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2017年4月11日

子供のためにできるお口の健康  その26

3歳から6歳までに出来ることVol.5
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<仕上げ磨き>
糖分の摂取量が増えてくるので仕上げ磨きが大切になります。まだまだ自分の力で磨けるようにはなりません。自分の力で磨けるようになるまでの間の補助としてしっかり行ってください。   注意点は、汚れを取ろうとして強くゴシゴシこすらないことが大切です。強い力よりも正確に汚れを取れるような歯ブラシの当て方と動かし方に注意するよう心がけてください。また、強い力は痛いので嫌がってしまう場合があります。

お手伝いする場所が徐々に少なくなるように歯磨きの方法を教えてあげながら仕上げ磨きをすることも大切です。なお、歯ブラシでは歯と歯の間は磨けません。乳歯は歯と歯の間から虫歯になりやすいので必ずフロスを使って下さい。大人がフロスを習うよりも子供のほうが早く上達することもあります。歯磨きとフロスはともに使い続けなければならない道具ですので、早めに習慣にされることをおススメします。


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2017年2月28日

子供のためにできること  その25

3歳から6歳までに出来ることVol.4
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歯磨き
成長と共に糖分の摂取量が増えてきますので歯垢(歯に付いた細菌)を除去できるような歯磨きをする必要があります。また、永久歯が生えてくる6歳までに自らの力でしっかり歯磨きが出来るように上達しなくてはなりません。そのためにも技術を向上することが大切です。

<歯磨きの技術を学ぶ>
上手に磨けることを徐々に学ぶことです。その方法としては、磨く順番を決めることです。   
例えば、
 ①咬んだ状態で前歯と奥歯の表側
 ②お口を開けて奥歯の上下左右のかみ合わせの面、の前歯の裏側
 ③お口を開けて上下の前歯の裏側
 ④お口を開けて上下の奥歯の裏側

といった具合にやりやすい順番を決めることです。できれば何回磨くのかを決めることも良いと思います。このことは、磨き残しを少なくできるだけではなく、上達するための修正がしやすくなります。歯のすべての面を磨く習慣さえできれば後は歯ブラシの当て方のくふうだけです。6歳までに少しずつ学べるようしょう。ただし、あせってはいけません、少しずつ時間をかけてできるようになればよいのです。

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2017年2月15日

子供のためにできること  その24

3歳から6歳までに出来ること Vol.3
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フッ素を積極的に利用する
糖分の摂取量が増えるわりには、歯磨きが完全にはできない時期です。しかし、フッ素を積極的に利用することが可能になる時期です。安全で虫歯予防に有効なフッ素で、この時期を乗り切りましょう。

☆低濃度のフッ素
1日1回、寝る前に低濃度のフッ素(250~500ppm)で、「ぶくぶくうがい」をすることを毎日の寝る前の習慣にして下さい。フッ素はできるだけ長時間お口の中に滞留させておくことによって虫歯予防効果が高くなりますので、夜間の睡眠時が有効なのです。歯磨きや仕上げ磨きが出来ない時は、せめて「ぶくぶくうがい」だけして頑張ってみてください

☆高濃度のフッ素
歯科医院で5分程度かかる方法です。少し気持ち悪くて我慢しなくてはいけませんが、歯の表面を固くして虫歯になりにくくします。半年から1年毎に行えばかなり有効です。
特に、永久歯が生え始める時期は積極的に行うのが良いでしょう。なぜならば、生え始めの歯は弱いので虫歯になりやすい状態のうえ、フッ素がしみこみやすいのでフッ素が良く効く時期だからです。


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2017年1月17日

子供のためにできること  その23

3歳から6歳までの予防 Vol.2
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周囲との関係を上手く保つために
祖父祖母、周囲の親族、親しい人には、「虫歯のないきれいな歯に育って欲しいので、できるだけ甘い物は与えないように」と何度もお願いすることです。

ただし、幼稚園、保育園、ご近所やお友達との関係は最も難しいと思います。最近では糖分のコントロールがムシ歯予防になることがかなり認知されたので、良くご存知のお母さんも多いのですが、皆さんそれぞれの解釈や価値観があるので、その時々で対応する必要があります。

例えば友人のお家へ遊びに行ったときにお菓子を出されたら
「歯医者さんに言われたの」「主人に言われて食べさせられないの」などと、他の人のせいにすると良いでしょう。でも、あまり強く拒否してまで関係を悪くする必要もありません。
「ありがとうございます」と言って受け取って、子供と交渉するのも良い方法です。「1つだけ食べようか」「後で食べようか」と量や時間のコントロールや、ジュースを出されたら持参した水筒で「○○チャンは専用のお茶」と言ってごまかすのもいいでしょう。

お母さん同士のコミュニケーションを上手にとりながら、お菓子を否定するのではなくコントロールして、うまくお付き合いしてください。

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2017年1月16日

子供のためにできること  その22

3歳から6歳までの予防 Vol.1
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6歳までの糖分コントロール
3歳を過ぎれば色々なことが理解できるようになりますし、お友達も増えて行動範囲も広がり ます。そのため、制限することが少し難しくなってきます。でも、一度甘い物を食べる習慣が付いてしまえば、もっと制限が難しくなります。

子供は知っていることを我慢するのはつらいことです。糖分のコントロールは努力しただけの 結果はあります。そのため、上手に糖分のコントロールをしてみてはいかがでしょうか。

例えば、家の中にはお菓子やジュースを置かないようにする。外出時は自動販売機やコンビニで買うのはお茶などの糖分が入ってないもの、もしくはお茶の水筒を持参する。ケーキ、チョコレート、飴などは誕生日や特別な日だけに限定するなど、少し工夫すれば色々なことが出来ると思います。

多くの方が挑戦して後悔された方はありません。がんばって続けてください。
長い人生の中で、ほんの数年だけ甘い物を制限することで不幸にはなりません。それよりも、時々食べるお菓子に、これほどまでおいしそうにうれしそうに食べる姿のほうが、よっぽど幸せな子供に育ったと感じられます。

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2016年12月24日

プリティーウーマンとデンタルフロス

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かなり前の映画ですが、ちょっと一言、
1990年に公開された「プリティーウーマン」は大人気でしたが、歯科医の私から見てアメリカ社会においての歯の価値観がよくわかる映画であったことをご存知でしょうか。映画のストーリーは皆さんもご存知のように一流の資産家エドワード(リチャード・ギア)とストリートガールのビビアン(ジュリア・ロバーツ)の社会的格差があるカップルのシンデレラストーリーです。

では、エドワードがビビアンのどこに魅力を感じた、もしくはビビアンが一流の女性になる可能性をどこに感じたのでしょうか?

それはエドワードが宿泊しているホテルのペントハウスにビビアンが始めて訪れ、ルームサービスのシャンパンとイチゴを食べた後です。ビビアンが「ちょっと待ってね。シャンパンに酔ったみたい」と言って洗面所からなかなか出てこない。そのことをエドワードは不審に思い、洗面所をのぞくとビビアンは何かを隠します。エドワードはそれをドラッグと思い手をこじ開けるとフロス(上の写真のバトラー製のフロス)でした。ビビアンは「歯磨きは欠かさないのよ」といってフロスを再開します。エドワードは「キミにはビックリさせられる」とその姿を微笑みながら見つめます。
また、別れの時にエドワードは「デンタルフロスが必要なときには電話をくれ」といってビビアンに名刺を渡してホテルのペントハウスから送り出します。
このように、この映画の重要なシーンにフロスに意味を持たせています。

アメリカ社会で歯が健康であることは、肥満でない、喫煙はしないと同様に、上流階級や知的階層においての必須条件とされています。なぜなら、健康はステイタスであり、欲望を自制し規律がある生活習慣や自己管理ができる精神力が備わっていることが上流階級で認められる要素なのです。
ビビアンが歯を大切にしようとする女性で、どんな状況でも、歯を大切にするために歯磨きだけでなくフロスをする習慣があることを見て、上流階級での価値観を備えた女性だと判断したのだと思われます。また、そのような価値観を持ち続けてほしいというメッセージとして、「デンタルフロスが必要なときには電話をくれ」といったのではないでしょうか。

日本において、このような考え方は少ないとは思いますが、
近い将来の日本においても、フロスを一生懸命して歯を大切にしていることが、その人の価値観を決める条件の一つになるかもしれないと感じている歯科医の私です。みなさん、ぜひともフロスの習慣をつけましょう。もしかしたら???

