してみて実感することになりました。禁煙して1ヶ月頃だったと思います。いつものように歯磨きをすると歯ブラシもフロスも血だらけになりました。何も変えていないのに急に出血するようになったのです。2,3日は一時的な事だと思っていましたが、磨いても磨いても出血は治まりません。1週間位たって少し不安になり始めた頃に「禁煙したためかな?」と気が付きました。いざ自分のこととなると意外とわからないものです。

禁煙したことによって歯ぐきの血液の循環が良くなり、炎症が正常に起こり始めたのです。恥ずかしながら、今まで磨き方では汚れが取れていなかったということです。それからは、歯磨きの道具を色々と駆使して頑張っていると1ヶ月くらいで、出血もおさまり歯ぐきの色がどんどん良くなってきました。このように、「喫煙が口の健康にとって悪い」ことが身をもって体験した出来事でした。
歯を長く使うために、禁煙してみようと少し思われたでしょうか


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2016年7月 9日

保険外診療の価値  その2

保険外診療の価値は?
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私の健康保険内の診療と健康保険外の診療の違いは、治療の始めから終わるまでの細部にわたります。その基本は「歯を長持ちさせるために、最も良いと思われる治療を行うか否か」です。
そのための検査から治療計画、治療内容、使用材料、時間、外注する技工所まで全てが違います。
その結果として、健康保険内の治療より歯がより長持ちし、よく咬めてより快適で美しい口元を手に入れられるのです。このことに価値を感じられる方には保険外診療がおススメです。

「保険外だと一生持つのですか?」との質問される方がおられますが、そのお答えは難しいです。
その理由は、治療後の使われ方や管理方法、元々の歯の状態、使われる年数によって変わってくるからです。
例えば、同じ靴であっても元々の構造や素材、体重の違い、歩く距離、どのような所を歩くのか、歩き方、お手入れの仕方によってどれだけ使えるかは変わってきます。また、中古の靴のようにかなり劣化したものを修理したのであれば、新品とは違います。

歯も同様で治療前の時点での歯の根の長さ、歯を支えている骨の量、歯の残っている量と質、歯並び、残っている歯の本数、咬む力の強さ、歯の神経があるかないか、歯軋りや食い縛りがあるか、あと何年使われるかなど、個々の条件によって条件は全く異なります。
ただし、確実にお伝えできることは、保険外の治療は健康保険内の治療方法と比較すれば、確実に歯を長く残すことができる治療方法なのです。だからこそ、価値があるのです。

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2016年7月 8日

保険外診療の価値  その1

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保険外診療とは、健康保険適用外の材料の使用や、矯正治療、インプラント、予防的な処置など、厚生労働省が定めた健康保険内での治療が認められていない内容の治療です。そのため治療費の全額が自己負担となります。これが一般的な保険外診療の違いです。

よく知られている保険外の治療は矯正治療、インプラント、陶器や貴金属の冠や詰め物、金属の義歯です。これらは使用材料の違いだけではなく治療内容や治療の進め方にも大きな違いがあるのです。

一方、健康保険内での治療とは厚生労働省が決めた方法と手順で、決められた材料を使って治療を行うことです。数年おきに時代のニーズや技術革新に応じて治療費用や治療内容が検討され改定されています。国内の保険制度は先進国の中ではかなり高いレベルの治療方法まで認められていますので、日本国民の口の健康は以前よりかなり改善されてきたと思われます。その点はわが国の保険制度はすばらしいと考えられます。

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2016年7月 6日

インビザラインとは?  その15

矯正の歴史から見たインビザライン vol.2
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1900年代の矯正治療は様々な点で進歩してきましたが、材料や機器の発展による進化の面も大きいと考えられます。その中でも治療時間、審美、ムシ歯と歯周病のリスクが改善されてきた観点から分析してみました。

個々の歯に付けた装置(ブラケット)に針金をくくりつけ、針金の弾性で歯を動かす近代矯正と認識されるようになった頃からの大きな変化の一つが歯への接着技術の進歩です。従来は歯に金属バンドを適合させてバンドにブラケット(歯にワイヤーを固定する突起)を蝋着(金属と金属を付ける)していましたが、歯にブラケットを直接接着する事が可能になりました。このことにより治療時間、審美と共に、矯正装置が小さくなったことによって治療中のムシ歯や歯周病のリスクを減らすことになりました。

次の大きな変化がニッケルチタンワイヤーの開発です。歯に一定の力をワイヤーで加えるためにワイヤーを複雑に曲げることが必要でしたが、ワイヤーを曲げることなく既成のニッケルチタンのワイヤーを入れるだけで歯を動かすことが可能になりました。このことにより、複雑に針金を曲げることないため、治療時間と共に装置が単純になることでお口の清掃性が向上したことで、治療中のムシ歯や歯周病のリスクを減らすことになりました。

そして、インビザラインのようなマウスピース型の矯正治療です。3次元スキャナーとコンピューターのシミュレーション、ビッグデーター分析技術の進歩によって可能になった治療方法です。歯にはアタッチメントといわれる突起が必要最小限しか取り付けられていないので通常の歯磨きとほとんど変わりません。また、矯正期間中はチェックとIPR(歯と歯の間を削る)のみで問題がなければ治療はありません。

