« 2017年10月
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  •  
  •  
  •  
  •  
2016年5月14日

私が見てきたインプラントの歴史   その4

歯周病専門医 VS インプラント

歯周病 インプラント※クインテッセンスの家庭の歯学より引用


歯周病専門医の中では、当初からインプラントに対して否定的な考えが主流でした。私が歯周病の研修施設で学んでいた著名な先生も、私が所属している大阪デンタルリサーチグループ(1962年創立)もインプラントは長期安定する治療方法ではないという見解でした。

確かに当時の歯周病の論理からするとインプラントは論理矛盾する点が多かったのです。その論点がインプラントと骨は結合したとしても、インプラントと粘膜(歯肉)が付着するという理論がありません。

歯と歯ぐきの境目の構造は、歯ぐきから歯の根に向かって繊維が伸び、その繊維と歯の根が結合しています。ところがインプラントの場合は、歯ぐきとインプラントは接しているだけで結合することはありません。

そのため、その隙間から細菌が進入して骨が感染する危険性が高いため、長期安定するのは難しいという考えでした。そのため、当時の歯周病専門医からは反対意見が多く聞かれていました。

また、整形外科からも 「 骨から粘膜を貫通している物質が感染しないはずはない 」 とも言われていました。しかし、チタンのブロネマルクタイプのインプラントが広まり、良い結果が得られるようになると、徐々に認められるようになりました。

しかも、医科でも応用されるようになり成功例が多くなってくると、インプラント治療は認められるようになり加速的に広まっていきました。そして長期安定している症例も出てくるようになると、インプラントを肯定的に捉える歯周病専門医が増えていき、インプラント独自の理論が確立していきました。


医院サイトはこちらhttp://www.tobitadc.jp/

Google +1
2016年5月13日

電動歯ブラシ その6

ブラウンの丸型回転式の評価
電動歯ブラシ

2003年頃は安価で電池式で気軽に使えるという点でおススメしていましたが、現在ではおススメできない電動歯ブラシの一つです。繰り返しになりますがあくまで私の見解ですので選択される時にちょっとだけ参考にしてほしいと思っています。

その理由は
●独特な歯ブラシの形態と動きのため、従来の歯ブラシの当て方や動かし方ではなく、独自の技術を習得する必要がある。
●歯周ポケットや歯間部に毛先が入りにくいので、歯周病や歯ぐきが退縮した(歯ぐきが下がっている)場合の歯垢(ムシ歯と歯周病菌の塊)を除去する能力が低い
●性能のわりに本体、換えブラシが高価
●充電切れの時に、手用歯ブラシのような使い方が全くできない

このようなことから、あえてこれを選択することはおススメできません。

ムシ歯と歯周病を予防するための歯垢(ムシ歯と歯周病菌の塊)を除去する技術の習得が容易で、習慣にしやすいことが大切です。可能な限り楽で簡単で短時間に効果が得られ歯磨きの方法であることが大切であり、そのことが長期にわたって良い結果を得られると考えています。


医院サイトはこちらhttp://www.tobitadc.jp/

Google +1
2016年5月11日

飛田歯科図書館 vol.03 『 究極の洞窟 』

医院の待合室に置かせていただいている本を紹介しております。
解説はあくまで私の偏見ですのでお許しください。
NATIONAL GEOGRAPHIC  その1
洞窟
ナショジオが行ってみた究極の洞窟
おそらく実際には見ることはなさそうな地底の写真集です。

このところ、地震や火山の噴火などニュースの話題になることが増えてきているので、地底の構造が気になるようになってきました。私の知っている地底は子供の頃に行った井倉洞などの鍾乳洞で、狭くて暗く、ひんやりした空気と独特の石の形から別世界の風景にちょっと不気味さを感じました。

