歯を健康にする、歯みがきのポイントは、「歯ブラシ選び」、「フッ素の使用」、「歯冠の清掃」の3つがあります。
【1】歯ブラシ選び
歯ブラシを毎日使っていると、毛先が磨耗して弾力性も失われます。毛先が反り返っていたり、台座からはみ出していると、歯にこびりついている歯垢をキレイに落とせません。毛先が開いてきたら交換の目安。毛先によって汚れの落ち方も変わってくるので、毎回同じ種類を選ぶようにしましょう。色々な種類がありますが、スタンダードでコストパフォーマンスのいい物で充分です。
【2】フッ素を利用する
フッ素はWHOでもムシ歯の予防効果を認めている物質で、歯質を強くしたり、酸によって溶かされた歯を修復したり、ムシ歯菌の増殖を抑える働きがあります。毎日の歯みがきでは、フッ素入りの歯みがき剤や洗口剤を使うといいでしょう。また、定期的に歯医者さんで高濃度のフッ素を塗布すると、歯質が強くなり、より高い予防効果が期待できます。特に小児期のお子さまには、フッ素が効果的です。
市販の歯みがき剤にもフッ素を配合した色々な種類の物(フッ素の量は基本的にどれも同じ)が出回っていますので、フッ素入りを選ぶといいでしょう。なお、フッ素がお口の中に残っている時間が長いほど予防効果が高くなります。必要以上にすすがないようにしましょう。
【3】歯間ブラシやデンタルフロスの使用
歯と歯の間は、ムシ歯になりやすい場所です。歯ブラシの毛先が届かないので、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、しっかり汚れを落としましょう。