このように矯正の進化の歴史を振り返れば、治療期間中の清掃性の向上と治療時間が短くなった歴史でもあります。

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2016年7月 5日

インビザラインとは?  その14

矯正の歴史から見たインビザライン vol.1
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歴史は参考資料や個々の見識によって多少の違いがありますが、
矯正治療の歴史を書籍からたどれば1803年に出版された『人の歯の博物学』『歯科疾患治療の歴史』 Fox, Josephだと考えられます。この書籍に記載されているのは乱杙歯を革製のヘッド・チンキャップなどの器具を用いて治療しようとしことが記載されており、これが矯正治療の始まりだと考えられています。Fox(1776-1816)は、1797年にロンドンのガイ病院に初めての歯科外科医として採用され医学生に歯科医学を正規に講義しています。

その後の書籍で注目すべきは1841年に出版された『新歯科技術の理論と実際』Lefoulon, J. (フランスの歯科医)です。歯間狭窄の矯正のために、弾力性のある金製の弧状金具を歯列の内側に装着する方法が考案されています。またこの装置を"Orthodontosie"と名付けられ、現在の矯正学(orthodontics)の名前の起源だと考えられます。

1900年初頭にはアングル博士が矯正学の理論を発表され、近代矯正学の始まりと認識されています。アングルの分類は現在の矯正学でも使われています。

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2016年7月 4日

インビザラインとは?  その13

日々のお口のお手入れは殆ど変わりません
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通常の矯正治療で最も大変なことは、日々のお口の清掃です。
歯を動かすために全ての歯に接着されたブラケットに針金が固定されます。それに加えて歯の裏側にも針金を装着する場合があります。一方、インビザライン矯正はアタッチメントの解説の中にも書かせていただきましたが、その形態は小さな突起で必要最小限の歯にしかアタッチメントが付けません。

そのため、通常の歯磨きでムシ歯や歯周病の原因である歯垢(細菌の塊)が付着しにくく除去することが容易です。つまり、矯正期間中だからといって特別な清掃道具や磨き方が必要ではないのです。このことは、一般矯正治療中に起こる歯周病やムシ歯のリスクが殆どないことなので、この点もインビザラインの優れている点になります。

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2016年6月24日

MTAセメントとは、

最新の根管治療(歯の根の治療)薬です
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私が歯科大を卒業するず~と前(1800年代後半)から根管治療にはガッタパーチャー(天然の樹脂)が使用されてきましたが、ここ数年で大きく変わろうとしています。
MTA(mineral trioxide aggregate)という1990年代にアメリカで開発された水硬性(水で固まる)セメントが優れた結果を出しているのです。この材料はムシ歯が深い場合の歯髄(歯の神経)の保護や鎮静を図るために開発されたのですが、根管治療に使ったところ、予想以上の好結果になったため使われるようになりました。また、以前はかなり高価な材料だったのですが各メーカーが製造するようになり気軽に使えるようになりました。

<その特徴は>
①MTAセメントは練和後pH12.5の強アルカリ性のため高い殺菌性があります。
②他のセメントより細胞毒性が低いので、細胞の生存率が高いのです。
③MTAセメントが硬化する時に膨張するので、
隙間なく緊密に埋めることができるので細菌の侵入を防ぎます。
④MTAセメントは親水性なので血液や組織液で濡れている部分でも使用できます。

このように従来のガッタパーチャーより優れている点が多いのですが、流れが悪いのが欠点です。つまり、太い根管には使えるのですが、細く細かい凹凸がある根管には長年使われてきたガッタパーターの方が良いのです。
但し、粉に液を混ぜて泥状にして使うため細い根管治療には不向きです。そのため、得意とするのは太い根管です。何にでも得意不得意はあるものです。

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2016年6月21日

インビザラインとは?  その12

インビザラインと咬合性外傷、顎関節症
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インビザライン矯正は、咬み合わせと顎関節を専門にしている私にとって画期的な矯正治療です。

その理由はアメリカの最近の研究において、顎関節疾患は成長期の顎関節への外傷が原因になると考えられています。この成長期の外傷の要因が矯正治療も含まれる可能性があるようです。

インビザライン矯正は上下の歯がマウスピースで覆われるため、治療中の顎関節への負担が軽減されます。また、矯正治療期間に上下の歯が接触しにくいので、咬みあわせによる歯への外傷が少なくなり矯正治療中の歯の磨耗、咬合性外傷による歯へのダメージも軽減されます。つまり歯と顎関節にやさしい矯正治療法なのです。

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2016年6月20日

インビザラインとは?  その11

アタッチメントとは?
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左の画像はコンピューターシュミレーション上で歯に付いている赤い突起がアタッチメントです。

これは歯を動かしやすくするために歯に接着する突起です。右の画像は実際に同じ部位にアタッチメントが歯に接着された画像です。アタッチメントは舌で触ると突起を感じることはできると思いますが、ムシ歯治療に用いる詰め物と同じ材料なので殆ど目立ちません。しかも、全ての歯は動かすのですが、全ての歯にアタッチメントを装着することはないのです。歯の形態や動かす方向によって必要な歯に必要な形態のアタッチメントを装着するだけなのです。

この点も一般の矯正治療との違いです。一般の矯正治療では動かす歯の全てに装置が接着されていますし、その装置に針金が固定されます。必要な場合には歯の裏側に違う針金を装着する場合もあります。

