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2016年6月10日

ムシ歯予防のためのフッ素 その6

高濃度のフッ素イオン導入(20万ppm)
フッ素イオン

高濃度のフッ素(2%リン酸フッ化ナトリウム)は、歯の表面を一時的に溶かし電気分解されたフッ素イオンと共に歯の表面に取り込まれます。この時、歯の表面の密度を増すことで、歯が強くなり溶けにくい(ムシ歯になりにくい)歯をつくります。

年に1~2回行うことで効果が持続します。フッ素イオン導入は医院で行っています。電気を使いますが痛みや違和感はありません。5分間ほどかかるのと、術後30分は歯の表面で化学反応が起こっていますので、お口の中に何も入れないでください。

費用は¥2,000です。フッ素イオン導入の永久歯が生えた時が最もは効果が高いので、15歳位までは年1,2回、行われるのがおススメです。もちろん成人にも有効ですので、特に詰め物や冠など治療されているところが多い方にはおススメです。

<フッ素イオン導入が効果的である理由>
フッ素は不安定な元素のため常に他の元素とくっついているため、電気分解することでフッ素イオンになります。体(歯)を一時的にプラスにすることでマイナスのフッ素イオンが歯に取り込まれます。


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2016年6月 4日

ムシ歯予防のためのフッ素 その5

低濃度のフッ素
低濃度のフッ素04_prevention04-pic1.jpg

低濃度のフッ素(1,000ppm未満)は頻繁に使用することで虫歯予防する方法で、その使用方法には歯磨剤と洗口があります。

その効果は、お口の中の細菌の増殖を抑制したり、細菌が酸をつくりにくくしたり、歯の再生(再石灰化)を促進することで歯の表面の小さなムシ歯を再生してくれる作用があります。フッ素が含まれている歯磨き剤や洗口液を毎日使うことです。特に寝る前の使用が効果的です。

<フッ化物配合歯磨剤>
世界保健機関(WHO)は、フッ化物配合歯磨剤の使用を推奨しています。
フッ化物配合歯磨剤のムシ歯予防のメカニズムは、初期ムシ歯の脱灰の抑制と再石灰化の促進と、ムシ歯菌の抑制です。その有効性に関する研究は1945年以降行われています。

わが国では、フッ化物配合歯磨剤は医薬部外品として位置づけられ、配合フッ化物は、フッ化ナトリウム(NaF)、フッ化スズ(SnF2)、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)の3種類が承認されており、いずれの場合もフッ化物濃度は1,000ppm(0.1%)以下と規定されています。

フッ素入り歯磨剤は量販店でも販売されています。虫歯予防、フッ素入りと書かれたものを選ばれれば大丈夫です。

<フッ素化合物の洗口>
低濃度のフッ素化合物は可能なかぎり長時間、歯に接触していることにより、ムシ歯の予防効果があります。洗口液はゆすげば良いので歯磨きより簡単で口液を毎日使うことです。特に寝る前の使用が効果的です。

また、成人のフッ化物洗口のムシ歯予防効果もあります。臨床試験として陸上自衛隊員に行われたところ、統計学的に有意なムシ歯予防率が38.2%と、ムシ歯予防対策にもフッ化物洗口は有用な方法であることを示唆するものでした。

フッ素入り洗口液は市販薬の「レゴビーノ」が便利なのですが、私は医院専売の「ミラノール」が安価でお得なのでおススメしています。


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2016年6月 3日

ムシ歯予防のためのフッ素 その4

フッ素のムシ歯予防効果とは
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ムシ歯は歯に付着した歯垢(ムシ歯の原因菌の塊)は、お口の中に入ってくる糖分を分解して酸をつくります。この酸が歯を溶かして次第に穴があいていくことをムシ歯と呼んでいます。

そのため、歯の表面に付着した歯垢を歯ブラシで取り除くことと糖分の摂取を抑制することがムシ歯予防の基本です。フッ素によるムシ歯予防とは、歯の表面をフッ素で強くして歯を溶けにくくしたり、虫歯の原因の細菌の働きを弱めて酸をつくりにくくしたり、歯の再生(再石灰化)を促進することでムシ歯になりにくくすることです。

フッ素には高濃度と低濃度があり、それぞれの方法と予防効果の違いがあるので、その特徴を理解した使い方が大切です。

<情報>
1949年、厚生・文部両省から「弗化ソーダ局所塗布実施要領」、1966年には厚生省医務局歯科衛生課から、「弗化物歯面塗布実施塗布」が出され、その普及が図られてきました。

また、2003年の厚生労働省医政局長および厚生労働省健康局長連名により、全国各都道府県知事にあてて「フッ化物洗口ガイドライン」においてフッ化物の応用は重要であり、

フッ化物応用によるむし歯予防の有効性と安全性は、すでに国内外の多くの研究により示されており、口腔保健向上のためフッ化物の応用は、重要な役割を果たしている。と述べられています。


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2016年5月27日

ムシ歯予防のためのフッ素 その3

日本におけるフッ素の歴史
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わが国においては1971年兵庫県宝塚市にて、斑状歯(※)の発生が表面化し、水道水源に水質基準を上回るフッ素が含まれていることが明らかとなって、宝塚市の責任を問う斑状歯訴訟が生じていることが有名です。

