« 2018年4月
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
2018年3月14日

咬み合せの歴史  その10

少し専門的な解説です。
図10.jpg 図29.jpg
ナソロジーの咬合理論 その④
1950年パントグラフの開発されたのと同じ年
P.K.Thomas は修復物(歯を治療する時の冠など)を作成するための手法(ワックス・コーン・テクニック)を考案しました。その形態は崩出直後(歯が生えた直後で磨り減って無い状態)の解剖学形態(学問的な形)に近い形態で上下歯牙の咬合接触(上下の歯がどの部分で当たるか)の基準を示しました。

当時のナソロジーの考えは総義歯の基本的概念と同様にフルバランス(下顎を前方、側方に動かした時に全ての歯が接触する)の様式を有歯顎(歯がある)へも引き継ぎました。P.K.Thomas が考案したこの手法も、この考えに従った咬み合わせを実現させています。現在でもこの形態や作成方法は支持する歯科医や技工士は多いようです。


ナソロジーの修復方法
P.K.Thomasの咬合面形態でフルバランスの咬合接触を付与する方法として、臼歯の咬合面から作成されました。またこの考えはナソロジーを学んだ歯科医師の基本とされてきたため、修復の順番からナソロジーグループであることがわかります。また、「スチュアートグルーブ」「トーマスノッチ」と命名された歯の形態はフルバランスを付与しようとしたために咬頭が通過するために考えられた形態です。

<余談です>
P.K.Thomasはニューオリンズの孤児院育ちでしたがMccollm に雇われました。その後、Mccollmから学費の支援を受けて1939年USC卒業(歯学部)します。
P.K.Thomas は1949年Mccollmが卒中で倒れてから、1969年に亡くなるまでが面倒を見られたそうです。Mccollmが倒れた時にナソロジーは混乱しますが、 P.K.Thomas の卓越した講演能力でナソロジーを牽引していく立場になります。

Google +1

ページの先頭へ

トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:

http://www.tobitadc.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/823

飛田歯科医院
院長 飛田晴康

飛田歯科医院 院長 飛田晴康

医院サイト:
http://www.tobitadc.jp/

こんにちは。飛田歯科医院の三代目院長・飛田晴康です。
当院は、大正13年、祖父が開院して以来80年以上にわたり、地域の皆さんの歯の健康を守り続けてきました。平成17年、二代目の父の後を受け、三代目院長として私がその後を引き継ぎました。
ご年配の患者さんの中には、父の時代から通ってきてくださる方もあり、折に触れて父と思い出を話してくださいます。
そんな話を聞いていると、父、そして祖父は患者さんにとって重要な存在であり、信頼されていたのだということがひしひしと伝わってきて、改めて「歯のホームドクター」としての責任を強く感じています。

Google +1