このような違いが一般の矯正装置との違いになるのです。

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2016年6月17日

私が見てきたインプラントの歴史   その9

インプラントはすばらしい治療方法です。
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インプラントの歴史と共に、さまざまな問題点も解説してきましたが、私の個人的な意見ですがインプラントは2005年頃から急速に進歩したように感じています。

その理由はインプラントに参入するメーカーが飛躍的に多くなったことと、CT撮影と共にその画像分析のためのソフトが進歩しました。また、そのCTのデータを基に最も適切なインプラントを埋入する方向、長さ、幅が事前にわかるだけではなく、できるだけ正確に埋入するためのガイド(コンピューターシュミレーションと同じ方向に骨に穴を開けるための器具)を作成する事ができるようになるなど。周辺機器がかなり早く進化し続けました。その結果、より正確で確実なインプラント手術が可能になり、成功率が向上すると共に、特殊ではない治療になってきました。

但し、体は進化しているわけではないので問題が全て解決したわけではないので、もしインプラントを選択されようとする前に基本的な知識を得られることが大切なので、私の知っている基本的なことを解説させていただきました。
これらのことを理解されたうえで決められることをおススメします。

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2016年6月15日

私が見てきたインプラントの歴史   その8

インプラント治療の前に伝えておきたいこと
手術写真

現在のインプラント治療は今までの治療方法を大きく変える方法です。義歯の悩みをなくするだけではなく、健康な歯を削ることを最小限にできる方法でもあり、失った歯を再生することができるすばらしい方法です。

しかしながら、良い面ばかりではなく、今まででは考えられなかった新たな問題が起こるようになりました。今後はこれらの課題にどのように取り組むかがインプラント治療には最も大切なことです。

<インプラント手術後>
インプラントは体の再生能力と免疫能力を利用した治療です。そのため、インプラントが埋入された周囲の骨がインプラント周囲に新たな骨を造成することで、インプラントと骨が一体になって機能することができます。

しかしながら、インプラント周囲の骨が何らかの原因で造成しないで骨と一体にならない場合があります。

<インプラント治療後に数年経過してから>
インプラント周囲に骨が造成され治療が完了している場合も、数年後に造成された骨が失われる場合があります。このような場合はインプラント周囲を何らかの処置を行い、近年のインプラントは機材、術式などかなり研究され高い確率で成功する治療方法になってきました。

しかしながら何事も100%ではないのと同様にインプラント治療の数パーセントは残念ながら問題が起こってしまう場合があります。これらの問題の原因も研究されてはいますが、まだ完全には解明されていない点もあります。

このような点も十分理解した上でインプラント治療を選択されることが大切です。

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2016年6月14日

私が見てきたインプラントの歴史   その7

インプラント治療の前に伝えておきたいこと
相談写真

CT診査の向上により、インプラントを埋め込む部分の骨の幅と長さ、骨の状態を術前に知ることが可能になりました。その結果、術前にかなり正確な診断と治療計画を立案することができるようになりました。しかしながら、インプラント部分の診断だけではなくお口全体の診断が大切なのです。

<残っている歯の診査診断>
インプラント治療において最も大切なことが、残っている歯を出来るだけ長く使うための予防と治療です。インプラント治療が終わっても、残っている歯を次から次へと失って他のところもインプラントにならないためにも、インプラント部分だけではなく残っている歯の状態の診査診断が重要です。また、残っている歯を長持ちさせることがインプラントを長持ちさせることにもなります。

<咬み合わせ>
歯を失う原因はムシ歯や歯周病の原因の細菌をコントロールすることと、咬む力によって歯を壊さないようにする力のコントロールが重要になります。インプラントはしっかりした歯が新たに増えるため、治療後は確実に咬めるようになります。

しかし、この咬めるようになることが問題になる場合があります。インプラント治療の前は咬む力が弱かったから耐えられた残りの歯に対して、今まで以上の力が加わるからです。このことで、残りの歯が壊れたり、歯周病が悪化する可能性もあります。

だからこそ、残っている歯への診断と治療と共に術後の定期的な咬み合せのチェックが重要になります。


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2016年5月31日

インビザラインとは?  その10

全てのアライナーが送られてきます。
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全てのアライナーが送られてきます。
インビザライン矯正はコスタリカ(南米)のOperation Centerとのやり取りで治療計画が決まると、メキシコの工場で作成されアメリカへ輸送された後に日本まで送られてきます。それは治療完了までの全てのアライナー(マウスピース型の矯正装置)で、1ステージ(2週間)ごとの上下のマウスピースが連なってパッキングされています。それぞれのパックには患者名、担当医、治療完了時までのステージ数と、そのパッケージのステージの数が記載されています。それだけではなく、それぞれのマウスピースにも症例番号とステージ数が記載されています。しっかりパッケージされているのでアライナーが散乱することは無いとは思いますが、個々のアライナーを見れば判別可能になっているのです。
インビザラインは2週間おきにアライナーを交換するので基本的には使用後のアライナーを再び装着することはありません。念のために紛失や壊れることがあるので1つ前のアライナーだけは保存してもらうようにお願いしています。

