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2016年5月31日

インビザラインとは?  その10

全てのアライナーが送られてきます。
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全てのアライナーが送られてきます。
インビザライン矯正はコスタリカ(南米)のOperation Centerとのやり取りで治療計画が決まると、メキシコの工場で作成されアメリカへ輸送された後に日本まで送られてきます。それは治療完了までの全てのアライナー(マウスピース型の矯正装置)で、1ステージ(2週間)ごとの上下のマウスピースが連なってパッキングされています。それぞれのパックには患者名、担当医、治療完了時までのステージ数と、そのパッケージのステージの数が記載されています。それだけではなく、それぞれのマウスピースにも症例番号とステージ数が記載されています。しっかりパッケージされているのでアライナーが散乱することは無いとは思いますが、個々のアライナーを見れば判別可能になっているのです。
インビザラインは2週間おきにアライナーを交換するので基本的には使用後のアライナーを再び装着することはありません。念のために紛失や壊れることがあるので1つ前のアライナーだけは保存してもらうようにお願いしています。

但し、もう1点のトラブルがたまにあります。
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巨大工場で作成されるためなのか、機械的な問題なのか製品ミスがたまに発生します。つまりアライナーの一部に問題があるために使えない場合があります。このような場合には再製するのですが地球の裏側のいろいろな所を経由してから送られてくるので7~14日位はかかってしまいます。対処方法としてアライナーが届いた時に全てを確認すればよいのかもしれませんが、しっかりパッキングされているので使う前に開封した方が衛生的です。また、アライン・テクノロジー社からは問題が出る確率はかなり低いと説明されていますのでこの点は仕方ないと考えています。(ちなみに私は1症例経験しています)
ただ、10周年記念講演で日本を含めたアジア地域で増えてきたのでアジアにも工場を建設する予定で早くなりますと話されていますたが、いつになることやら、、、


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2016年5月30日

飛田歯科図書館 vol.05 『 100年前の世界一周 』

医院の待合室に置かせていただいている本を紹介しております。
解説はあくまで私の偏見ですのでお許しください。

「100年前の世界一周」
ある青年が撮った日本と世界
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1973年ドイツベルリンに生まれた裕福な家庭に生まれた青年が南ドイツカメラ製作所とカールツアイス社の2台の写真機を携えて世界1周したときの記録写真集です。

1905年4月ドイツを出発して大西洋を渡り、自由の女神に迎えられアメリカ大陸に到着します。ニューヨークでは車と電車が行き交い高層ビル群の摩天楼など、既に近代化された町並みで、ブルックリン橋にアイロンビルなど今と変わらない風景も映し出されています。

また、ワシントンのホワイトハウスやナイアガラ、大都会のシカゴ訪れています。その後は、鉄道と船を使って大陸を西へと渡りますが、その間イエローストン、グランドキャニオン、ロッキーなどの大自然と共に西部劇に出てくるようなカウボーイの写真もあります。

そして、11月にはアメリカ大陸を離れハワイを経由して12月末には横浜に到着します。日露戦争直後の明治28年の日本は人力車と和装に日本髪と木造家屋でアメリカと比較すればその格差が良くわかります。

ただ、日本を訪れた彼の評価は日本の美しさに衝撃を受け、全てが不思議な国だと感じながらも気に入って4ヶ月も滞在します。人々や家の中、おいらん道中や富士山も多く撮影されており当時の様子がよくわかります。

その後は朝鮮半島、中国、を経由してシンガポール、ジャワ島に渡りインドのガンジス川の沐浴やタージマハルに訪れます。当時のアジア諸国の服装は独自の民族衣装で写されている建物や船を欧米と比較すると近代化の格差がよくわかります。

そしてインド洋を渡り既に開通しているスエズ運河を経由して、ヨーロッパの到着しアルプスを越えて1906年秋にドイツに戻ります。その後は、2回の戦争をドイツ人としてくぐりぬけ、スイス国民となって移り住みます。