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2016年12月21日

子供のためにできること  その21

3歳までに出来ることVol.6
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歯磨きの技術を学ぶ
歯磨きの習慣ができたら、少しずつ歯を磨いて歯垢を落とす技術を学ぶ必要があります。
初めから正確に磨くことはできません。最初は、歯ブラシをお口の中に入れるだけで十分です。少し大きくなったら、歯ブラシを動かすことを教えてあげてください。歯を磨くことが理解   できるようになったら、何処を磨いているのかを意識して磨けるように少しずつ教えてあげま しょう。時間をかけて、ゆっくりゆっくり、気長に教えてあげてください。
できたときには必ずほめてください。できなくても頑張ったねとほめてあげてください。

例)①咬んだ状態で左右の奥歯と前歯 ②開けた状態で上下左右の奥歯 ③歯の上に歯ブラシを当てて動かすこと、少しずつ少しずつ出来るようになれば良いのです。

目標は永久歯が生えてくる6歳ごろまでに歯磨きの習慣と技術を身につければよいのです。それまでの予防は糖分のコントロールとフッ素を上手に使えばよいのです。

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2016年12月20日

子供のためにできること  その20

周囲の協力を得ること
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「虫歯のないきれいな歯に育って欲しいので、3歳までは甘い物を与えないようにする」と祖父祖母、周囲の親族、親しい人に宣言することです。

時には、「こんなに美味しい物を知らないのは不幸だ」 「糖分をとらないと脳の発育が悪くなる」などと言われることもあると思います。しかし、そんな理屈はありません。また、ご近所やお友達の家へ遊びに行ったときにお菓子を出されたら「歯医者さんに言われたの」「主人に言われて食べさせられないの」などと、他の人の責任にすると良いでしょう。

お菓子をもらった場合には「ありがとうございます」と受け取っておいて、子供には「お母さんが預かっておくからね」と言って持たせないようにすることです。ほとんどの家庭では子供がいたらお菓子、喉が乾けばジュースという固定観念があります。その気持ちは感謝して受け取ったうえで、食べささないようにすることです。

最後に3歳を過ぎれば色々なことが理解できるようになります。そのため、制限することが少しずつ難しくなってきます。親の管理下で実行できる3歳まで挑戦してみませんか。努力しただけの結果は必ずあります。後悔することなど一つもありません。信じることです。

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2016年12月17日

定期健診の目的 その8

歯のクリーニング
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理想は日々のお口のお手入れで歯の表面に付着するムシ歯や歯周病の原因である細菌を完全に除去し続けることです。しかしながら、磨き癖や、歯や歯の根の形態が複雑、歯並びが悪いところは汚れが残りやすくなります。

そこで、その部分をチェックして歯ブラシやその他の清掃道具の使い方を修正すると共に全ての汚れや色素をクリーニングします。また、初期の虫歯があるところをフッ素のペーストを塗布し、歯周ポケットが深いところは内部を薬液で洗浄します。このことでお口の中の歯周病菌とムシ歯菌を減少させます。

これらのことをPMTC(プロフェッショナル、トゥース、クリーニング)と言われ定期健診ごとに行うことで虫歯と歯周病の予防と進行を抑制します。

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2016年12月16日

定期健診の目的 その7

定期検診の内容 vol.4
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咬み合わせのチェック
上下の歯は毎日接触しています。時には強く咬んだり歯ぎしりをしたりします。その結果、少しずつすり減ってしまいます。また、咬み癖があるため均等に擦り減ることはまれです。
その上、様々な詰め物や冠などの治療があると擦り減り方も違ってきます。

その結果、一部の歯に無理な力が加わることで、異常に擦り減ったり、歯がグラグラしたり、しみたり、欠けたりします。時には歯が割れて歯を失う原因にもなります。そのため、定期的なかみ合わせの調整が必要になります。

咬み合せのチェックでは、個々の歯の動き、上下の歯の当たり方を確認します。引っ掛かりがあるところや強く当たっているところは調整します。

また、食いしばる傾向のある方はその強弱を確認します。食いしばりや歯軋りが強いために歯に問題が起こる可能性が高くなる場合はバイトプレート(マウスピース)を装着していただくことを提案する場合もあります。

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2016年12月 3日

子供のためにできること  その19

3歳までに出来ることVol.5
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<仕上げ磨き>
仕上げ磨きとは、子供が自分の力で磨けるようになるまで、保護者が磨けないところを磨いてあげることです。まずは子供が仕上げ磨きに慣れるようにしていきましょう。

親が子供に話しかけながらするのもいいですし、子供が甘える方法になってもかまいません。  この時の注意点は、汚れを取ろうとして強くゴシゴシ磨かないようにしてください。最初は嫌がらずに習慣にすることが大切です。慣れてきたら、少しずつ汚れが取れるように磨いてください。

歯磨きに磨きに興味がでてくると、「お母さんのお口も磨いてあげる」と言われることがあります。その時は交代してさせてあげてください。大切なのは、自らの力で磨けるようになるまでの期間の補助だという認識です。お手伝いする所が少しずつ減るように教えてあげながら、仕上げ磨きをしてください。

仕上げ磨きのポイント
順番を決めて、全ての歯の面を磨けるようにするのが良いでしょう。 (例えば、歯の表側、歯の裏側、かみ合わせの面)奥歯のかみ合わせは凸凹しているので注意が必要です。

磨き方は力強く歯ブラシでこするのではなく、歯ブラシの毛先を使って汚れをこすり取ってください。仕上げ磨きを嫌がる原因は、力を入れすぎたために歯ブラシが歯ぐきに当たって痛い場合が殆どです。なお、歯ブラシでは歯と歯の間は磨けません。乳歯は歯と歯の間から虫歯になりやすいのでフロスを使ってください。子供が自分でできるところを、少しずつ増やしていきましょう。

あせることはありません。少しずつ、少しずつできるようになればいいのです。嫌がるのを無理やり押さえつけて行う仕上げ磨きは、絶対にしてはいけません。

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2016年12月 2日

子供のためにできること  その18

3歳までに出来ることVol.4
はみがき.jpg(母乳とムシ歯から引用)
歯磨きの習慣と技術
歯を磨くという習慣は、お口の健康を守っていくために生涯必要な大切な習慣です。しかし、小さな子供にとって、歯磨きの大切さは理解できません。そこで、子供にとって楽しい遊び道具の一つ、もしくは嫌いではなく毎日使う道具と感じてもらうことが重要です。

<歯磨きの習慣をつける>
まずは、歯ブラシに慣れることです。生後数ヶ月~半年位は、何でも口に入れるようになる時期です。この時から歯ブラシで遊ばせると良いでしょう。3歳位までは磨けていることよりも、磨く習慣と本人が磨くという意思を大切にしてください。また、お父さんやお母さんと一緒に楽しく歯磨きをするのもいいでしょう。上手にできたらほめてあげてください。習慣は短期間で身に付くものではありません、毎日毎日繰り返すことによって出来るのです。でも、少しくらい出来なくても、あせることはありません。生涯必要な習慣ですから、長い目で気長に考えてください。

<歯磨きの技術を学ぶ>
最初から正確に磨くことは出来ません。最初は、歯ブラシをお口の中に入れるだけで十分です。少し大きくなったら、歯ブラシを動かすことを教えてあげてください。歯を磨くことが理解できるようになったら、何処を磨いているのかを意識して磨けるように少しずつ教えてあげま しょう。時間をかけて、ゆっくりゆっくり、気長に教えてあげてください。

例)①咬んだ状態で左右の奥歯と前歯 ②開けた状態で上下左右の奥歯 ③歯の上に歯ブラシを当てて動かすこと、少しずつ少しずつ出来るようになれば良いのです。

できたときには必ずほめてください。できなくても頑張ったねとほめてあげてください。

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2016年11月30日

定期健診の目的 その6

定期検診の内容 vol.3
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<ムシ歯への対応>
ムシ歯には治療が必要なムシ歯と治療の必要がないムシ歯があります。治療の必要があるムシ歯を出来るだけ早期に発見して歯の削る量を少なくする必要があります。しかし、初期の虫歯で進行しない可能性のある部分は治療しないで経過を見ることもあります。なぜなら、初期のムシ歯の中で進行しない可能性のある歯治療しない歯はできるだけ削らない方がいいからです。その理由は、治療によって修復された人工物は必ず劣化します。そのため、治療すれば生涯の中で何度かの再治療が必要になってしまいます。

しかし、ご自身の歯であれば問題なければ生涯使い続けることができる可能性があるからです。だから、容易に治療しないのです。でも、進行してないかの確認をするための定期検診でのチェックが必要です。これが定期健診なのです。

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2016年11月29日

定期健診の目的 その5

定期検診の内容 vol.2
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<歯周病への対応>
歯周病を診断する時に短時間で容易な検査方法が、ポケットの深さ、出血点、歯の動揺度、磨き残しの場所のチェックです。この検査は前回の定期健診時やそれ以前の検査結果と比較することが大切です。悪いなりに維持されているところ、長年に渡って問題ないところ、時々悪化するところなど、その変化を確認しながらその状況に応じた対処方法や治療方法を診断します。また、咬み合わせの影響で歯周病が悪化することも考慮することが大切です。

歯周病が悪化しないと考えられている目標として患者さんに示しているのが歯周ポケットの深さが3mm以下、出血が10%前後です。その目標を維持することが理想ですので、定期検診ごとに磨きにくい部分、歯の形が複雑な部分などを確認しながら修正することが大切です。

しかしながら、体調が悪いとき、忙しいときなど様々な状況によって維持することが難しいこともあります。そのためにも、歯槽骨が少ない部分、歯周ポケットの深い部分、苦手な部分など、ご自身の状態や癖を知っていただいて、効率の良い管理を行うことも大切です。また、定期検診の期間を短くすることも選択肢です。少しでも歯を長く使うために、その方、その歯に応じた対応をすることが定期検診なのです。

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2016年11月22日

子供のためにできること  その17

3歳までに出来ることVol.3
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フッ素を積極的に上手に利用することです。

フッ素はWHO(世界保健機関)でも認められている安全で虫歯予防の有効な薬品です。これを使用することで高い虫歯予防効果が発揮できます。その方法は低濃度のフッ素(250~500ppm)をできるだけ長時間お口の中に滞留させて虫歯予防をおこなう方法です。

フッ素の予防効果は、再石灰化の促進(虫歯を修復する)と虫歯菌を弱らせることです。具体的な使用方法は、歯が生え始めた頃から、低濃度のフッ素を歯ブラシに2、3滴付けて本人に持たせます。(注意)乳幼児は歯ブラシで喉を突かないように親の監視下でおこなってください。