但し、もう1点のトラブルがたまにあります。
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巨大工場で作成されるためなのか、機械的な問題なのか製品ミスがたまに発生します。つまりアライナーの一部に問題があるために使えない場合があります。このような場合には再製するのですが地球の裏側のいろいろな所を経由してから送られてくるので7~14日位はかかってしまいます。対処方法としてアライナーが届いた時に全てを確認すればよいのかもしれませんが、しっかりパッキングされているので使う前に開封した方が衛生的です。また、アライン・テクノロジー社からは問題が出る確率はかなり低いと説明されていますのでこの点は仕方ないと考えています。(ちなみに私は1症例経験しています)
ただ、10周年記念講演で日本を含めたアジア地域で増えてきたのでアジアにも工場を建設する予定で早くなりますと話されていますたが、いつになることやら、、、


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2016年5月28日

インビザラインとは?  その9

Optimal wear 22hours/day
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この入れ物はアライナー(マウスピース型の矯正装置)の保存ケースで、その中には「最適な装着は1日22時間」と書かれています。つまり22時間はアライナーを装着してくださいということです。

インビザライン矯正はアライナーを歯に装着することによって歯を動かします。そのため、マウスピースを装着していないと歯は動きません。だから、アライン・テクノロジー社が指定している装着時間は22時間なのです。

でも私が患者さんに説明する時には、 「 食事の時意外は装着してください 」 「 インビザライン矯正治療法の選択基準はそれができることです 」 とお話しします。

通常の矯正治療と、最も違うのがこの点です。つまり、アライナーを装着していただかないと歯は動かないからです。でも、常にアライナーを装着していても、食事以外で生活に支障をきたすことは殆ど無いから 「 食事の時意外は装着してください 」 と言えるのです。

仕事をされている方、人とお話しする機会が多い方、もちろん接客などで問題があったという話を聞いたことが無いからです。また、自ら 「 矯正していると 」 言わないかぎりは周囲の方が気づくことも殆ど無いようです。

だから、 「 食事の時意外は装着する 」 ことを基本にしているのです。但し、主婦の方からの意見で 「 調理の時に味見ができないので必要に応じて外しています 」 といわれたことはあります。


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2016年5月24日

私が見てきたインプラントの歴史   その6

CTとシミュレーション技術の進歩
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  <初期の画像>              <現在の画像>

インプラントは骨の中に埋め込む手術なので、事前に骨の中の状態を立体的に知ることが大切です。

1900年代は従来のレントゲン写真による2次元の解析しかできませんでしたが、CT撮影と画像の解析技術の飛躍的な進歩によって立体的な診断が可能になりインプラントをより正確な治療方法になりました。

あくまで私の経験からの見解ですが、1988年に開設されたインプラント専門の新大阪のオッセオインテグレーションインプラントセンターへ、2005年に研修に行きました。

当時のインプラントの準備、手術法、術後管理などの基本的な考え方を教えていただきました。なかでも術前のCT撮影の大切さを痛感しました。

しかしながら、当時の岡山市内では歯科用のCTが無かったため、CTの研究をされている岡山大学の先生に依頼していました。医科用のCTで撮影し、そのデータをインプラント用に解析していただきました。当時としては術前に骨が立体的に見えることは画期的で感激したことを覚えています。

その後は、コンピューターと画像解析とシミュレーション技術が格段に進歩しCTも普及してきたので、より鮮明な画像とミリ単位の精密な計測と正確な診断ができるようになりました。

今では埋入するインプラントの形状をそのまま入力することが可能になり、3次元であらゆる方向から確認できるようになり、術前の診断は格段に向上してきました。

改めて、以前と比較すると近年の機器のめざましい進歩を痛感すると共にインプラント治療の成功率が向上したと考えられます。


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2016年5月16日

私が見てきたインプラントの歴史   その5

より多くの症例に適応するために
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開発時のブロネマルクのインプラントは、下顎の無歯顎(歯がまったく無い総義歯)の方への治療方法として考案されました。

特徴は、材質はチタン合金、数本の長いインプラントを深く骨に埋め込むこと、インプラントを埋めてから3~4ヶ月間はインプラントの周囲に骨ができるのを待つこと、インプラントの上部の歯は全て連結することが基本とされていました。 
 
その後は、下顎臼歯へのインプラントが行なわれるようになりました。但し、長いインプラントを3本以上埋入することと共に、咬む力に耐えるために3本の上部(歯の部分)が面(3点を結んだ線の内部)になるような設計が考えられていました。

そして、下顎に比べて骨の密度が少ない上顎にまで適応症を広げ、フリースタンドといわれる1本だけでも大丈夫になり、短いインプラント、細いインプラントへと可能になりました。

その次には、骨が少ない部分にも骨の移植や再生が行なわれるようになり、時間と費用の問題さえ解決すれば、ほぼどのような状態でもインプラントが可能になりました。

その後は、より早く咬めるようにという要望にこたえるように、インプラントを埋め込んだその日に歯を入れて咬めるようになるところまで変わってきました。

確かに2005年以降のインプラント関連の機器や検査方法、術式は飛躍的に進歩してきたと感じていますが、体は変わっていないこととその歴史を理解しておくことは大切かと考えています。


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2016年5月14日

私が見てきたインプラントの歴史   その4

歯周病専門医 VS インプラント

歯周病 インプラント※クインテッセンスの家庭の歯学より引用


歯周病専門医の中では、当初からインプラントに対して否定的な考えが主流でした。私が歯周病の研修施設で学んでいた著名な先生も、私が所属している大阪デンタルリサーチグループ(1962年創立)もインプラントは長期安定する治療方法ではないという見解でした。

