プロフェッショナルな歯科医師を追求

歯科医師は「プロフェッショナル」な職業プロフェッショナルな歯科医師
プロフェッショナルとは先生と呼ばれる職業です。その語原を遡るとプロフェッション=聖職に辿り着きます。かつての西欧社会では、聖職と呼ばれる職種は、聖職者、教師、医師、弁護士の4つだけでした。この職業に就く人は、自分の利益は考えずに、クライアントの利益を最優先に考えて仕事をする人たちです。彼らは高い倫理観を持って仕事に臨むので絶対的な権威があります。それゆえ、彼らには失敗は許されません。私も歯科医師である以上は、高い倫理観を持ち、プロフェッショナルに徹する治療をすべきだと考えています。当院の経営理念の中にも、プロフェッショナルであり続けたい、その想いが込められています。

当院の経営理念と歯科哲学
私がプロフェッションという言葉を初めて知ったのは、1920年代から活躍した、アメリカのL.D.Panky(1906~1989)クター・パンキー先生が提唱した、歯科フィロソフィー(歯科哲学)を学んだときでした。当時のアメリカは、「黄金の20年代」といわれ、ラジオや洗濯機などの電化製品が家庭に普及し始めた時代です。歯科治療にも歯を削る器械が発達し、これまでの「歯を抜いて治す治療」から、「歯を削って残す治療」へと変わっていきました。こうした時代にPankyは、「プロフェッショナルに徹するのが歯科医師である」と主張し、歯科哲学を体系化させました。

当院の経営理念のベースには先生が提唱した、「歯科医師の責任は、歯を修繕するだけでなく、患者さんの幸せのために、生涯に渡って守ること」という哲学が盛り込まれています。この哲学は、ロータリークラブの「好意・友情・真実を保ち、プロフェッショナルな仕事をする」という、崇高な理念にも通じています。

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