少し大きくなったら、本人の歯磨きや仕上げ磨きのときに行ってください。
「ブクブク」うがいが出来るようになったら、寝る前の歯磨きを行った後、低濃度のフッ素で 「ブクブク」うがいをしてください。寝ている間が最も長時間お口の中に滞留しますので、寝る前に行うのが理想的です。

高濃度のフッ素(1.23%)は歯科医院で行う方法です。5分程度、弱い電流を用いて歯に浸透させることで、歯の表面を溶かして固い歯を作りますので、酸に強くて溶けにくい歯になります。具体的な使用方法はトレー(歯を覆う物)に入った高濃度のフッ素を口の中に入れて、5分程度弱い電流を流します。(痛みは全くありません)
しかしながら5分間は動けないのと少し気持ち悪く感じる場合がありますので、3歳前後になってもし可能であれば頑張ってみましょう。

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2016年11月21日

子供のためにできること  その16

3歳までに出来ることVol.2
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3歳まで糖分を制限する問題点

長い人生の中で、数年間だけ甘いお菓子を制限することに何か問題はあるでしょうか
甘くて美味しいお菓子を知ってから制限するのは、本人も親もつらいものです。最初から知らなければ、何もつらいことはありません。せめて、親がコントロールできる年齢まで挑戦してみませんか。

甘いお菓子を一つ覚えると、嫌いな物が3つ増えるといわれています。たくさんお菓子を食べる子供で、好き嫌いの少ない子供や食事の時にしっかり食べる子供は少ないと思います。甘いお菓子を食べない子供は好き嫌いが少なく、しっかり食べる場合が多いようです。また、知らなければ、怒らなくてすむことがあります。飲み物の自動販売機の前でも、コンビニやスーパー、レストランへ行っても、お菓子コーナーの前で駄々をこねることは少なくなります。なぜなら、知らないからです。

現代の日本で、糖分不足での栄養バランスが悪くなったという話は殆どないと思います。糖分の摂取は牛乳、炭水化物、果物から十分にできます。甘いお菓子やジュースで摂取する必要はないのです。

糖分を制限する具体的な方法
飲み物は喉が渇いたときや水分補給のために飲み物は必要ですが、このときに栄養分補給をする必要ありません。糖分や色々な栄養素の入った飲み物は避けて、お茶や水にしましょう。
おやつと間食は、子供の胃は小さいので、すぐにお腹がすいてしまいます。そのため、3度の食事以外にも栄養補給する必要があります。

つまり、食事が4、5回に増えことです。その時、甘いお菓子で栄養補給する必要はありません。糖分の入っていない簡単な食事(おにぎり、サンドイッチなど)にすることが大切です。

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2016年11月 9日

定期健診の目的 その4

定期検診 vol.1
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<問診>
まずは、前回の定期健診からの様子を伺います。生活習慣や食生活、体調の変化、お口の中や清掃方法、清掃道具の変化など、変わったことがないかなどの情報収集を行います。口は体の一部ですし、体調や生活習慣の変化がお口の状態に影響するからです。また、清掃方法や道具、回数や時間帯の変化によっても、お口の状態が変化する場合があります。

過去の定期健診の記録の情報を踏まえた上で、伺った内容とお口の状態と比較しながら分析することで、問題の原因を探し出すことができるのです。つまり、一時的な問題なので経過を診る内容か、それとも積極的な対象方法や治療が必要なのか、過去に類似した問題はなかったのかなど、情報を分析します。その上で処置内容、お伝えする内容、今後の課題、注意点などを考えた定期健診を行なうのです。その結果、できるだけ長く健康なお口を維持できるのです。

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2016年11月 8日

定期検診の目的  その3

問題を見逃さないために
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歯を長く使うためには2~3年毎にお口全体の精密検査を行うことが大切です。初期のムシ歯や歯の内部の状態、埋まっている歯や親知らず、歯周病ポケット、歯ぐきの退縮と歯槽骨(歯を支えている骨)の状態、歯髄(歯の神経)と根の先の状態など、外部からでは見えない問題や病気は、精密な検査とレントゲン写真を撮らなければわかりません。

また、以前の精密検査時の写真や資料と比較することで、年齢による変化なのか、病気による変化なのか、治療を行ったほうが良いのか、このまま経過を診てよいかなどなど、を診断することができます。つまり長年の経過を記録に残すことでその傾向と変化が見えてくるのです。

蓄積された資料によって可能な限り歯を長く使うための診断と最小限で最も効率の良い治療方法を模索することができるのです。

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2016年11月 5日

保険外診療の価値  その9

歯と歯の間の歯磨きは大切  その4
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余談ですが、大切なことです。
歯を治療する時に歯と歯の間の隙間の大きさと形をどのようにするのかが、大切なのです。
せっかく時間とお金をかけて治療した歯をできるだけ長く使うためには、ムシ歯や歯周病を予防するための管理が大切になります。そのために、できるだけ短時間で容易に歯磨きができることが大切になるのです。そのためには、歯垢が付きにくく歯垢を除去しやすい歯の形態が必要になります。

そのためには可能な限り同じサイズの歯間ブラシが使えるような歯と歯の間の形態に治療する事が大切になるのです。また、フロスも同様で歯垢を取りやすい形態にすることが大切なのです。

清掃しやすい治療を行うことで、より短時間で容易にムシ歯や歯周病の原因の歯垢を除去できることになります。その結果、歯を長く使うことができるのです。但し、そのような理想的な治療を行うためには精度の高い治療と優秀な技工士と最適な材料が必要になります。

つまり保険外診療の価値とは、お口の衛生管理をしやすい治療を行なうことで歯を長持ちされる治療なのです。

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2016年11月 4日

歯と歯の間の歯磨きは大切です  その3

歯間ブラシの選び方と使い方のポイント
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歯間ブラシはブラシの毛先が歯に当たることで、汚れを落とします。そのため、歯と歯の隙間の大きさに適したサイズの歯間ブラシを使わなければ汚れは落とせません。ところが、歯と歯の間の隙間は全て同じ大きさではないで、歯間ブラシのサイズの選択はいがいに  難しいのです。

沢山の種類を買って適したサイズを選ぶのが理想ですが、おおよその選び方としては、爪楊枝を歯と歯の間に隙間に入れたときに裏側まで抜けない場合は、SSS、SS、Sサイズです。抜ける場合はMかLサイズです。

次に最小単位の歯間ブラシを購入されて使われたとき適度な抵抗がある場合はOKです。 入りにくい場合はサイズを小さく、スカスカの場合には大きいサイズに変更します。

ここまでは一般的な歯間ブラシの選び方なのですが、できれば歯科医院で歯間ブラシの使い方の指導を受けながらサイズを選んでもらうことをおススメします。その理由は、どのサイズの歯間ブラシを使えば最も効率よく確実に歯と歯の間を磨けるかという選択が出来るからです。

歯間ブラシは歯と歯の間の大きさによって最適なサイズがあります。そのため、歯と歯の間ごとに最適なサイズにすると様々なサイズの歯間ブラシが必要になるため、効率が悪くなるだけではなく、習慣にすることが難しくなります。

そこで、最小限の歯間ブラシの種類と使い方の工夫によって短時間で効率よくすることができるのです。

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2016年11月 2日

子供のためにできること  その15

まずは3歳までに出来ること Vol.1
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3歳位までは甘いお菓子などの糖分をできる限り与えないように注意しましょう。
繰り返しになりますがムシ歯は細菌と糖分によってできます。糖分がお口の中に入らなければ、歯磨きをしなくてもムシ歯になることは殆どありません。

小さな子供にとって、歯磨きの大切さは理解できません。3歳位まで、ムシ歯ができないように毎日毎日歯磨きをすることはかなり難しいものです。眠い時、機嫌が悪い時、歯磨きを嫌がる時などもありますので、調子よくできるほうが少ないと思います。

それでも何とかムシ歯にならないようにと仕上げ磨きをしないといけないと頑張ってしまうと、無理に仕上げ磨きをすることが多くなってしまいます。その結果、歯磨きが嫌になることがあります。子供が嫌になると無理やり仕上げ磨きをすることが多くなり、悪循環に陥ってしまいます。子供のために頑張って磨いたのに、結果として歯磨きが嫌いで磨かない子供を育てることになります。いつまでも、母親による仕上げ磨はできません。歯磨きが自らできるようになるためにも、3歳位までは少々歯を磨かなくても虫歯にならない食生活にしてあげることが必要なのです。

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2016年11月 1日

子供のためにできること  その14

お口の健康を維持し続けるために
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生涯にわたってお口の健康を維持し続けるためのポイントは幼児期、青年期、中年以降ではそれぞれ違った注意点があります。その中でも永久歯が生えはじめる6歳まで、その中でも3歳までが最も大切な時期です。「三つ子の魂百まで」のことわざと同様にお口の健康も3歳までが生涯のお口の健康に大きく関わってしまいます。この時期に何が大切であるかを理解して実行していただくことで、生涯にわたって健康なお口を手に入れやすくなる第一歩と考えてください。

生涯にわたってお口の健康を維持するために2つの大切なことがあります。一つはムシ歯と歯周病の原因であるお口の中の細菌の量をムシ歯や歯周病が起こらない程度の量にコントロールすること、もう一つが歯は上下の歯が毎日咬み合うので、咬む力によって歯が壊れないための力をコントロールです。

6歳までに大切なことは、その2点に加えて咀嚼できるための骨と筋肉の育成です。つまり、しっかり食べられるようなお口に育てることです。また、甘い食べ物を好きにしない食習慣です。
ムシ歯はムシ歯菌の量をコントロールするより糖分をコントロールすることで容易にムシ歯予防ができるからです。3歳までに甘いものが好きにならなければ、生涯、ある程度の糖分のコントロールは可能なのです。