77歳になった時に、戦争前に訪れた世界各国の写真を見ながら書いた回想録がこの書籍です。初期のカメラにしてはきれいな写真ですので、パラパラと写真を見るだけでも楽しい本ですので手に取ってみてください。


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2016年5月28日

インビザラインとは?  その9

Optimal wear 22hours/day
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この入れ物はアライナー(マウスピース型の矯正装置)の保存ケースで、その中には「最適な装着は1日22時間」と書かれています。つまり22時間はアライナーを装着してくださいということです。

インビザライン矯正はアライナーを歯に装着することによって歯を動かします。そのため、マウスピースを装着していないと歯は動きません。だから、アライン・テクノロジー社が指定している装着時間は22時間なのです。

でも私が患者さんに説明する時には、 「 食事の時意外は装着してください 」 「 インビザライン矯正治療法の選択基準はそれができることです 」 とお話しします。

通常の矯正治療と、最も違うのがこの点です。つまり、アライナーを装着していただかないと歯は動かないからです。でも、常にアライナーを装着していても、食事以外で生活に支障をきたすことは殆ど無いから 「 食事の時意外は装着してください 」 と言えるのです。

仕事をされている方、人とお話しする機会が多い方、もちろん接客などで問題があったという話を聞いたことが無いからです。また、自ら 「 矯正していると 」 言わないかぎりは周囲の方が気づくことも殆ど無いようです。

だから、 「 食事の時意外は装着する 」 ことを基本にしているのです。但し、主婦の方からの意見で 「 調理の時に味見ができないので必要に応じて外しています 」 といわれたことはあります。


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2016年5月27日

ムシ歯予防のためのフッ素 その3

日本におけるフッ素の歴史
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わが国においては1971年兵庫県宝塚市にて、斑状歯(※)の発生が表面化し、水道水源に水質基準を上回るフッ素が含まれていることが明らかとなって、宝塚市の責任を問う斑状歯訴訟が生じていることが有名です。

しかしながら、わが国において予防のフッ化物製剤や、長年に渡って実施されてきたフッ化物歯面塗布や近年、普及が著しいフッ化物洗口での中毒例はありません。

また、フッ化物摂取と関しても、わが国ではフッ化物錠剤、フッ化物の処方もほとんどなされていないので、そのような可能性は殆ど無いといって良いかと思われます。

(※)歯のフッ素症のフッ化物の過剰摂取によって歯のエナメル質が白く濁ること)

1994年WHO(世界保健機関)は、テクニカルレポートにおいて、6歳未満の就学前児童のフッ化物洗口法は推奨されないとの見解を示していますが、その詳細は標準的な洗口法ではフッ化物の口腔内残留量は少量であり、歯のフッ素症の原因にはならないが、他の経路から摂取されるフッ化物の総量によっては歯のフッ素症を増加させるかも知れない、との危惧から推奨できないとしたものです。

つまり、世界の多くの国では水道水へのフッ素化合物の添加や、子どもへのフッ化物錠剤、フッ化物サップリメントの処方があるためであり、現在のわが国とは異なる点を知らなければなりません。また、フッ化物洗口時の飲み込み量についても問題とならないレベルであることが検証されています。

現在のムシ歯予防のために使用するフッ素はお口の中で使用されることがメインであり、体内に取り込まれる量を最小限にする使い方しかありません。この点を十分理解すれば安全で効率よく安価にムシ歯予防できる基も優れた薬剤であることが理解できると思います。

一般論ですが、全ての化学物質は体内に取り込まれる量が問題なのです。つまり適度な量だと体に必要な物質ですが、ある一定量を超えれば中毒になり、過剰になりすぎれば死に至る場合もあります。


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2016年5月25日

ムシ歯予防のためのフッ素 その2

フッ素とムシ歯予防の歴史
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フッ素にムシ歯予防の効果があることは19世紀より研究されてきました。より積極的な活用のきっかけになったのがアメリカのコロラドにおいて褐色の斑点の歯の子供が、白い歯の子供よりムシ歯が少なかったことからです。

