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2018年9月 4日

咬み合せの歴史  その18

少し専門的な解説です。
図11.jpg

PMS、Dawson その⑤
1931年Pankeyにとって重要な意味を持つ3つことがあった年だと回想しています。

1つ目が、ノース ウエスタン大学にて口腔診査、診断、診療計画について学びました。それと同時に応用心理学も学び、歯科診療哲学を公式化する概念と原理の開発に導いてくれる結果になります。同時に歯科医師の生活を取り巻く心理的な問題解決の糸口ともなり、これがPankeyの歯科診療哲学の原点となります。

2つ目はSchuylerの論文1926年と出会いです。
Pankeyはアメリカ歯科医師会の図書館に咬合に関する資料なら何でもよいから送ってくれるように依頼したところ、その返書はペラペラの薄いSchuyler論文でした。Pankeyは当時のことを「この論文を私が理解できた範囲はごく僅かで、まるで外国文献のようで、何が書かれているのかその内容を把握することができなかった。しかし、重要なことを含んでいるように感じられて仕方がなかった。」と回想しています。これがPankeyとSchuylerの出会いでした。

3つ目がPankeyの所属するマイアミ スタディ グラブにミネアポリスのフレデリック メイヤーが訪れ、総義歯の機能的咬合を"Chew-in" テクニックで完成する五日間の総義歯コースを受講できたことです。この考えを基に可撤式局部床義歯や,咬合高径が不安定な総義歯に応用したところ、非常に良い治療結果が得られることを確認し、この治療法を研究するようになりました。

PankeyはMeyerのChew-in"テクニックとSchuylerの顆頭誘導は第二義的なものと考え前歯が下顎を主導的に誘導する考えを基にクラウンブッリジにも応用するテクニックを考案します。これがFGPテクニックの原点となります。 
また、Meyerの「現在使用している咬合器を全部捨てさり、平線咬合器に戻ろう。そうすれば、私たちは今まで咬合器を使ってできた咬合より、良い咬合が得られるであろう」
「自由自在に手指を操り、難しい器械操作技術を必要としない完全機能咬合として、人間の顎口腔系を咬合器して扱う」という考えに同意しています。
1930年頃のナソロジーはより正確な下顎運動の計測のために、下顎運動の回転軸の中心を計測し咬合器上で正確に下顎運動を再現するためにフェイスボウが開発し、ハノウキノスコープで再現しようとしていた時でのですので、その考えとは全く異なります。

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飛田歯科医院
院長 飛田晴康

飛田歯科医院 院長 飛田晴康

医院サイト:
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こんにちは。飛田歯科医院の三代目院長・飛田晴康です。
当院は、大正13年、祖父が開院して以来80年以上にわたり、地域の皆さんの歯の健康を守り続けてきました。平成17年、二代目の父の後を受け、三代目院長として私がその後を引き継ぎました。
ご年配の患者さんの中には、父の時代から通ってきてくださる方もあり、折に触れて父と思い出を話してくださいます。
そんな話を聞いていると、父、そして祖父は患者さんにとって重要な存在であり、信頼されていたのだということがひしひしと伝わってきて、改めて「歯のホームドクター」としての責任を強く感じています。

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