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2016年10月31日

歯と歯の間の歯磨きは大切です  その2

フロスの使い方のポイント
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フロスは糸が歯面に当たってこすることで汚れを落とします。そのため、フロスを入れた手前の歯の面と奥の歯の両面に当ててこすることが大切です。できれば歯周ポケットの中(歯と歯ぐきの境目にある溝)にも可能な限り入れることも大切です。また、フロスを入れるとき「パチン」と入れて歯ぐきを傷つけないようにゴシゴシ動かしながら入れることにも注意してください。

どのフロスがいいの?
フロスには持ち手が付いているものと、指に巻いて使う糸だけのものがあります。初めて使われる方には 持ち手が付いているほうが使いやすいと思います。ただし、慣れてこられたら糸だけの方が良いでしょう。糸だけなので最も安価ですし種類もたくさんあります。

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糸だけのフロスはワックス付(WAXED)とワックス無(UNWAXED)の2種類に分類できます。理論的にはワックス無しの方が歯垢除去効率は高いのですが、ワックス付の方が歯と歯の間に入りやすく切れにくいのでおススメしています。最もおススメなのがデントテープというワックス付きの極太の糸のタイプです。その理由は切れにくく、糸が太いのでフロスで歯をこする回数が少なくてもほぼキレイになる点です。つまり、短時間でよい結果を得ることができるからです。

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2016年10月28日

歯と歯の間の歯磨きは大切です その1

フロス、歯間ブラシとは
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フロスや歯間ブラシを使う目的は、歯ブラシだけでは歯と歯の間に付着した歯垢(ムシ歯と歯周病の原因である細菌の塊)を取り除くことはできないからです。その結果、歯垢が歯と歯の間に残ったままになるため、「毎日しっかり歯を磨いているのに、虫歯になった」という結果になるのです。そこで、歯と歯の間の歯垢を清掃するためのフロスや歯間ブラシを使うことが大切なのです。

では、フロスと歯間ブラシどちらを使えばいいの?
若い方や歯周病がない健康な歯ぐきの場合は歯と歯の隙間はほとんどありません。    ところが、歯周病が進行して歯を支える骨を失ってくると歯ぐきが退縮(下がってきて)して、歯と歯の間に隙間がでてきます。また健康な歯ぐきであっても中年を過ぎると歯ぐきが退縮することもあります。このように歯の間に隙間がある方には歯間ブラシが向いています。また、ブリッジやインプラントの方も歯間ブラシが向いている場合が多いです。

基本的には歯と歯の間の隙間が狭い方はフロス、隙間が広い方は歯間ブラシですが、どちらが向いているかは、歯科医院で確認されることをおススメします。

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2016年10月10日

講習会

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今日は講習会で東京まで来ています。
虫歯と歯周病の原因の細菌のお勉強で、予防の先進国の北欧から来日されている先生です。
同時通訳なので時間がかかるのが難点です。
もちろん私は日本語だけしかわかりません。

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2016年7月23日

定期検診の目的  その2

歯周病やムシ歯と共に、歯を失う原因として咬み合わせもあります。
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<咬み合せで歯を壊さないために>
歯は毎日、上下の歯が当たることで咬むという仕事をします。
上下の歯が当たれば擦り減りが起こるので咬み合わせは変化します。咬み合う面は歯だけではなく、金属、プラスチック、陶器などいろんな材質で治療されている場合があり個々の材質によって擦り減り方が違います。また、歯周病で歯槽骨(歯を支えている骨)が少ない歯、神経を失っている歯、磨り減って弱い象牙質が出ている歯など個々の歯の状態も異なります。その上、咬み癖や咬み合わせが悪い場合などには、一部の歯にだけ強い力が加わっている場合もあります。その他にも硬いものやなかなか咬み切れない食べ物がお好きな方や、食いしばったり、歯軋りをされる方は通常以上の力が歯に加わっています。

このように、様々な状態の歯に無理な力が加わらないようにするためには、定期的なチェックと咬み合わせの調整が必要なのです。歯を長く使うためには咬み合せの管理はムシ歯や歯周病の管理と同じくらい大切なことなのです。

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2016年7月22日

定期検診の目的  その1

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定期検診は、できるだけ歯を長持ちさせるために1~6カ月おきに行うお口のチェックとクリーニングです。治療が終わったからといって安心されるのではなく、お口の健康をできるだけ長く維持するために管理が必要なのです。

<虫歯や歯周病を予防するために>
歯を長持ちさせるためには、虫歯と歯周病を予防することが大切です。その虫歯と歯周病の原因である細菌を除去するためには、日頃の歯磨きが大切なのですが、体調や食生活の変化や磨き方の癖がでてくるので、良い状態を維持し続けることはなかなか難しいことです。そこで、磨き方の修正や、汚れを落としにくい部分のクリーニングが必要です。また、虫歯や歯周病を早期に発見することが大切なので、検査とチェックも必要になります。

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2016年7月20日

子供のためにできること その9

母乳育児のすすめ vol.3
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乳幼児のムシ歯はどうしてできるの?
①歯が生える
②ムシ歯の原因菌(主にミュータンス菌)が保育者(主にお母さん)の口から赤ちゃんの口へ感染して住み着く
③砂糖が口の中に取り込まれる(お菓子、ジュースなどの糖分)
④細菌は砂糖を分解して水に溶けにくいネバネバ物質(不溶性グルカン)をつくり出す。
⑤ネバネバ物質を出した細菌が歯に付着する
⑥歯の表面で細菌が増殖して歯垢になります
⑦歯垢の中の細菌は砂糖を分解してネバネバ物質と共に酸を作り出し、この酸で歯を溶かします。

ここでの重要なポイントは
 細菌と砂糖と時間です。
 細菌が居なければムシ歯になりません。細菌が居たとしても砂糖がお口に入ってこなければムシ歯になりません。歯に細菌が付着しても直ぐに細菌を取り除けばムシ歯にはなりません。

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2016年7月19日

子供のためにできること その8

母乳育児のすすめ vol.2
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母乳とムシ歯
母乳育児を続けていると、ムシ歯になりやすいから早めに止めた方が良いと言われることが多いと思います。特に歯科関係者から、、、、、
確かに、ある条件下では母乳育児を続けているとムシ歯にはなりやすいので、その経緯と理由をしっかり理解しておくことが大切なのです。

<母乳がムシ歯の原因と考えられた時代>
昭和30~40年代に小児歯科の受診者の中で母乳を続けている2~3才児にムシ歯の多発が報告されたことから、母乳がこの原因だと考えられたため、歯科界では母乳は早期に止めた方がよいと考えられていました。私が学んだ歯科大学の教科書には
「母乳が必要なのは3~4ヶ月でその後は人口乳でも良く8ヶ月以降の授乳は有害である」
と掲載されています。

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このように歯科医師の教育機関である歯科大学の教科書に掲載されているのですから、歯科関係者は当然のようにムシ歯予防のために母乳は可能な限り早く止めた方が良いと考えるのは仕方ないことなのです。
でも、前回で書いたように母乳は咀嚼機能の育成のために大切な哺乳行為なのです。

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2016年7月16日

子供のためにできること その7

母乳育児のすすめ vol.1
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咬むための筋肉の育成
人は哺乳類に分類される動物です。つまり出産後に母乳を飲んで成長する動物であることを認識する必要があります。この母乳によって栄養を得て成長すること以外に、母乳を飲むという行為によって咀嚼機能が発達するための大切な一歩であることを理解しておく必要があります。

母乳での哺乳動作は人口乳とは全く異なります。
①上下の唇を吸盤が吸い付くように乳首に密接させます。
②上下の顎をくっつけ(歯がある場合の咬んだ状態)にして口の中の容量を0にします。
③強く口を開けるように顎を動かすことによって口の中が陰圧になり母乳が口の中へ引き込まれます。
④②の上下の顎をくっつけ(咬むように顎を動かす)ながら母乳を飲み込みます。

このように、顎を上下に動かしながら咬むようにして母乳は飲まれます。つまり、ストローのように飲むのではありません。この咬むようにして飲むことが顎の筋肉を鍛え、離乳食から普通食を食べる頃には硬いものが咬めるだけの筋肉が鍛えられているのです。
だから母乳で飲むことはお口の健康育成にとってはとっても大切なのです。

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2016年7月13日

子供のためにできること  その6

基礎知識②
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糖分のコントロールが大切な理由
少し古いのですがある大学の研究(1981,86年)で、ナイジェリアの都市部と農村部の虫歯の状態を調査した結果、近代文明に殆ど接していない(お菓子がない)部族においては1%程度の虫歯の発生率しかありませんでした。しかも、農村部では2歳を超えても授乳している場合が多く見られました。歯ブラシやフッ素がないのにこの結果です。また、ニュージーランドの先住民族は埋葬された頭蓋骨の調査から1万本に1本の虫歯しか発見できなかったそうです。糖分を摂取しなければ、歯磨きをしなくても虫歯にはならないという実例です。
現実社会の中での子育てで糖分を全く採らないことは無理なのはわかっていますが、糖分の中のショ糖(一般的には砂糖)がムシ歯の原因であり、糖分をコントロールすることで予防が可能であることは知っておいて頂きたいのです。

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2016年7月12日

子供のためにできること  その5

基礎知識①
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☆虫歯と歯周病の原因は
口の中にいる細菌が糖を分解して酸を作り、この酸によって歯が溶けて虫歯になります。歯周病は「歯周ポケット」といわれる溝に住み着いた細菌が出す毒素によって歯ぐきが炎症を起こし、歯槽骨(歯を支える骨)が溶けて、歯がぐらぐらになって抜けてしまう病気です。両方とも、歯の周囲に付着した細菌の塊によって起こる病気です。
    