その原因がフッ素を多く含んだ水道水を飲んでいただと解明されたことで、ムシ歯予防のためにフッ素を活用することが研究されるようになりました。

1930年代になるとアメリカ公衆衛生局において、水道水にフッ素を添加することが研究されるようになり、水道水にフッ化物を添加した都市の虫歯の発生率が低くなることが判明し、アメリカ、カナダ、ドイツ、フィンランドなどに徐々に広まってきました。

ところが、水道水フッ化物添加設備の事故により問題が起こったために安全性に対しての議論が行われるようになりました。

フッ化物の過剰摂取は歯のエナメル質が白く濁る歯のフッ素症(斑状歯)や、骨フッ素症という骨硬化症による骨折が起こる可能性、発がん性、大脳への影響などが指摘されるようになりました。

また、水道水へのフッ化物添加しない地域とムシ歯の発生率が変わらないという調査も出るようになり、水道水フッ化物添加は徐々に中止されるようになってきました。


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2016年5月24日

私が見てきたインプラントの歴史   その6

CTとシミュレーション技術の進歩
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  <初期の画像>              <現在の画像>

インプラントは骨の中に埋め込む手術なので、事前に骨の中の状態を立体的に知ることが大切です。

1900年代は従来のレントゲン写真による2次元の解析しかできませんでしたが、CT撮影と画像の解析技術の飛躍的な進歩によって立体的な診断が可能になりインプラントをより正確な治療方法になりました。

あくまで私の経験からの見解ですが、1988年に開設されたインプラント専門の新大阪のオッセオインテグレーションインプラントセンターへ、2005年に研修に行きました。

当時のインプラントの準備、手術法、術後管理などの基本的な考え方を教えていただきました。なかでも術前のCT撮影の大切さを痛感しました。

しかしながら、当時の岡山市内では歯科用のCTが無かったため、CTの研究をされている岡山大学の先生に依頼していました。医科用のCTで撮影し、そのデータをインプラント用に解析していただきました。当時としては術前に骨が立体的に見えることは画期的で感激したことを覚えています。

その後は、コンピューターと画像解析とシミュレーション技術が格段に進歩しCTも普及してきたので、より鮮明な画像とミリ単位の精密な計測と正確な診断ができるようになりました。

今では埋入するインプラントの形状をそのまま入力することが可能になり、3次元であらゆる方向から確認できるようになり、術前の診断は格段に向上してきました。

改めて、以前と比較すると近年の機器のめざましい進歩を痛感すると共にインプラント治療の成功率が向上したと考えられます。


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2016年5月23日

電動歯ブラシ その9

電動歯ブラシ修理
オムロン2.jpgソニケア2.jpg

たまたま2015年に 「 ソニッケア 」 と、 「 メディクリーン 」 の2台の電動歯ブラシが壊れてしまったので、メーカーに修理依頼したところ2台共に生産終了のため、同等の商品と交換することであれば可能という返答にお願いすることにしました。

<オムロン>
修理センター(0120-30-6606)に連絡すると、宅配業者が取りに着てくれる方法が選択できるので商品を梱包して宅配業者へ渡します。

数日後に費用とその内容の確認の連絡があり、それを了承すると商品が送られてきます。修理費用?は¥1620でした。以前使っていた物より性能が低い商品にはなりましたが、この値段で新品になるのならば大満足です。

<ソニケア>
お客様センター(06-6261-8230)に連絡すると、故障品を送ると¥9504で新製品を購入可能ということで了承しました。送られてき商品をネットで調べると¥13000~14000ですので下取りで購入したと思えば少しお得な買い物です。


結論
オムロンは機種さえ気にしなければ修理費用だけで、永遠に使い続けることができる可能性があります。ソニケアも販売価格を考えればお得なのですが、2社を比較するとオムロンの電動歯ブラシに軍配が上がります。