確かに当時の歯周病の論理からするとインプラントは論理矛盾する点が多かったのです。その論点がインプラントと骨は結合したとしても、インプラントと粘膜(歯肉)が付着するという理論がありません。

歯と歯ぐきの境目の構造は、歯ぐきから歯の根に向かって繊維が伸び、その繊維と歯の根が結合しています。ところがインプラントの場合は、歯ぐきとインプラントは接しているだけで結合することはありません。

そのため、その隙間から細菌が進入して骨が感染する危険性が高いため、長期安定するのは難しいという考えでした。そのため、当時の歯周病専門医からは反対意見が多く聞かれていました。

また、整形外科からも 「 骨から粘膜を貫通している物質が感染しないはずはない 」 とも言われていました。しかし、チタンのブロネマルクタイプのインプラントが広まり、良い結果が得られるようになると、徐々に認められるようになりました。

しかも、医科でも応用されるようになり成功例が多くなってくると、インプラント治療は認められるようになり加速的に広まっていきました。そして長期安定している症例も出てくるようになると、インプラントを肯定的に捉える歯周病専門医が増えていき、インプラント独自の理論が確立していきました。


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2016年5月10日

私が見てきたインプラントの歴史   その3

ブロネマルクのシステムが主流に
ブロネマルク

ブロネマルクのシステムが発表されてからは、常に注目されるインプラントになってきました。1980年後半になると徐々に都会の一部の先生がブロネマルクのシステムを導入されるようになり少しずつ広がってきました。

1990年代になると、アメリカでブロネマルクのシステム(形も)3Iというインプラントが発売されて注目を集めました。その理由は全く同じシステムで(ほぼコピー)価格がかなり安価になったからです。

私はこのことがきっかけになったように思えたのですが、これ以降は世界中の各メーカーが同じシステムのインプラントを開発するようになり、徐々にブロネマルクと同じシステムのインプラントが発売されるようになりました。

そして、現在では世界中のほぼ全てのシステムが、このブロネマルクと同じ考え方となっていますので、思い返せばインプラントの基礎となったと考えられます。
ブロネマルク

余談ですが、
当時の噂話です。ブロネマルク博士の功績は近代歯科医学の中で最も優れた発見なのでノーベル賞に値するといわれていました。

しかし、財団内の研究員だったためノーベル賞を受賞できなかったと聞いています。また、インプラント治療への研究・開発を妨げることを避けるため、あえて特許を取らなかったことで、現在のインプラント治療の普及があると考えられます。

実際、現在発売されている多くのインプラントの材質と手法が当時と変っていないことや、医科(特に整形)の分野でも体内に入れる金属がチタンになったことからも、ブロネマルク博士の素晴らしい功績が良くわかると思います。


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2016年5月 9日

私が見てきたインプラントの歴史   その2

ブロネマルク インプラント 登場!!
チタン
チタンが生体に取り込まれる写真です。

東京での勤務時代には都内の研修施設で最先端の歯科医療の技術を学んでいました。その施設で新たに輸入されたブロネマルクというインプラントを紹介されました。それがノーベルバイオケア社の開発したインプラントです。

このインプラントはノーベル賞で有名なノーベル財団の研究機関の研究員であったP・I・ブロネマルク博士(スウェーデン人)がチタンと骨とがオッセオインテグレーション(しっかり結合する)することを発見し、

このインプラントは既に1965年から臨床で応用されていましたので、日本国内に紹介された1986年当時は、既に20年近くの臨床実績がありました。当時の国内のインプラントは5年もてば良い成績だといわれていたので、その臨床実績に衝撃を受けたのをいまだに覚えています。

但し、当時の状況としてはブロネマルクのインプラントがさまざまなインプラント治療の中のひとつでしかありませんでした。ただ、今までには無い発想とノーベルという肩書きと長年の臨床結果から信用してもいいかもしれないと思わせるだけのアドバンテージがあると感じていました。

しかし、このインプラントは導入するのに高度な研修と手術室が必要で機材は800万円以上という条件のため、私には夢のような治療方法でしかありませんでした。


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2016年5月 7日

私が見てきたインプラントの歴史   その1

1985年に私が治療したインプラントの症例です。
インプラント症例インプラント症例

インプラントと言われる骨の中に人工物を埋め込んで歯を再生させる治療は、紀元前から行われていたと古い文献に記述されているようです。近代歯科医学でのインプラント治療は1940年代から行われていました。

私が卒業した1985年頃のインプラントは、新たな商品や治療方法が次から次へと発表され多種多様な種類がありました。私が記憶しているだけでも

 ●骨膜下インプラント(歯ぐきと骨の間に埋め込む)
 ●ブレードタイプインプラント(骨にスリット状の穴を開けて埋め込む)
 ●歯内骨内インプラント(歯の中を突き抜けて骨の中まで埋め込む)、
 ●サファイアインプラント(骨の中に埋め込むのですが材質がサファイア)
 ●形状記憶合金インプラント(骨の中に埋め込んだ後、金属を広げる)