☆咬む機能を育成する
スポーツ選手が練習で使う筋肉を鍛えて技術や能力を高めるように、咬む筋肉を鍛えないとお口の能力は鍛えられません。お口の能力を育成するために、練習を行う必要があります。また、筋肉の発達は骨の成長を促進します。しっかりとした骨格を育成するためにも、お口の機能の育成は大切なことです。

☆食生活の管理
虫歯予防の最も有効な方法は、食生活の管理です。その中でも特に糖分摂取のコントロールは重要です。

☆フッ素の利用
フッ素は安全で虫歯予防の効果が高い薬品です。使い方は、高濃度と低濃度の2種類のフッ素を組み合わせて上手に使うことです。

☆歯磨きと仕上げ磨き
最終目標は永久歯の生える6歳になった時に歯磨きの習慣と磨く技術が習得されていることです。の目標に向かって少しずつ少しずつ習慣と技術を身につけましょう。その間はお母さんが磨けない部分を手伝うことが仕上げ磨きです。

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2016年7月 2日

子供のためにできること  その4

周囲の協力
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周囲への協力のお願いは妊娠されてからが良いと思います。
なぜなら、誰しも子供の健やかな成長を願っていますので、妊婦さんの意見を受け入れやすくなるからです。
その時に、
「虫歯のない健康な口に育って欲しいので、3歳までは甘い物を与えないようにする」と祖父祖母、周囲の親族、親しい人に宣言することです。
時には、「こんなに美味しい物を知らないのは不幸だ」 「糖分をとらないと脳の発育が悪くなる」などと言われることもあると思います。しかし、そんな理屈はありません。
それでも何か言われそうな時には、「歯医者さんに言われたの」「主人に言われて食べさせられないの」などと、他の人の責任にすると良いでしょう。
このような宣言をするためにも、前もってご主人も理解されておく必要がありますので、奥様と同様に妊娠される前にはご主人のお口が健康に保てるための知識と方法を理解されておくことが大切です。

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2016年6月29日

子供のためにできること  その3

出産前にできること
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本来であれば、妊娠される前にお母さんのお口を健康にすることが大切です。
その理由は2つです。

まずは、ムシ歯と歯周病の原因である細菌をお母さんのお口から可能なかぎり少なくすることが大切です。なぜならお母さんの口の中の細菌が子供に感染するといわれています。そのためには、お母さんのお口が健康であり、ムシ歯や歯周病にならないようにお口の中の細菌が管理されていることが必要になります。

次に、お母さんが子供の口を健康に育成するための知識を得ることです。育児は様々な知識が必要であり、常に判断しなければならないことだらけです。また、お母さんは子供にとっての大切な指導者ですので、前もって十分な知識を得る必要があります。お母さん自身のお口の健康を保つための知識と方法はお子様にも生かせますので、それに育児の時の知識を加えれば十分なのです。

もう一つ大切なことは、妊娠されると歯科治療内容の制限や体調によって難しい点がありますので、余裕がある妊娠される前の方や良いと思います。

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2016年6月28日

子供のためにできること  その2

母乳とムシ歯を考える
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これは2008年が初版の書籍の表紙です。

この本は「日本母乳の会」からの依頼により、聖マリア学院大学橋本教授と昭和歯科大学井上教授、仙台、長野、大阪、神戸の歯科医と私で何度も何度も打ち合わせをして完成させて本なのです。なぜ、歯科医の私が母乳に関わっているかは改めてお話しますが、1992年に「日本母乳の会」が発足する前からに関わるようになった経緯があります。この他にも母乳育児シリーズとして「離乳食のすすめ」「離乳食」「安心の母乳育児」が発行されていますので出産を控えておられる方や子育て中の方はぜひご覧ください。

「母乳」がお口の健康にとって大切なことは子供の咬む機能と顎の発育にとって大切だからです。しかしながら、一般的には母乳を続けることがムシ歯になりやすい点が問題視されています。この本では、「母乳育児」の大切さを踏まえながらムシ歯予防の方法を解説させていただきました。
今後はこれらの内容も踏まえて「子供のためにできること」を書かせていただきます。

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2016年6月27日

子供のためにできること  その1 

お口の健康という財産を残しませんか
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お子様のために何を残してあげようと思われますか。教育、知恵、資産などが一般的な考えですが、「生涯、お口が健康であり続ける」という財産を残してあげることを加えてみませんか。

平均的な日本人であれば、子供の頃から老人に至るまで虫歯と歯周病になり、治療を繰り返し、年齢と共に歯を失って入れ歯やインプラントになってしまう場合が多いです。その間、痛み、歯ぐきが腫れ、口臭、歯がぐらぐらする、硬いものが咬めない、見た目が悪い、顎が痛い、咬みにくいなどの症状を繰り返し、何度も歯科医院への通院を繰り返します。その間、治療に伴う痛みや不快感だけでなく、様々な不安と共に多くの時間と費用を使うことになるのです。

「お口が健康であり続ける」ことで歯が悪くなることから開放されるのです。お口が健康ですと、意識しないで食べるのが楽しく、口元を隠すことなく、口臭を気にしないでお話しすることができ、生活を楽しめることになるのです。

お口が健康であり続けることで「快適で豊かな生活」という財産をプレゼントしてはいかがでしょうか。

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2016年6月18日

ガムは歯に良いの? 悪いの?

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大リーグでも試合中にガムを咬んでいる姿は良く見かけます。

一般的にスポーツ選手は集中力を増すためにガムを咬むことが多いようです。私たちがガムを咬むときは車の運転の時に眠気を抑えたり、歯磨きができないとき、口臭が気になるときなどにガムを咬むことが多いようです。しかし、これらは毎日の習慣ではなく一時的なことです。

常にガムを咬むことはや、ガムをよく咬むことで、何が起こるのでしょう? 咬む筋肉を使い続けることで筋肉が鍛えられます。その結果、鍛えられた筋肉で咬むことになるので、上下の歯には強い力が加わることで歯の磨耗が早まります。また、強い力は歯を壊してしまう場合があります。

その他にも糖分の摂取量が増えるので、ムシ歯のリスクが高くなります。ガムを咬む時は一時的に眠気を抑えたり、歯磨きの代わりにつかったり、緊張を抑えるためにガムを咬むことは、毎日の習慣ではないので問題ありません。但し、虫歯にならない商品を選択してください。ガムを常に咬むことが多い方は歯の寿命を短くする可能性がありますので可能であれば避けた方がよいでしょう。

但し、キシリトール入りのガムはムシ歯予防効果があるのでおススメする場合があります。この点は改めてお話します。

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2016年6月11日

電動歯ブラシ その12

どの換えブラシが良いの?
歯ブラシ棚
換えブラシは 「 メディクリーン 」 「 ソニケア 」 共に数種類あります。

「 メディクリーン 」 は毛が柔らかく少し長くて毛先が細いタイプ(極細マイルドブラシ)と、毛がしっかりしたタイプ(トリプルクリアブラシ)の2種類があります。

どちらでもかまわないと思いますが、選択基準は歯に軽く当てて手をあまり動かさないタイプの磨き方をされる場合は柔らかいタイプの毛をおススメします。ある程度の力を入れてゴシゴシこすらないと気がすまない方にはしっかりしたタイプをおススメします。

「 ソニケア 」 の換えブラシの種類は多いのですが、基本的には通常の大きさでスタンダードタイプ(プロリザルツ)が良いと思います。見た目は少し長く感じるのですが先端部分が少し細くなっているのと幅が広くないので、ミニタイプでなくても奥歯の奥側まで届く方が多いようです。

お口がかなり小さい方にはミニタイプの方が良い場合もありますが、スタンダードな歯ブラシを使われている方であれば十分使えると思います。他にも色々なタイプがありますがあえておススメしません。

その理由は価格です。繰り返しになりますができるだけ安価で、気軽に買えブラシを交換できることが、最も歯垢を除去するのに効率が良いからです。

ちなみに、 「 ソニケア 」 の(ダイヤモンドクリーン)は中心部の毛の密度が多すぎるため歯と歯の間に毛先が入りにくいのでおススメできません。


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2016年6月10日

ムシ歯予防のためのフッ素 その6

高濃度のフッ素イオン導入(20万ppm)
フッ素イオン

高濃度のフッ素(2%リン酸フッ化ナトリウム)は、歯の表面を一時的に溶かし電気分解されたフッ素イオンと共に歯の表面に取り込まれます。この時、歯の表面の密度を増すことで、歯が強くなり溶けにくい(ムシ歯になりにくい)歯をつくります。

年に1~2回行うことで効果が持続します。フッ素イオン導入は医院で行っています。電気を使いますが痛みや違和感はありません。5分間ほどかかるのと、術後30分は歯の表面で化学反応が起こっていますので、お口の中に何も入れないでください。

費用は¥2,000です。フッ素イオン導入の永久歯が生えた時が最もは効果が高いので、15歳位までは年1,2回、行われるのがおススメです。もちろん成人にも有効ですので、特に詰め物や冠など治療されているところが多い方にはおススメです。

<フッ素イオン導入が効果的である理由>
フッ素は不安定な元素のため常に他の元素とくっついているため、電気分解することでフッ素イオンになります。体(歯)を一時的にプラスにすることでマイナスのフッ素イオンが歯に取り込まれます。


