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2016年5月27日

ムシ歯予防のためのフッ素 その3

日本におけるフッ素の歴史
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わが国においては1971年兵庫県宝塚市にて、斑状歯(※)の発生が表面化し、水道水源に水質基準を上回るフッ素が含まれていることが明らかとなって、宝塚市の責任を問う斑状歯訴訟が生じていることが有名です。

しかしながら、わが国において予防のフッ化物製剤や、長年に渡って実施されてきたフッ化物歯面塗布や近年、普及が著しいフッ化物洗口での中毒例はありません。

また、フッ化物摂取と関しても、わが国ではフッ化物錠剤、フッ化物の処方もほとんどなされていないので、そのような可能性は殆ど無いといって良いかと思われます。

(※)歯のフッ素症のフッ化物の過剰摂取によって歯のエナメル質が白く濁ること)

1994年WHO(世界保健機関)は、テクニカルレポートにおいて、6歳未満の就学前児童のフッ化物洗口法は推奨されないとの見解を示していますが、その詳細は標準的な洗口法ではフッ化物の口腔内残留量は少量であり、歯のフッ素症の原因にはならないが、他の経路から摂取されるフッ化物の総量によっては歯のフッ素症を増加させるかも知れない、との危惧から推奨できないとしたものです。

つまり、世界の多くの国では水道水へのフッ素化合物の添加や、子どもへのフッ化物錠剤、フッ化物サップリメントの処方があるためであり、現在のわが国とは異なる点を知らなければなりません。また、フッ化物洗口時の飲み込み量についても問題とならないレベルであることが検証されています。

現在のムシ歯予防のために使用するフッ素はお口の中で使用されることがメインであり、体内に取り込まれる量を最小限にする使い方しかありません。この点を十分理解すれば安全で効率よく安価にムシ歯予防できる基も優れた薬剤であることが理解できると思います。

一般論ですが、全ての化学物質は体内に取り込まれる量が問題なのです。つまり適度な量だと体に必要な物質ですが、ある一定量を超えれば中毒になり、過剰になりすぎれば死に至る場合もあります。


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飛田歯科医院
院長 飛田晴康

飛田歯科医院 院長 飛田晴康

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こんにちは。飛田歯科医院の三代目院長・飛田晴康です。
当院は、大正13年、祖父が開院して以来80年以上にわたり、地域の皆さんの歯の健康を守り続けてきました。平成17年、二代目の父の後を受け、三代目院長として私がその後を引き継ぎました。
ご年配の患者さんの中には、父の時代から通ってきてくださる方もあり、折に触れて父と思い出を話してくださいます。
そんな話を聞いていると、父、そして祖父は患者さんにとって重要な存在であり、信頼されていたのだということがひしひしと伝わってきて、改めて「歯のホームドクター」としての責任を強く感じています。

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