でも、なぜ私がソニケアにこだわり続けているのかというと、パワーが強く歯ブラシの形状が良いのでオムロンより短時間に汚れを落とせると感じているからです。

本体、ランニングコストを含めたこの価格差をどう判断するかは個人の価値観ですが、強い振動が気にならなくてマニアックな方にはソニケアがおススメです。あくまで、個人的な見解ですのでその点はあしからず。


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2016年5月21日

電動歯ブラシ その8

長年に渡って使い続けてきた電動歯ブラシ
ソニケア.jpgメディケア.jpg

数年前に 「 ソニッケア 」 は新しいタイプ(換えブラシが安価)になったのをきっかけに、テストの意味も含めて2代目にしました。

「 ソニッケア 」 は新しいタイプになっても、そのパワーは変わらず歯垢除去能力は最も優れていることに変わりがありませんでした。少し安価な換えブラシになっても¥600~1,200なので他社と比較すればまだまだ高価な換えブラシですがいい電動歯ブラシなので使い続けていました。

「 メディクリーン 」 は発売されてすぐに購入しまして半年ほどで動かなくなりましたが、その後は快適に使えています。後に 「 メディクリーン 」 を購入された数名の患者さんからも、購入してすぐに無償修理を受けたと聞きましたので、初期の商品の問題だったのだと思われます。

換えブラシも少し柔らかいタイプと硬めの2種類があり安価(¥200~300)ですし、本体もネットでは¥6,000以下で購入できるので、最もおススメしやすい電動歯ブラシであることには変わりありません。

ところが、2015年は「ソニッケア」と、「メディクリーン」2台共に壊れてしまいました。
ということで、次回は各メーカーの修理対応を比較しました。


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2016年5月20日

電動歯ブラシ その7

パナソニック 「 ドルツ 」 はどうなの?
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世界に誇れる日本のメーカーである、パナソニックが長年に渡って発売されている電動歯ブラシなので、日本人の一人として良い評価をしたいという思いは昔からあります。

「 ドルツ 」 は 「 ソニケア 」 が販売されてから数年後に、同じ超音波の電動歯ブラシとして販売されました。当時は 「 ソニケア 」 と比較してパワー不足は否めなかったのですが安価だったので2列ブラシを使うことでおススメしていました。

その後、オムロン 「 メディクリーン 」 が登場してからは、あまりおススメすることはできなくなりました。そして、ポケットドルツが登場してからはおススメできない電動歯ブラシになってしまいました。

現時点の評価として、高級機種はそこそこパワーが出るようになりましたが、通常モデルはパワーがありません。しかもブラシの形状は幅広のため、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間に毛先が入り込みにくいため、清掃効率は良いとはいえません。

また、 「 ドルツ 」 高級機種の価格帯を考えると、その半額以下でより清掃能力が高い 「 ソニケア 」 や 「 メディクリーン 」 が購入できるのであえて 「 ドルツ 」 をおススメする理由が見つからないのが現状です。

かなり辛口にはなりましたが、あくまで私の見解である点はご了承ください。私の電動歯ブラシの選択基準は、可能な限り楽で、簡単で、短時間に効果が得られ、歯磨きの方法であることが大切であり、そのことが長期にわたって良い結果を得られると考えています。

その条件にこの電動歯ブラシは有効ではないと私は考えています。

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2016年5月18日

飛田歯科図書館 vol.04 『 ハートマウンテン日系人強制収容所 』

医院の待合室に置かせていただいている本を紹介しております。
解説はあくまで私の偏見ですのでお許しください。
国家権力によって個人の自由が奪われた人々  その1
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コダクロームフィルムで見るハートマウンテン日系人強制収容所
「コダクロームフィルム」は1935年に発売され、世界で初めて商業的に成功したカラーフィルムです。このタイトルに興味をひかれた理由は、私が卒業した頃の口の中の撮影には最も適しているリバーサルフィルムと教えられ一時期使用していた思い出があるからです。

余談はさておき、この本は真珠湾攻撃の半年後に、カリフォルニア在住の日系2世のビル・マンボさんがワイオミング州の日系人強制収容所に連行され、1942年から1944年の収容施設内の日常を撮影した写真集です。