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2016年6月 8日

電動歯ブラシ その11

電動歯ブラシの換えブラシの交換時期について、
電動歯ブラシ

メーカーの説明では2~3ヶ月おきの交換と書かれていますが、私は1~1.5ヶ月毎に交換することをおススメしています。

(ちなみに私は1ヶ月で交換しています)歯ブラシの選び方でもお伝えしましたが、基本は少しでも毛先が開いてきたら早めに交換されることです。理由は毛先が開いて劣化した歯ブラシでは清掃効率がかなり低下するからです。

だからこそ、換えブラシは早めに気軽に交換できるように多めに購入していただくことをおススメします。 「 メディクリーン 」 は家電量販店でもネットでも価格差はあまり無いようですが、 「 ソニケア 」 はネットが安いです。特に4本入りはお得ですので時間があるときに探してみてください。

私の交換方法は無条件に交換できるように換えブラシにマジックで交換予定日を記入しています。その理由は 「 毛先が開いてから 」 にすると 「 もうちょと使えるかな~と 」 考えながらなかなか交換しないからです。

何も考えないで記入された日に交換するのであれば悩みが無くなり清掃効率が維持できるからです。

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2016年6月 7日

電動歯ブラシ その10

現時点で最もおススメする電動歯ブラシはソニケアですが確認が必要です。
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「 ソニケア 」 の価格が5,000円台と、また安くなりました。 「 ソニケア 」 の性能は以前から、最も優れているとお伝えしてきました。価格とランニングコストが他の機種より高価なため、おススメしきれない状況でした。

ところが、安い機種でもその基本性能に変わりがないのと 「 メディクリーン 」 と同等の価格になってきたからです。まだ、換えブラシは¥600~¥900ですので 「 メディクリーン 」 と比較すると少しは高価なのですが、性能から考えれば許容範囲だと私は感じています。

但し、1点だけ気をつける必要があります。初めて電動歯ブラシを使われる方の中で、数パーセントだけ振動に慣れないもしくは強い振動だと気持ち悪いと感じられる方がおられます。

この点は実際に使って頂かないと解らないのですが、飛田歯科医院では、デモ用(実際には使えませんが)の電動歯ブラシがありますので、その振動を触って確認されてから購入を考えられることをおススメします。

もしくは家電量販店でも、振動が体験できるデモ機を置いてあるところもありますので、触って確認されるのも良いかと思います。もし、不安に思われる方は少し上の機種で価格が上がりますが振動の調整機能(強、弱など)が付いている機種がおススメです。

迷われている方はぜひ一度ご相談ください。


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2016年6月 4日

ムシ歯予防のためのフッ素 その5

低濃度のフッ素
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低濃度のフッ素(1,000ppm未満)は頻繁に使用することで虫歯予防する方法で、その使用方法には歯磨剤と洗口があります。

その効果は、お口の中の細菌の増殖を抑制したり、細菌が酸をつくりにくくしたり、歯の再生(再石灰化)を促進することで歯の表面の小さなムシ歯を再生してくれる作用があります。フッ素が含まれている歯磨き剤や洗口液を毎日使うことです。特に寝る前の使用が効果的です。

<フッ化物配合歯磨剤>
世界保健機関(WHO)は、フッ化物配合歯磨剤の使用を推奨しています。
フッ化物配合歯磨剤のムシ歯予防のメカニズムは、初期ムシ歯の脱灰の抑制と再石灰化の促進と、ムシ歯菌の抑制です。その有効性に関する研究は1945年以降行われています。

わが国では、フッ化物配合歯磨剤は医薬部外品として位置づけられ、配合フッ化物は、フッ化ナトリウム(NaF)、フッ化スズ(SnF2)、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)の3種類が承認されており、いずれの場合もフッ化物濃度は1,000ppm(0.1%)以下と規定されています。

フッ素入り歯磨剤は量販店でも販売されています。虫歯予防、フッ素入りと書かれたものを選ばれれば大丈夫です。

<フッ素化合物の洗口>
低濃度のフッ素化合物は可能なかぎり長時間、歯に接触していることにより、ムシ歯の予防効果があります。洗口液はゆすげば良いので歯磨きより簡単で口液を毎日使うことです。特に寝る前の使用が効果的です。

また、成人のフッ化物洗口のムシ歯予防効果もあります。臨床試験として陸上自衛隊員に行われたところ、統計学的に有意なムシ歯予防率が38.2%と、ムシ歯予防対策にもフッ化物洗口は有用な方法であることを示唆するものでした。

フッ素入り洗口液は市販薬の「レゴビーノ」が便利なのですが、私は医院専売の「ミラノール」が安価でお得なのでおススメしています。


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2016年6月 3日

ムシ歯予防のためのフッ素 その4

フッ素のムシ歯予防効果とは
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ムシ歯は歯に付着した歯垢(ムシ歯の原因菌の塊)は、お口の中に入ってくる糖分を分解して酸をつくります。この酸が歯を溶かして次第に穴があいていくことをムシ歯と呼んでいます。

そのため、歯の表面に付着した歯垢を歯ブラシで取り除くことと糖分の摂取を抑制することがムシ歯予防の基本です。フッ素によるムシ歯予防とは、歯の表面をフッ素で強くして歯を溶けにくくしたり、虫歯の原因の細菌の働きを弱めて酸をつくりにくくしたり、歯の再生(再石灰化)を促進することでムシ歯になりにくくすることです。

フッ素には高濃度と低濃度があり、それぞれの方法と予防効果の違いがあるので、その特徴を理解した使い方が大切です。

<情報>
1949年、厚生・文部両省から「弗化ソーダ局所塗布実施要領」、1966年には厚生省医務局歯科衛生課から、「弗化物歯面塗布実施塗布」が出され、その普及が図られてきました。

また、2003年の厚生労働省医政局長および厚生労働省健康局長連名により、全国各都道府県知事にあてて「フッ化物洗口ガイドライン」においてフッ化物の応用は重要であり、

フッ化物応用によるむし歯予防の有効性と安全性は、すでに国内外の多くの研究により示されており、口腔保健向上のためフッ化物の応用は、重要な役割を果たしている。と述べられています。


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2016年5月27日

ムシ歯予防のためのフッ素 その3

日本におけるフッ素の歴史
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わが国においては1971年兵庫県宝塚市にて、斑状歯(※)の発生が表面化し、水道水源に水質基準を上回るフッ素が含まれていることが明らかとなって、宝塚市の責任を問う斑状歯訴訟が生じていることが有名です。

しかしながら、わが国において予防のフッ化物製剤や、長年に渡って実施されてきたフッ化物歯面塗布や近年、普及が著しいフッ化物洗口での中毒例はありません。

また、フッ化物摂取と関しても、わが国ではフッ化物錠剤、フッ化物の処方もほとんどなされていないので、そのような可能性は殆ど無いといって良いかと思われます。

(※)歯のフッ素症のフッ化物の過剰摂取によって歯のエナメル質が白く濁ること)

1994年WHO(世界保健機関)は、テクニカルレポートにおいて、6歳未満の就学前児童のフッ化物洗口法は推奨されないとの見解を示していますが、その詳細は標準的な洗口法ではフッ化物の口腔内残留量は少量であり、歯のフッ素症の原因にはならないが、他の経路から摂取されるフッ化物の総量によっては歯のフッ素症を増加させるかも知れない、との危惧から推奨できないとしたものです。

つまり、世界の多くの国では水道水へのフッ素化合物の添加や、子どもへのフッ化物錠剤、フッ化物サップリメントの処方があるためであり、現在のわが国とは異なる点を知らなければなりません。また、フッ化物洗口時の飲み込み量についても問題とならないレベルであることが検証されています。

現在のムシ歯予防のために使用するフッ素はお口の中で使用されることがメインであり、体内に取り込まれる量を最小限にする使い方しかありません。この点を十分理解すれば安全で効率よく安価にムシ歯予防できる基も優れた薬剤であることが理解できると思います。

一般論ですが、全ての化学物質は体内に取り込まれる量が問題なのです。つまり適度な量だと体に必要な物質ですが、ある一定量を超えれば中毒になり、過剰になりすぎれば死に至る場合もあります。


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2016年5月25日

ムシ歯予防のためのフッ素 その2

フッ素とムシ歯予防の歴史
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フッ素にムシ歯予防の効果があることは19世紀より研究されてきました。より積極的な活用のきっかけになったのがアメリカのコロラドにおいて褐色の斑点の歯の子供が、白い歯の子供よりムシ歯が少なかったことからです。

その原因がフッ素を多く含んだ水道水を飲んでいただと解明されたことで、ムシ歯予防のためにフッ素を活用することが研究されるようになりました。

1930年代になるとアメリカ公衆衛生局において、水道水にフッ素を添加することが研究されるようになり、水道水にフッ化物を添加した都市の虫歯の発生率が低くなることが判明し、アメリカ、カナダ、ドイツ、フィンランドなどに徐々に広まってきました。

ところが、水道水フッ化物添加設備の事故により問題が起こったために安全性に対しての議論が行われるようになりました。

フッ化物の過剰摂取は歯のエナメル質が白く濁る歯のフッ素症(斑状歯)や、骨フッ素症という骨硬化症による骨折が起こる可能性、発がん性、大脳への影響などが指摘されるようになりました。

また、水道水へのフッ化物添加しない地域とムシ歯の発生率が変わらないという調査も出るようになり、水道水フッ化物添加は徐々に中止されるようになってきました。


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2016年5月23日

電動歯ブラシ その9

電動歯ブラシ修理
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たまたま2015年に 「 ソニッケア 」 と、 「 メディクリーン 」 の2台の電動歯ブラシが壊れてしまったので、メーカーに修理依頼したところ2台共に生産終了のため、同等の商品と交換することであれば可能という返答にお願いすることにしました。

