加齢による変化
人間は年齢を重ねるごとに、お口の中の環境が変化していき、ムシ歯や歯周病にかかりやすくなります。若い頃は唾液が多く分泌してお口の中の細菌を一緒に洗い流します。しかし、加齢とともに分泌量が減少して細菌が繁殖しやすくなり、口臭がしたり、歯周病リスクが高くなります。歯ぎしりや食いしばりで歯が磨耗したり、加齢で歯ぐきが下がると、知覚過敏やムシ歯リスクが高くなります。また、歯周病が進行すると歯が動くようになり、歯並びや咬み合わせが悪くなって悪循環に陥ります。
ライフスタイルによる変化
お口の中の変化は加齢だけではありません。バランスの悪い食習慣や不規則な生活、生活の変化などで強いストレスを受けると、免疫力が低下して細菌が繁殖しやすくなります。また、糖分の多い食べ物を好んで食べていると、ムシ歯リスクが高まります。このように、お口の中の環境は、様々な影響を受けて、日々、変化しています。こうした変化をきちんと把握しなければ、適切な診断はできません。お口の中を詳しく調べた結果をもとに、将来を予測することで、歯を長持ちさせる治療ができます。当院では、口腔内の詳細なデータを集めて正確に診断し、10年、20年先の将来を見据えた治療を提供しています。