しかしながら、わが国において予防のフッ化物製剤や、長年に渡って実施されてきたフッ化物歯面塗布や近年、普及が著しいフッ化物洗口での中毒例はありません。

また、フッ化物摂取と関しても、わが国ではフッ化物錠剤、フッ化物の処方もほとんどなされていないので、そのような可能性は殆ど無いといって良いかと思われます。

(※)歯のフッ素症のフッ化物の過剰摂取によって歯のエナメル質が白く濁ること)

1994年WHO(世界保健機関)は、テクニカルレポートにおいて、6歳未満の就学前児童のフッ化物洗口法は推奨されないとの見解を示していますが、その詳細は標準的な洗口法ではフッ化物の口腔内残留量は少量であり、歯のフッ素症の原因にはならないが、他の経路から摂取されるフッ化物の総量によっては歯のフッ素症を増加させるかも知れない、との危惧から推奨できないとしたものです。

つまり、世界の多くの国では水道水へのフッ素化合物の添加や、子どもへのフッ化物錠剤、フッ化物サップリメントの処方があるためであり、現在のわが国とは異なる点を知らなければなりません。また、フッ化物洗口時の飲み込み量についても問題とならないレベルであることが検証されています。

現在のムシ歯予防のために使用するフッ素はお口の中で使用されることがメインであり、体内に取り込まれる量を最小限にする使い方しかありません。この点を十分理解すれば安全で効率よく安価にムシ歯予防できる基も優れた薬剤であることが理解できると思います。

一般論ですが、全ての化学物質は体内に取り込まれる量が問題なのです。つまり適度な量だと体に必要な物質ですが、ある一定量を超えれば中毒になり、過剰になりすぎれば死に至る場合もあります。


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2016年5月25日

ムシ歯予防のためのフッ素 その2

フッ素とムシ歯予防の歴史
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フッ素にムシ歯予防の効果があることは19世紀より研究されてきました。より積極的な活用のきっかけになったのがアメリカのコロラドにおいて褐色の斑点の歯の子供が、白い歯の子供よりムシ歯が少なかったことからです。

その原因がフッ素を多く含んだ水道水を飲んでいただと解明されたことで、ムシ歯予防のためにフッ素を活用することが研究されるようになりました。

1930年代になるとアメリカ公衆衛生局において、水道水にフッ素を添加することが研究されるようになり、水道水にフッ化物を添加した都市の虫歯の発生率が低くなることが判明し、アメリカ、カナダ、ドイツ、フィンランドなどに徐々に広まってきました。

ところが、水道水フッ化物添加設備の事故により問題が起こったために安全性に対しての議論が行われるようになりました。

フッ化物の過剰摂取は歯のエナメル質が白く濁る歯のフッ素症(斑状歯)や、骨フッ素症という骨硬化症による骨折が起こる可能性、発がん性、大脳への影響などが指摘されるようになりました。

また、水道水へのフッ化物添加しない地域とムシ歯の発生率が変わらないという調査も出るようになり、水道水フッ化物添加は徐々に中止されるようになってきました。


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2016年5月17日

ムシ歯予防のためのフッ素 その1

フッ化物(フッ素の化合物)とは?
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1974年にWHO(世界保健機関)と、FAO(食糧農業機関)は、 「 ヒトの栄養所要量の手引 」 の中で、フッ素が身体を構成する生命と、健康の維持に欠かすことのできない必須微量元素として位置づけています。

また、食品中のフッ素はお茶に0.5~2.0ppm位、普通の水道水や飲料水のフッ化物イオン濃度は0.1ppm程度です。この他、酒類やビールにも0.2~2.5ppm、酢、しょうゆ、ソースなどで約0.2~1.3ppm、海水から得られた天然の食塩には比較的多く、21~46ppmというデータがあります。

このように、あらゆる食品、あらゆる飲料水にフッ化物は含まれており、フッ化物を全く含まないものは、この地球上には存在しないばかりか、海の"生理的フッ化物濃度1.3ppm"と比較しても、その量は決して微量ではないのです。

このフッ素はムシ歯予防の薬品として世界中で長年に渡って使われてきています。しかし、過剰摂取による問題も起こってきたのでその点を十分に理解した上での使用されることが大切だと考えています。

私の意見としてはその点を理解していただければ、最も効率よく安価にムシ歯予防ができる薬剤だと考えています。


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飛田歯科医院
院長 飛田晴康

飛田歯科医院 院長 飛田晴康

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こんにちは。飛田歯科医院の三代目院長・飛田晴康です。
当院は、大正13年、祖父が開院して以来80年以上にわたり、地域の皆さんの歯の健康を守り続けてきました。平成17年、二代目の父の後を受け、三代目院長として私がその後を引き継ぎました。
ご年配の患者さんの中には、父の時代から通ってきてくださる方もあり、折に触れて父と思い出を話してくださいます。
そんな話を聞いていると、父、そして祖父は患者さんにとって重要な存在であり、信頼されていたのだということがひしひしと伝わってきて、改めて「歯のホームドクター」としての責任を強く感じています。

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