<オムロン>
修理センター(0120-30-6606)に連絡すると、宅配業者が取りに着てくれる方法が選択できるので商品を梱包して宅配業者へ渡します。

数日後に費用とその内容の確認の連絡があり、それを了承すると商品が送られてきます。修理費用?は¥1620でした。以前使っていた物より性能が低い商品にはなりましたが、この値段で新品になるのならば大満足です。

<ソニケア>
お客様センター(06-6261-8230)に連絡すると、故障品を送ると¥9504で新製品を購入可能ということで了承しました。送られてき商品をネットで調べると¥13000~14000ですので下取りで購入したと思えば少しお得な買い物です。


結論
オムロンは機種さえ気にしなければ修理費用だけで、永遠に使い続けることができる可能性があります。ソニケアも販売価格を考えればお得なのですが、2社を比較するとオムロンの電動歯ブラシに軍配が上がります。

でも、なぜ私がソニケアにこだわり続けているのかというと、パワーが強く歯ブラシの形状が良いのでオムロンより短時間に汚れを落とせると感じているからです。

本体、ランニングコストを含めたこの価格差をどう判断するかは個人の価値観ですが、強い振動が気にならなくてマニアックな方にはソニケアがおススメです。あくまで、個人的な見解ですのでその点はあしからず。


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2016年5月21日

電動歯ブラシ その8

長年に渡って使い続けてきた電動歯ブラシ
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数年前に 「 ソニッケア 」 は新しいタイプ(換えブラシが安価)になったのをきっかけに、テストの意味も含めて2代目にしました。

「 ソニッケア 」 は新しいタイプになっても、そのパワーは変わらず歯垢除去能力は最も優れていることに変わりがありませんでした。少し安価な換えブラシになっても¥600~1,200なので他社と比較すればまだまだ高価な換えブラシですがいい電動歯ブラシなので使い続けていました。

「 メディクリーン 」 は発売されてすぐに購入しまして半年ほどで動かなくなりましたが、その後は快適に使えています。後に 「 メディクリーン 」 を購入された数名の患者さんからも、購入してすぐに無償修理を受けたと聞きましたので、初期の商品の問題だったのだと思われます。

換えブラシも少し柔らかいタイプと硬めの2種類があり安価(¥200~300)ですし、本体もネットでは¥6,000以下で購入できるので、最もおススメしやすい電動歯ブラシであることには変わりありません。

ところが、2015年は「ソニッケア」と、「メディクリーン」2台共に壊れてしまいました。
ということで、次回は各メーカーの修理対応を比較しました。


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2016年5月20日

電動歯ブラシ その7

パナソニック 「 ドルツ 」 はどうなの?
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世界に誇れる日本のメーカーである、パナソニックが長年に渡って発売されている電動歯ブラシなので、日本人の一人として良い評価をしたいという思いは昔からあります。

「 ドルツ 」 は 「 ソニケア 」 が販売されてから数年後に、同じ超音波の電動歯ブラシとして販売されました。当時は 「 ソニケア 」 と比較してパワー不足は否めなかったのですが安価だったので2列ブラシを使うことでおススメしていました。

その後、オムロン 「 メディクリーン 」 が登場してからは、あまりおススメすることはできなくなりました。そして、ポケットドルツが登場してからはおススメできない電動歯ブラシになってしまいました。

現時点の評価として、高級機種はそこそこパワーが出るようになりましたが、通常モデルはパワーがありません。しかもブラシの形状は幅広のため、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間に毛先が入り込みにくいため、清掃効率は良いとはいえません。

また、 「 ドルツ 」 高級機種の価格帯を考えると、その半額以下でより清掃能力が高い 「 ソニケア 」 や 「 メディクリーン 」 が購入できるのであえて 「 ドルツ 」 をおススメする理由が見つからないのが現状です。

かなり辛口にはなりましたが、あくまで私の見解である点はご了承ください。私の電動歯ブラシの選択基準は、可能な限り楽で、簡単で、短時間に効果が得られ、歯磨きの方法であることが大切であり、そのことが長期にわたって良い結果を得られると考えています。

その条件にこの電動歯ブラシは有効ではないと私は考えています。

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2016年5月17日

ムシ歯予防のためのフッ素 その1

フッ化物(フッ素の化合物)とは?
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1974年にWHO(世界保健機関)と、FAO(食糧農業機関)は、 「 ヒトの栄養所要量の手引 」 の中で、フッ素が身体を構成する生命と、健康の維持に欠かすことのできない必須微量元素として位置づけています。

また、食品中のフッ素はお茶に0.5~2.0ppm位、普通の水道水や飲料水のフッ化物イオン濃度は0.1ppm程度です。この他、酒類やビールにも0.2~2.5ppm、酢、しょうゆ、ソースなどで約0.2~1.3ppm、海水から得られた天然の食塩には比較的多く、21~46ppmというデータがあります。

このように、あらゆる食品、あらゆる飲料水にフッ化物は含まれており、フッ化物を全く含まないものは、この地球上には存在しないばかりか、海の"生理的フッ化物濃度1.3ppm"と比較しても、その量は決して微量ではないのです。

このフッ素はムシ歯予防の薬品として世界中で長年に渡って使われてきています。しかし、過剰摂取による問題も起こってきたのでその点を十分に理解した上での使用されることが大切だと考えています。

私の意見としてはその点を理解していただければ、最も効率よく安価にムシ歯予防ができる薬剤だと考えています。


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2016年5月13日

電動歯ブラシ その6

ブラウンの丸型回転式の評価
電動歯ブラシ

2003年頃は安価で電池式で気軽に使えるという点でおススメしていましたが、現在ではおススメできない電動歯ブラシの一つです。繰り返しになりますがあくまで私の見解ですので選択される時にちょっとだけ参考にしてほしいと思っています。

その理由は
●独特な歯ブラシの形態と動きのため、従来の歯ブラシの当て方や動かし方ではなく、独自の技術を習得する必要がある。
●歯周ポケットや歯間部に毛先が入りにくいので、歯周病や歯ぐきが退縮した(歯ぐきが下がっている)場合の歯垢(ムシ歯と歯周病菌の塊)を除去する能力が低い
●性能のわりに本体、換えブラシが高価
●充電切れの時に、手用歯ブラシのような使い方が全くできない

このようなことから、あえてこれを選択することはおススメできません。

ムシ歯と歯周病を予防するための歯垢(ムシ歯と歯周病菌の塊)を除去する技術の習得が容易で、習慣にしやすいことが大切です。可能な限り楽で簡単で短時間に効果が得られ歯磨きの方法であることが大切であり、そのことが長期にわたって良い結果を得られると考えています。


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2016年5月 6日

電動歯ブラシではないけど、、、、

エアフロス
エアフロス
発売されて直ぐ購入しました。

理由はフロスや歯間ブラシはめんどくさいと感じられる方がおられるため習慣にしづらい道具だからです。エアフロスはその点を解消してくれる可能性があるかと思い、しかもそんなに高価ではなくて登場したからです。

しかし、 「 残念ながら 」 でした。

その理由は、
歯と歯の間にある一定の隙間がある場合には少しだけ有効ですが、隙間が大きい場合(歯周病や歯ぐきが下がった状態)も小さすぎる場合(若くて健康で歯と歯ぐきの隙間が無い場合)も目的を達成できないからです。

繰り返しになりますが、目的はムシ歯と歯周病を予防するための歯垢(ムシ歯と歯周病菌の塊)を除去するのに有効かどうかです。残念ながらこの機器ではその目的を達成するための水量と水圧が足らないようです。

水圧で歯垢を除去するにはウォータージェットのような力と大量の水が必要なようです。ちなみに、ウォータージェットに対する評価は改めて。


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2016年5月 2日

電動歯ブラシ その5

2011年おススメできない電動歯ブラシポケットドルツ(Panasonic)登場!!
ポケットドルツ

あくまで個人的な意見ということが前提ですのでご了承ください。

電動歯ブラシ研究家の私として、絶対におススメできない電動歯ブラシが大人気となってしまったので、あえて報告しました。繰り返しになりますがあくまで私の見解ですので選択される時にちょっとだけ参考にしてほしいと思っています。

前提として、飛田歯科医院は徹底した予防管理が基本ですので、ムシ歯と歯周病を予防するための歯垢(ムシ歯と歯周病菌の塊)を除去する技術の習得が容易で、習慣にしやすいことが大切です。

つまり、歯を可能な限り歯を長く使っていただくためには、可能な限り楽で簡単で短時間に効果が得られ歯磨きの方法であることが大切であり、そのことで長期にわたって良い結果を得られると考えています。

その条件にポケットドルツの電動歯ブラシは有効ではないということです。
その理由は、

 ●持つところが短いので持ちにくい
 ●音波振動なのにブラシの部分の振動が弱い(毛先を歯に当てるだけでは汚れを落せない)
 ●ブラシの毛幅が広いので歯と歯のすき間に毛先が入らない(歯と歯の間、歯が凸凹して
  いるところ、ポケットが深い所は磨けない)
 ●性能が低いのに高価
 ●電動歯ブラシの特徴は、手を動かさなくてブラシを歯面に当てておくだけで汚れを落とせる
   はずなのにこの商品はできない。

その専門職である飛田歯科医院の歯科衛生士の全員も、おススメできない電動歯ブラシだということで一致しました。一言でいえば、手で磨いたほうがポケットドルツよりも早く確実に綺麗に磨けます。