彼は写真家ではなく写真愛好家であり、当時のマンボ一族のプライベートな写真を撮っただけで、その後は長らく忘れ去られていました。彼の息子がその写真をベーコン・サカタニに見せたことがきっかけとなって2012年に貴重な記録の写真集として出版されました。

写真集を見開くと、カラー写真の鮮明さに衝撃を受けます。写真の内容は暮らしが施設内の風景と共に、お祭り、盆踊り、相撲での娯楽や、スケート場、プールの施設でのマンボ一家と共に施設内の様子が写されています。

ただ、写真の端々に映し出されている風景からは、荒涼とした大地に囲まれた施設であることがわかります。その中でも有刺鉄線が張り巡らされている光景から、強制的に収容されている日系人の出来事であるということが理解できます。

そして、戦争の一面として、アメリカに居住していた当時の日本人の特殊な状況であることを垣間見ることができました。その点を除けは、戦時中の日本国内より豊に見えてしまいます。


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2016年5月17日

ムシ歯予防のためのフッ素 その1

フッ化物(フッ素の化合物)とは?
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1974年にWHO(世界保健機関)と、FAO(食糧農業機関)は、 「 ヒトの栄養所要量の手引 」 の中で、フッ素が身体を構成する生命と、健康の維持に欠かすことのできない必須微量元素として位置づけています。

また、食品中のフッ素はお茶に0.5~2.0ppm位、普通の水道水や飲料水のフッ化物イオン濃度は0.1ppm程度です。この他、酒類やビールにも0.2~2.5ppm、酢、しょうゆ、ソースなどで約0.2~1.3ppm、海水から得られた天然の食塩には比較的多く、21~46ppmというデータがあります。

このように、あらゆる食品、あらゆる飲料水にフッ化物は含まれており、フッ化物を全く含まないものは、この地球上には存在しないばかりか、海の"生理的フッ化物濃度1.3ppm"と比較しても、その量は決して微量ではないのです。

このフッ素はムシ歯予防の薬品として世界中で長年に渡って使われてきています。しかし、過剰摂取による問題も起こってきたのでその点を十分に理解した上での使用されることが大切だと考えています。

私の意見としてはその点を理解していただければ、最も効率よく安価にムシ歯予防ができる薬剤だと考えています。


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2016年5月16日

私が見てきたインプラントの歴史   その5

より多くの症例に適応するために
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開発時のブロネマルクのインプラントは、下顎の無歯顎(歯がまったく無い総義歯)の方への治療方法として考案されました。

特徴は、材質はチタン合金、数本の長いインプラントを深く骨に埋め込むこと、インプラントを埋めてから3~4ヶ月間はインプラントの周囲に骨ができるのを待つこと、インプラントの上部の歯は全て連結することが基本とされていました。 
 
その後は、下顎臼歯へのインプラントが行なわれるようになりました。但し、長いインプラントを3本以上埋入することと共に、咬む力に耐えるために3本の上部(歯の部分)が面(3点を結んだ線の内部)になるような設計が考えられていました。

そして、下顎に比べて骨の密度が少ない上顎にまで適応症を広げ、フリースタンドといわれる1本だけでも大丈夫になり、短いインプラント、細いインプラントへと可能になりました。

その次には、骨が少ない部分にも骨の移植や再生が行なわれるようになり、時間と費用の問題さえ解決すれば、ほぼどのような状態でもインプラントが可能になりました。

その後は、より早く咬めるようにという要望にこたえるように、インプラントを埋め込んだその日に歯を入れて咬めるようになるところまで変わってきました。

確かに2005年以降のインプラント関連の機器や検査方法、術式は飛躍的に進歩してきたと感じていますが、体は変わっていないこととその歴史を理解しておくことは大切かと考えています。