などです。

記憶に頼らなければならない理由は、これらのインプラントが現在では全く見ることができないからです。

私は大阪の歯科大学を卒業して東京都港区の歯科医院に勤務しました。当時のインプラントは歯科大学でも研究が主で学生の教育は全く行われません。そのため、インプラントを学ぶには専門誌、インプラント業者の講習会、インプラントを行っている数少ない歯科医からの情報しかない状況でした。

私が勤務した医院では、京セラが開発したサファイアインプラントの治療が行われており、院長や先輩の歯科医師から指導を受け、講習会への参加することでインプラントを学び治療を行うことができました。これが私のインプラントの出会いです。


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2016年4月30日

インビザラインとは?  その8 

アタッチメント
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インビザラインのコンピューターシュミレーションの画像上で、歯に付いている赤い突起物をアタッチメントといいます。画像上でわかりやすいように赤色に表示していますが、お口の中では歯と同じ色なのでほとんど見えません。

従来の矯正治療では、歯にブラケットといわれる装置を装着して、その装置に針金を固定することで針金の弾性力を利用して歯を動かしていました。インビザラインはマウスピースで歯をつかんで、マウスピースの形を少しずつ変えることで歯を移動させます。

そのため、マウスピースが歯をしっかりつかんでいることが重要になります。この突起物はマウスピースでつかんだ歯を動かす時に引っ掛かりやすくするためのものです。

アタッチメントの設計は歯の形状や動かす方向によって考えられています。マウスピースが歯をしっかり保持できて歯に適度な力が加えられる上、マウスピースの脱着の障害にならない形態と大きさが研究されてきました。

この点も、大量のデータの分析とコンピューターシュミレーションによる診断によって考えられています。従来の矯正治療に比較すればアタッチメントは違和感が少なく、色や形も見た目にも気にならないので、この点がインビザラインの優れている点といえます。

しかし、歯に力を加える能力は従来の矯正より劣っています。どのような技術でも優れている点と劣る点はあることを理解しておくことが大切です。


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2016年4月28日

インビザラインとは?  その7

IPR(Interproximal Reduction)
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この器具はインビザラインの治療と時にIPRといわれる歯と歯の間を削るためと削る量を計測するものです。インビザラインでは0.1mm 単位で0.2mm~0.5mmの削る量が決定されます。インビザラインと従来の矯正の違いは、歯と歯の間を積極的に削ることです。

従来の矯正治療は便宜抜歯といわれる一部の歯を抜いて歯を並べるための隙間を確保していました。インビザラインも症例に応じて便宜抜歯を行うこともあるのですが、歯と歯の間を削ることで歯を並べるための隙間を確保する方法をとることが多いのです。

また、この方法を積極的にできるようになったのは、歯を3Dで正確にコンピューターに取り込み精密なコンピューターシミュレーションによって術後の予測が可能になったからです。しかも、最も効率よく歯を動かすために高度なシミュレーションを行い、治療開始から何週間目に、歯のどの部位を何ミリ削れば良いかがわかることです。

この結果、便宜抜歯した治療方法と、IPRを主にした治療方法での治療期間と治療結果を術前に比較した上で治療方法を選択することができることは、従来の矯正治療では行えなかった方法です。


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2016年4月19日

インビザラインとは?  その6

従来の矯正治療≠インビザラインAlignerProfilesBW.jpg

「 インビザライン 」 と 「 従来の矯正治療 」 では、歯を動かす手順が全く異なります。

従来の矯正治療は、まず個々の歯のいがみや凸凹を整えて一定アーチの歯並びに並べます。そして、歯の上下や前後関係の位置を整えるための歯の移動を行います。

ところが、インビザラインの場合は、理想的な歯並びの位置決めを先に行い。現在の歯の位置とからその位置まで移動するために最も効率よい移動方法をコンピューターシミュレーションします。

そのため、一般の矯正治療より歯の移動距離は短くなることが多いのです。但し、個々の患者さんに応じた理想的な歯並びの仕上がりをどうするか、シミュレーション通りに動くかの診断は担当医の能力にかかってきます。つまり最初の診断と治療計画が重要になるのです。


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2016年4月18日

インビザラインとは?  その5

従来の矯正治療≠インビザラインインビザ3d.jpg

私はインビザラインの治療技術は、従来の矯正治療の方法とは全く別物だと考えています。

私は1987年から5年間、毎週矯正専門医の所へ通いながら従来の矯正治療を学びましたので、基本的な矯正の技術は習得しています。そのような観点からインビザライン矯正を従来の矯正治療と比較すると全く別の技術と能力が必要だと分析しています。

まず、3Dシミュレーションのための精密な印象、歯に取り付けるアタッチメント、歯と歯の間を削るIPRは、矯正専門医の従来の技術ではなく、私が日々の臨床で常に行っている治療に類似しています。

その上、咬合と顎関節は、私の専門であることは矯正専門医には無い理論です。矯正の診断については、矯正専門医が得意分野ですが、歯の動かし方と手順、その特徴などの異なる点が多いため、新たな知識が必要です。また、コンピューターシュミレーションを使いこなすには新たな能力が必要です。

一概に比較することはできませんが、インビザラインは従来の矯正専門医と私のような咬合、顎関節専門のどちらが有利なのかを比較できないと考えています。

そのため、私の場合は新しい矯正治療方法だと考え、治療技術の向上のために、インビザライン指導医と深い関係を保つことと、国内で唯一のアライナー研究会に所属して技術の習得と共に最新の情報を得るようにしています。