この写真集は表紙から巨大な結晶に凝視させられるのですが、これは硫酸カルシュームの結晶です。しかもマグマの熱によって洞内は湿度100% 44度の過酷な場所です。

この他にも洞窟の天井の高さが200m、ボーイング747がすっぽり入る巨大な洞窟、1150mの深さがある洞窟など世界中の想像を絶する洞窟が掲載されています。

美しいと思える景色もあるのですが、ちょっと神秘的、これは何?と見入ってしまう独特の写真集です。

Google +1
2016年5月10日

私が見てきたインプラントの歴史   その3

ブロネマルクのシステムが主流に
ブロネマルク

ブロネマルクのシステムが発表されてからは、常に注目されるインプラントになってきました。1980年後半になると徐々に都会の一部の先生がブロネマルクのシステムを導入されるようになり少しずつ広がってきました。

1990年代になると、アメリカでブロネマルクのシステム(形も)3Iというインプラントが発売されて注目を集めました。その理由は全く同じシステムで(ほぼコピー)価格がかなり安価になったからです。

私はこのことがきっかけになったように思えたのですが、これ以降は世界中の各メーカーが同じシステムのインプラントを開発するようになり、徐々にブロネマルクと同じシステムのインプラントが発売されるようになりました。

そして、現在では世界中のほぼ全てのシステムが、このブロネマルクと同じ考え方となっていますので、思い返せばインプラントの基礎となったと考えられます。
ブロネマルク

余談ですが、
当時の噂話です。ブロネマルク博士の功績は近代歯科医学の中で最も優れた発見なのでノーベル賞に値するといわれていました。

しかし、財団内の研究員だったためノーベル賞を受賞できなかったと聞いています。また、インプラント治療への研究・開発を妨げることを避けるため、あえて特許を取らなかったことで、現在のインプラント治療の普及があると考えられます。

実際、現在発売されている多くのインプラントの材質と手法が当時と変っていないことや、医科(特に整形)の分野でも体内に入れる金属がチタンになったことからも、ブロネマルク博士の素晴らしい功績が良くわかると思います。


医院サイトはこちらhttp://www.tobitadc.jp/

Google +1
2016年5月 9日

私が見てきたインプラントの歴史   その2

ブロネマルク インプラント 登場!!
チタン
チタンが生体に取り込まれる写真です。

東京での勤務時代には都内の研修施設で最先端の歯科医療の技術を学んでいました。その施設で新たに輸入されたブロネマルクというインプラントを紹介されました。それがノーベルバイオケア社の開発したインプラントです。

このインプラントはノーベル賞で有名なノーベル財団の研究機関の研究員であったP・I・ブロネマルク博士(スウェーデン人)がチタンと骨とがオッセオインテグレーション(しっかり結合する)することを発見し、

このインプラントは既に1965年から臨床で応用されていましたので、日本国内に紹介された1986年当時は、既に20年近くの臨床実績がありました。当時の国内のインプラントは5年もてば良い成績だといわれていたので、その臨床実績に衝撃を受けたのをいまだに覚えています。

但し、当時の状況としてはブロネマルクのインプラントがさまざまなインプラント治療の中のひとつでしかありませんでした。ただ、今までには無い発想とノーベルという肩書きと長年の臨床結果から信用してもいいかもしれないと思わせるだけのアドバンテージがあると感じていました。

しかし、このインプラントは導入するのに高度な研修と手術室が必要で機材は800万円以上という条件のため、私には夢のような治療方法でしかありませんでした。


医院サイトはこちらhttp://www.tobitadc.jp/

Google +1

飛田歯科医院
院長 飛田晴康

飛田歯科医院 院長 飛田晴康

医院サイト:
http://www.tobitadc.jp/

こんにちは。飛田歯科医院の三代目院長・飛田晴康です。
当院は、大正13年、祖父が開院して以来80年以上にわたり、地域の皆さんの歯の健康を守り続けてきました。平成17年、二代目の父の後を受け、三代目院長として私がその後を引き継ぎました。
ご年配の患者さんの中には、父の時代から通ってきてくださる方もあり、折に触れて父と思い出を話してくださいます。
そんな話を聞いていると、父、そして祖父は患者さんにとって重要な存在であり、信頼されていたのだということがひしひしと伝わってきて、改めて「歯のホームドクター」としての責任を強く感じています。

Google +1