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2016年5月14日

私が見てきたインプラントの歴史   その4

歯周病専門医 VS インプラント

歯周病 インプラント※クインテッセンスの家庭の歯学より引用


歯周病専門医の中では、当初からインプラントに対して否定的な考えが主流でした。私が歯周病の研修施設で学んでいた著名な先生も、私が所属している大阪デンタルリサーチグループ(1962年創立)もインプラントは長期安定する治療方法ではないという見解でした。

確かに当時の歯周病の論理からするとインプラントは論理矛盾する点が多かったのです。その論点がインプラントと骨は結合したとしても、インプラントと粘膜(歯肉)が付着するという理論がありません。

歯と歯ぐきの境目の構造は、歯ぐきから歯の根に向かって繊維が伸び、その繊維と歯の根が結合しています。ところがインプラントの場合は、歯ぐきとインプラントは接しているだけで結合することはありません。

そのため、その隙間から細菌が進入して骨が感染する危険性が高いため、長期安定するのは難しいという考えでした。そのため、当時の歯周病専門医からは反対意見が多く聞かれていました。

また、整形外科からも 「 骨から粘膜を貫通している物質が感染しないはずはない 」 とも言われていました。しかし、チタンのブロネマルクタイプのインプラントが広まり、良い結果が得られるようになると、徐々に認められるようになりました。

しかも、医科でも応用されるようになり成功例が多くなってくると、インプラント治療は認められるようになり加速的に広まっていきました。そして長期安定している症例も出てくるようになると、インプラントを肯定的に捉える歯周病専門医が増えていき、インプラント独自の理論が確立していきました。


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2016年5月13日

電動歯ブラシ その6

ブラウンの丸型回転式の評価
電動歯ブラシ

2003年頃は安価で電池式で気軽に使えるという点でおススメしていましたが、現在ではおススメできない電動歯ブラシの一つです。繰り返しになりますがあくまで私の見解ですので選択される時にちょっとだけ参考にしてほしいと思っています。

その理由は
●独特な歯ブラシの形態と動きのため、従来の歯ブラシの当て方や動かし方ではなく、独自の技術を習得する必要がある。
●歯周ポケットや歯間部に毛先が入りにくいので、歯周病や歯ぐきが退縮した(歯ぐきが下がっている)場合の歯垢(ムシ歯と歯周病菌の塊)を除去する能力が低い
●性能のわりに本体、換えブラシが高価
●充電切れの時に、手用歯ブラシのような使い方が全くできない

このようなことから、あえてこれを選択することはおススメできません。

ムシ歯と歯周病を予防するための歯垢(ムシ歯と歯周病菌の塊)を除去する技術の習得が容易で、習慣にしやすいことが大切です。可能な限り楽で簡単で短時間に効果が得られ歯磨きの方法であることが大切であり、そのことが長期にわたって良い結果を得られると考えています。


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2016年5月11日

飛田歯科図書館 vol.03 『 究極の洞窟 』

医院の待合室に置かせていただいている本を紹介しております。
解説はあくまで私の偏見ですのでお許しください。
NATIONAL GEOGRAPHIC  その1
洞窟
ナショジオが行ってみた究極の洞窟
おそらく実際には見ることはなさそうな地底の写真集です。

このところ、地震や火山の噴火などニュースの話題になることが増えてきているので、地底の構造が気になるようになってきました。私の知っている地底は子供の頃に行った井倉洞などの鍾乳洞で、狭くて暗く、ひんやりした空気と独特の石の形から別世界の風景にちょっと不気味さを感じました。

この写真集は表紙から巨大な結晶に凝視させられるのですが、これは硫酸カルシュームの結晶です。しかもマグマの熱によって洞内は湿度100% 44度の過酷な場所です。

この他にも洞窟の天井の高さが200m、ボーイング747がすっぽり入る巨大な洞窟、1150mの深さがある洞窟など世界中の想像を絶する洞窟が掲載されています。

美しいと思える景色もあるのですが、ちょっと神秘的、これは何?と見入ってしまう独特の写真集です。

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2016年5月10日

私が見てきたインプラントの歴史   その3

ブロネマルクのシステムが主流に
ブロネマルク

ブロネマルクのシステムが発表されてからは、常に注目されるインプラントになってきました。1980年後半になると徐々に都会の一部の先生がブロネマルクのシステムを導入されるようになり少しずつ広がってきました。