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2016年4月12日

歯周病と喫煙  その1

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喫煙が歯に及ぼす影響は一般的に歯がヤニで汚れるイメージはあると思いますが、喫煙で歯が悪くなることはあまり知られてないようです。具体的には、非喫煙者より2~9倍ほど歯周病にかかりやすく、それにより歯をなくしてしまう割合が2倍ほど高いことです。学術的には、喫煙によりニコチンなどの物質が、血液循環機能に障害を引き起こし、歯肉への酸素供給量を少なくするため、歯肉を低栄養状態に陥らせます。また、歯肉中の細菌を殺す白血球の機能を著しく低下させることにより、免疫機能を低下させビタミンCを消耗させます。(※1)その結果、歯周病になりやすく、歯周病の治療を行っても治りにくい状態になります。また、タバコのタールが歯の表面に付着することは、歯の表面がザラザラになり歯周病の原因であるプラーク(細菌の塊)が付きやすくなるため、歯周病が進行しやすくなることも考えられています。この他にも、長期の喫煙はメラニン色素が溜まりやすく、歯ぐきが黒くなります。

※1) ビタミンCはたんぱく質の合成に必要で免疫機能を維持するために重要な働きをしているといわれています。タバコ1本喫煙することによって25mgのビタミンCを消耗するといわれています。(ビタミンCの1日の必要量は50~60mg)

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2016年4月11日

歯周病検査器具のプローブ

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医院にある 「 プローブ 」 という器具です。

この器具は歯周ポケットの深さを測ったり、歯ぐきの出血、炎症、腫れを確認したりするためなど歯周病の検査では必ず必要な道具です。そのため、直ぐに取り出せるように各診療チェアーに置いています。

健康な歯周組織の基準は歯周ポケットが3mm以下、出血率はできれば10%位を保っていれば歯周病は進行しないと考えられます。そのため、定期健診ごとに常に検査して監視し続けるため、歯科衛生士の使用頻度が最もの多い器具なのです。

歯周病を予防してできるだけ歯を長く使うために必須の器具と考えても良いでしょう。


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2016年4月 9日

歯周ポケット

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「 ポケット 」 と聞いて思い浮かべるものは、服に付いている袋状のものを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。皆さんもこのポケットを日頃から良く使われていると思います。

例えば、財布、手帳、鍵、携帯電話などの物を入れる場所として、またこれからの季節には、手袋の代わりとして手の防寒のために、時には、格好をつけるためにといろいろな使い道があり、たいへん便利なものです。

ところが、このポケットが時として厄介者になることがあります。ポケットの中を確認しないまま洗濯した時です。ハンカチくらいなら問題は起こりませんが、お金、メモ用紙、レシート、時にはペンなどが入ったまま洗濯してしまった時はたいへんです。

その物だけではなく一緒に洗った他の洗濯物までも汚してしまいます。ですから、洗濯の前には必ずポケット中を確認する必要があります。

ところで、お口の中にも同じ名前の 「 ポケット 」 というものがあります。歯とはぐきの境の所にある溝です。このポケットは1~3mmで突いても出血が無ければ健康だといえます。

ところが、歯周病が進行すると深くなって汚れが中に溜まってしまいます。そこで、このポケットの深さと出血の程度を調べることによって歯周病の進行状態を知ることが出来ます。

歯周病は、症状がほとんど無いままに進行する病気です。厄介なことにならないためにも、服と歯ぐきポケットは、時々調べてあげる必要があるようです。


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2016年4月 8日

インビザラインとは?  その4

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一般の矯正治療は歯にブラケット、歯を覆うバンド、ワイヤーなど、裏側の太い針金など、たくさんの装置が歯に取り付けられます。

そのため、食後の清掃は大変ですしムシ歯や歯周病のリスクはかなり高まります。ところが、インビザラインでの矯正治療は歯に小さな突起だけなので、ムシ歯や歯周病を予防するためのお口の管理が容易になります。

しかも、歯周病やムシ歯のリスクが高い方でも、マウスピースの中にムシ歯予防のフッ素や、歯周病予防の薬剤を入れて使用することが可能なため、矯正治療期間中のムシ歯や歯周病の進行を抑制することが可能なのです。


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2016年4月 6日

インビザライン矯正治療が完了した症例

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この症例はインビザライン矯正が最も適した治療方法でした。

この方は、お口全体の歯ぐきの炎症と深い歯周ポケットと共に多くの歯の歯槽骨(歯を支える骨)を半分近く失っており、かなり進行した歯周病でした。そこで、歯周病の治療で歯ぐきの炎症と歯周ポケットを少なくし、健康な歯ぐきの状態にしてから、インビザラインによる矯正治療を開始しました。

<歯に負担をかけない矯正治療>
歯槽骨が少ないので、可能な限り矯正治療での歯の移動距離を短くすることと、歯の圧下(歯を根の向きに入れる)量を少なくすることが重要になります。

なぜなら歯の移動や圧下は歯周ポケットを増やし、歯周病を悪化させる可能性があるからです。インビザラインは治療計画の時点でコンピューター上ではありますが、事前にシミュレーションできるので、歯並びを整えつつ、歯の移動量を最小限にする治療計画を立案することが可能でした。