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2016年4月27日

電動歯ブラシ その4

2009年オムロン「メディクリーン」登場
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この頃になると電動歯ブラシ専用の売り場ができるほど浸透してきました。おススメの電動はブラシの王座の 「 ソニケア 」 は変わらなかったのですが、その牙城を崩したのがオムロンの「メディクリーン」の登場です。

「 メディクリーン 」 は62gとビックリするほど軽くて細くなったのにハイパワーです。しかも、歯ブラシの形状が良いので、歯と歯や歯の間や歯ぐきの境目、深い凹凸の部分に毛先が入りやすいので歯垢を除去する能力も高いのです。

軽くて小さいことは充電が切れの時に普通の歯ブラシとしても使えるので便利です。ブラウンやドルツはこの点が不利でした。しかも、本体は5千~8千円程度、替えブラシも1本で300円位と高品質のわりには安価です。

この頃になると 「 ソニッケア 」 も改良されてランニングコスト(換えブラシ)と本体が少し安価になりましが価格差はまだまだありました。でも、太くて重く換えブラシが高価なのに、私がおススメする理由は販売されている商品の中で最も歯垢除去能力が高いと感じていたからです。


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2016年4月26日

電動歯ブラシ その3

どのメーカーが良いの?(ドルツとブラウンとソニッケア)
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2001年から使い始めた頃から 「 ソニッケア 」 以外に、おススメできる電動歯ブラシはないかと家電量販店や薬局などで良さそうな商品を購入して試してみていました。そして2003年頃に発売されたのが、パナソニックの「ドルツ」でした。

「 ソニッケア 」 に比べてパワーに関しては全く太刀打ちできませんでしたが、メーカーの信頼性、使い易さ、価格、ランニングコスト、(換えブラシが1本¥200)に優れていました。磨く力の不足は2列の換えブラシを使うことである程度は解消できるので、電動歯ブラシを少しは気軽におススメできる商品になりました。

当時、おススメしていたもう一つの電動歯ブラシが、 「 ブラウンD4010 」 です。丸型のヘッドが回転する現在と同じタイプで、価格が2000円位で小さくて軽く電池式なので気軽に買えるおためしのの電動歯ブラシとしておススメしていました。

但し、特殊な形態なので独自の磨き方をマスターする必要があるのと、毛先が歯と歯ぐきの境目に届きにくいので歯周病の方には不向きでした。やはり、 「 ソニケア 」 同等の能力を有する電動歯ブラシはなかなか登場しなかったのが現実でした。


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2016年4月25日

電動歯ブラシ その2

「電動歯ブラシ」を使い続けて15年
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私が電動はブラシに興味を持ち始めたのは、2000年頃に患者さんから「電動歯ブラシはいいのですか?」と聞かれたことがきっかけです。当時は音波歯ブラシという新方式の「ソニッケア」が発売されて注目を集め始めていた時でした。

それまでの電動歯ブラシは、安価で毛先がカタカタ動くタイプと、開発された、個々の毛がクルクル回ることで矯正治療中の歯に付けたブラケットや針金が装着されていても磨きやすい電動歯ブラシしか無く、特殊な道具という認識しかありませんでした。

しかし、私はこの質問をきっかけに、本当はどうだろうか?という疑問を持ちはじめて思い切って購入してみました。思い切る理由は、本体2万5千円、替えブラシ3千円の「ソニッケア」が、数百円の歯ブラシの何十倍の価格差に見合う価値があるとは到底思えなかったからです。

ところが、実際に使ってみると持った感じは太くて重く持ちにくいのですが、予想外に短時間で歯がツルツルになり、歯磨き後に使ったフロスに付く汚れがあまりに少なかったことにびっくりして、短時間で確実に歯垢(ムシ歯や歯周病の原因菌)が取り除けると確信が得られたのです。

高価ではありますが、ムシ歯や歯周病を予防する便利な道具として電動歯ブラシの可能性を実感することで、電動歯ブラシオタクになってしまいました。


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2016年4月23日

電動歯ブラシ その1

電動歯ブラシはいいのですか?
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よく聞かれる質問です。

2000年以来、その答えは 「 良いです 」。でも、 「 良い電動はブラシと悪い電動歯ブラシがあるので、もし購入される予定があるなら必ず聞いてくださいね 」 とお答えしています。

電動歯ブラシをおススメする理由は短時間で、より多くの歯垢(ムシ歯や歯周病の原因菌)が取り除けるからです。例えで説明すると、歯磨きはお部屋の掃除と同じで、ホウキで掃除するのと掃除機で清掃するのであれば、短時間で効率よく掃除できるのが掃除機です。

お口の中に付着した汚れを清掃する道具として手より機械の方が効率は良いのです。但し、上手に使わないとホウキで丁寧に掃除した時よりきれいにならないのと同じで、電動歯ブラシも道具の特性を理解した上で上手に使いこなすことが大切なのです。


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2016年4月20日

毎日、歯磨きしているのに、、、

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「 毎日、しっかり歯磨きしているのにムシ歯や歯周病になる 」

と言われることを聞くことがあります。そう、毎日頑張って磨かれている方が殆どだと思います。それなのに、、、

では、なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか?

お部屋の掃除や汚れた食器を洗う時に、真っ暗にして見えない状態だとしたらどうでしょう。部屋の隅、家具や椅子の足元、食器の凹んだところなど、汚れを取り残してしまいます。つまり、綺麗にするためには、目で確認しながら行うことが取り残しを少なする方法なのです。

お口も同様で汚れの取り残しを確認しなければ、磨き残しが出てしまいます。でも、お口の中の隅から隅まで見て確認することはできません。そこで、歯科衛生士による歯磨き指導が必要になるのです。

何も気にしないで磨けるところ、歯ブラシの角度や当て方に気をつけなければならないところ、どこが磨きやすくて、どこが不得意なところなのかを自覚して意識して歯磨きすることが大切なのです。しかも定期的にチェックすることも大切です。

なぜなら、どうしても磨き癖ができてしまうからです。それを修正するためにも定期健診が大切なのです。


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2016年4月16日

歯ブラシの選び方 その2

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どの歯ブラシが良いですか?と聞かれた時のひとことは 「 形はスタンダードなもの 」 で「できれば安い歯ブラシ 」 とお答えします。

その理由は気軽に交換してもらいたいからです。歯ブラシは使えば使っただけ、必ず劣化して毛の腰が無くなり毛先が開いてきます。その結果、確実に歯垢(プラーク)を取り除く能力は落ちてくるため、磨き残しが多くなりムシ歯や歯周病が進行する可能性が高くなります。

歯ブラシを交換した時 「 磨いた感じが変わった 」 と思われた経験がある方は多いと思います。明らかに新しい歯ブラシの毛先は歯垢(プラーク)を取り除く能力は高いのです。

ですから、少しでも開きかけた歯ブラシを気軽に交換してもらうために「安い歯ブラシ」は大切な要因なのです。

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2016年4月15日

歯ブラシの選び方

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各メーカから歯ブラシの新製品は、次から次へと発売されますが、多くの商品は消えてしまいます。歯ブラシの機能は毛先が歯に当たって擦れることで、細菌の塊の歯垢(プラーク)を取り除きます。

つまり、歯ブラシの幅と長さ、毛の硬さと形状によって毛先がどのように歯に当たるかが異なるため、個々の歯ブラシによって効率の良い磨き方が異なってしまいます。

そのため、毎回違う歯ブラシを使うことは、歯ブラシごとに磨き残しの部位が異なってしまうので、そのたびに確認する必要があります。歯磨きは効率よく短時間で多くの歯垢(プラーク)を取り除くことが大切です。

そのためには、可能な限り同じ形態と硬さの歯ブラシで同じ角度と力加減が一定な方が良いのです。 しかも、いつでもどこでも簡単に手に入れられることも大切です。ですから、私がおススメしているのはスタンダードな形と硬さなのです。


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2016年4月13日

デントテープというフロス(糸ようじ)

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歯と歯の間のプラーク(虫歯や歯周病の原因菌)を取り除くために最も有効なのがフロスです。

元々、フロスは歯と歯の間に入った時に、フロスの繊維がほどけて繊維の間にプラークが絡まることで取り除く方法です。そのため、細い糸がバラける方が良いと考えられてきました。

ところが、このデントテープはワックスで繊維を固めており、しかもフロスより太いテープといわれるくらいの糸の量です。つまり、従来のフロスの考え方とは違っています。

私がデントテープをおススメする理由は、この方がプラークの取り除く効率が良いからです。イメージとしては大量にガバッとです。

つまり、細かく丁寧にしっかりとプラークを除去するには従来のフロスが良いとは思うのですが、短時間で効率良く大雑把にプラークを除去するにはデントテープの方が有利なのです。

私の考え方は、長年に渡ってお口の衛生管理を続けるためには、できるだけ短時間で効率よい方法であることが大切だと考えています。つまり、少し雑になったてもそこそこ良い状態を維持するための道具としてデントテープは優れていると考えています。


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飛田歯科医院
院長 飛田晴康

飛田歯科医院 院長 飛田晴康

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こんにちは。飛田歯科医院の三代目院長・飛田晴康です。
当院は、大正13年、祖父が開院して以来80年以上にわたり、地域の皆さんの歯の健康を守り続けてきました。平成17年、二代目の父の後を受け、三代目院長として私がその後を引き継ぎました。
ご年配の患者さんの中には、父の時代から通ってきてくださる方もあり、折に触れて父と思い出を話してくださいます。
そんな話を聞いていると、父、そして祖父は患者さんにとって重要な存在であり、信頼されていたのだということがひしひしと伝わってきて、改めて「歯のホームドクター」としての責任を強く感じています。

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