1990年代になると、アメリカでブロネマルクのシステム(形も)3Iというインプラントが発売されて注目を集めました。その理由は全く同じシステムで(ほぼコピー)価格がかなり安価になったからです。

私はこのことがきっかけになったように思えたのですが、これ以降は世界中の各メーカーが同じシステムのインプラントを開発するようになり、徐々にブロネマルクと同じシステムのインプラントが発売されるようになりました。

そして、現在では世界中のほぼ全てのシステムが、このブロネマルクと同じ考え方となっていますので、思い返せばインプラントの基礎となったと考えられます。
ブロネマルク

余談ですが、
当時の噂話です。ブロネマルク博士の功績は近代歯科医学の中で最も優れた発見なのでノーベル賞に値するといわれていました。

しかし、財団内の研究員だったためノーベル賞を受賞できなかったと聞いています。また、インプラント治療への研究・開発を妨げることを避けるため、あえて特許を取らなかったことで、現在のインプラント治療の普及があると考えられます。

実際、現在発売されている多くのインプラントの材質と手法が当時と変っていないことや、医科(特に整形)の分野でも体内に入れる金属がチタンになったことからも、ブロネマルク博士の素晴らしい功績が良くわかると思います。


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2016年5月 9日

私が見てきたインプラントの歴史   その2

ブロネマルク インプラント 登場!!
チタン
チタンが生体に取り込まれる写真です。

東京での勤務時代には都内の研修施設で最先端の歯科医療の技術を学んでいました。その施設で新たに輸入されたブロネマルクというインプラントを紹介されました。それがノーベルバイオケア社の開発したインプラントです。

このインプラントはノーベル賞で有名なノーベル財団の研究機関の研究員であったP・I・ブロネマルク博士(スウェーデン人)がチタンと骨とがオッセオインテグレーション(しっかり結合する)することを発見し、

このインプラントは既に1965年から臨床で応用されていましたので、日本国内に紹介された1986年当時は、既に20年近くの臨床実績がありました。当時の国内のインプラントは5年もてば良い成績だといわれていたので、その臨床実績に衝撃を受けたのをいまだに覚えています。

但し、当時の状況としてはブロネマルクのインプラントがさまざまなインプラント治療の中のひとつでしかありませんでした。ただ、今までには無い発想とノーベルという肩書きと長年の臨床結果から信用してもいいかもしれないと思わせるだけのアドバンテージがあると感じていました。

しかし、このインプラントは導入するのに高度な研修と手術室が必要で機材は800万円以上という条件のため、私には夢のような治療方法でしかありませんでした。


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2016年5月 7日

私が見てきたインプラントの歴史   その1

1985年に私が治療したインプラントの症例です。
インプラント症例インプラント症例

インプラントと言われる骨の中に人工物を埋め込んで歯を再生させる治療は、紀元前から行われていたと古い文献に記述されているようです。近代歯科医学でのインプラント治療は1940年代から行われていました。

私が卒業した1985年頃のインプラントは、新たな商品や治療方法が次から次へと発表され多種多様な種類がありました。私が記憶しているだけでも

 ●骨膜下インプラント(歯ぐきと骨の間に埋め込む)
 ●ブレードタイプインプラント(骨にスリット状の穴を開けて埋め込む)
 ●歯内骨内インプラント(歯の中を突き抜けて骨の中まで埋め込む)、
 ●サファイアインプラント(骨の中に埋め込むのですが材質がサファイア)
 ●形状記憶合金インプラント(骨の中に埋め込んだ後、金属を広げる)

などです。

記憶に頼らなければならない理由は、これらのインプラントが現在では全く見ることができないからです。

私は大阪の歯科大学を卒業して東京都港区の歯科医院に勤務しました。当時のインプラントは歯科大学でも研究が主で学生の教育は全く行われません。そのため、インプラントを学ぶには専門誌、インプラント業者の講習会、インプラントを行っている数少ない歯科医からの情報しかない状況でした。