<矯正治療中の歯周病のコントロール>

矯正治療中に歯周病が悪化しないように、お口の衛生管理が大切になります。その時に、ブラケットやワイヤーなど清掃しにくい器具が、お口の中に無いので歯磨きしやすくなります。

このことは歯周病を悪化させない大切なことなのです。今回は日々のお口の清掃をしっかりしていただけたので必要ありませんでしたが、インビザラインはマウスピースなので、歯周病菌を抑制するジェルをマウスピースに入れることで歯周病の進行の抑制も可能です。

このように、従来のワイヤー矯正治療ではできないことが可能な点もインビザラインの特徴です。


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2016年4月 4日

インビザラインとは?  その3

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インビザラインは2005年に日本国内に導入されましたが、昭和大学歯学部矯正科槙教授はそれ以前の初期の段階からインビザラインを研究されていました。

しかしながら、全く未知の治療方法のため苦労されながら模索が続いたそうです。でも、その可能性を信じてチャレンジし続けられた結果、今では世界各国で採用されるようになり、累計で350万人もの方がインビザライン矯正をされるようになっています。

昨年、日本での10周年記念講演にも出席しましたが、インビザライン矯正の可能性と治療方法は常に研究され続けて進化しており将来が実に楽しみな治療法になっています。


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2016年4月 1日

インビザラインとは?  その2

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2000年アメリカのアライン・テクノロジー社がマウスピースで矯正する治療方法をインビザラインと命名し世界中に広め始めました。このシステムの特徴は、予定通りに動かなかった時には、もう一度歯型を取りなおして仕切り直します。

その結果、治療前、時には治療中、治療後の3Dデータをこの会社が保有することになり、どのようなケースが予定通りに動いて、どのようなケースが動かなかったかという情報を全て把握することができるのです。

そして、その情報を分析することで問題点を容易に見つけることができます。しかも、潤沢な資金力と大量のデータと高度なコンピューターシュミレーション技術によって驚愕的な速さで改良が繰り返されてきました。

そのようなシステムを構築したことで、3年前には難しいと言われていた症例に対しても、次々に技術革新することで治療が可能になっています。つまり今後も進化し続ける矯正治療方法だと考えられます。


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2016年3月28日

インビザラインとは?  その1

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シリコンバレーで働いている青年が、矯正治療後に装着する保定装置(矯正治療後に歯並びの後戻りをさせないための装置)を入れなかったため、歯が動いて少し後戻りしたそうです。その時、その保定装置を入れたところ綺麗な歯並びに戻ったそうです。

そこで、彼は歯にブラケットや針金を装着しなくても保定装置のようなマウスピースで矯正治療ができないかと考え、そのアイデアに投資を募ったところ巨額の資金が集まったそうです。

その矯正治療は世界のIT企業が集まるシリコンバレーならではの考え方でした。現状の歯並びを3Dでコンピューターに読み込み、個々の歯をコンピューター上で動かして矯正治療後の歯並びの状態までコンピューターシュミレーションします。

そのデータを基に治療前から治療完了時まで、最も効率の良い歯の動かし方をコンピューター上でシュミレーションします。そして、個々の歯を0.2mmずつ動かしたデータを作成し、そのデータからマウスピースを作成します。

そのマウスピースを製作するために、潤沢な資金を基にコスタリカに巨大工場を建設し、徐々に臨床でのデータを集めながら研究されてきたという歯科医療業界においては斬新な発想と治療システムなのです。


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2016年3月21日

第一回 日本アライナー研究会

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インビザラインの研究会が昭和大学歯学部病院で開催されました。

インビザラインは昭和大学矯正科の槇教授が日本に取り入れられた新たな矯正治療法です。昨年秋にはインビザラインの販売元のアライン社日本支部の10周年記念講演会が開催されて私も参加しましたが、まだまだ新しい矯正治療法です。

この研究会は業者主体ではなく本音で話し合い研究する会を作ろうという主旨で開催されまた。インビザラインが国内に導入された初期の頃から、臨床に取り入れておられる先生方の症例と共に本音の貴重な話しを聞けました。

今回の参加者はインビザラインを臨床で活用している全国各地の開業医が90名ほどでしたが、多くの熱い議論が交わされました。その内容は実に臨書的な内容ばかりなので明日から活かせるそうです。

半年おきに開催される予定なので次回も楽しみです。

気分転換になる面はあるのですが、東京は人が多く電車が複雑なので疲れます。帰りは新横浜駅から新幹線に乗ったので家族へのお土産はもちろん崎陽軒の焼売でした。


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飛田歯科医院
院長 飛田晴康

飛田歯科医院 院長 飛田晴康

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こんにちは。飛田歯科医院の三代目院長・飛田晴康です。
当院は、大正13年、祖父が開院して以来80年以上にわたり、地域の皆さんの歯の健康を守り続けてきました。平成17年、二代目の父の後を受け、三代目院長として私がその後を引き継ぎました。
ご年配の患者さんの中には、父の時代から通ってきてくださる方もあり、折に触れて父と思い出を話してくださいます。
そんな話を聞いていると、父、そして祖父は患者さんにとって重要な存在であり、信頼されていたのだということがひしひしと伝わってきて、改めて「歯のホームドクター」としての責任を強く感じています。

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