私が勤務した医院では、京セラが開発したサファイアインプラントの治療が行われており、院長や先輩の歯科医師から指導を受け、講習会への参加することでインプラントを学び治療を行うことができました。これが私のインプラントの出会いです。


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2016年5月 6日

電動歯ブラシではないけど、、、、

エアフロス
エアフロス
発売されて直ぐ購入しました。

理由はフロスや歯間ブラシはめんどくさいと感じられる方がおられるため習慣にしづらい道具だからです。エアフロスはその点を解消してくれる可能性があるかと思い、しかもそんなに高価ではなくて登場したからです。

しかし、 「 残念ながら 」 でした。

その理由は、
歯と歯の間にある一定の隙間がある場合には少しだけ有効ですが、隙間が大きい場合(歯周病や歯ぐきが下がった状態)も小さすぎる場合(若くて健康で歯と歯ぐきの隙間が無い場合)も目的を達成できないからです。

繰り返しになりますが、目的はムシ歯と歯周病を予防するための歯垢(ムシ歯と歯周病菌の塊)を除去するのに有効かどうかです。残念ながらこの機器ではその目的を達成するための水量と水圧が足らないようです。

水圧で歯垢を除去するにはウォータージェットのような力と大量の水が必要なようです。ちなみに、ウォータージェットに対する評価は改めて。


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2016年5月 2日

電動歯ブラシ その5

2011年おススメできない電動歯ブラシポケットドルツ(Panasonic)登場!!
ポケットドルツ

あくまで個人的な意見ということが前提ですのでご了承ください。

電動歯ブラシ研究家の私として、絶対におススメできない電動歯ブラシが大人気となってしまったので、あえて報告しました。繰り返しになりますがあくまで私の見解ですので選択される時にちょっとだけ参考にしてほしいと思っています。

前提として、飛田歯科医院は徹底した予防管理が基本ですので、ムシ歯と歯周病を予防するための歯垢(ムシ歯と歯周病菌の塊)を除去する技術の習得が容易で、習慣にしやすいことが大切です。

つまり、歯を可能な限り歯を長く使っていただくためには、可能な限り楽で簡単で短時間に効果が得られ歯磨きの方法であることが大切であり、そのことで長期にわたって良い結果を得られると考えています。

その条件にポケットドルツの電動歯ブラシは有効ではないということです。
その理由は、

 ●持つところが短いので持ちにくい
 ●音波振動なのにブラシの部分の振動が弱い(毛先を歯に当てるだけでは汚れを落せない)
 ●ブラシの毛幅が広いので歯と歯のすき間に毛先が入らない(歯と歯の間、歯が凸凹して
  いるところ、ポケットが深い所は磨けない)
 ●性能が低いのに高価
 ●電動歯ブラシの特徴は、手を動かさなくてブラシを歯面に当てておくだけで汚れを落とせる
   はずなのにこの商品はできない。

その専門職である飛田歯科医院の歯科衛生士の全員も、おススメできない電動歯ブラシだということで一致しました。一言でいえば、手で磨いたほうがポケットドルツよりも早く確実に綺麗に磨けます。


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飛田歯科医院
院長 飛田晴康

飛田歯科医院 院長 飛田晴康

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こんにちは。飛田歯科医院の三代目院長・飛田晴康です。
当院は、大正13年、祖父が開院して以来80年以上にわたり、地域の皆さんの歯の健康を守り続けてきました。平成17年、二代目の父の後を受け、三代目院長として私がその後を引き継ぎました。
ご年配の患者さんの中には、父の時代から通ってきてくださる方もあり、折に触れて父と思い出を話してくださいます。
そんな話を聞いていると、父、そして祖父は患者さんにとって重要な存在であり、信頼されていたのだということがひしひしと伝わってきて、改めて「歯のホームドクター」としての責任を強く感じています。

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