【1】精密検査とカウンセリング
ムシ歯や歯周病がある状態でインプラントを入れると、後々、トラブルが生じます。インプラントを長持ちさせるには、いま残っている歯をいかに良い状態で長く使えるようにするかが大切です。
インプラントを検討する方には、お口の中の状態を詳しく検査して、ムシ歯や歯周病、根の状態や治療の状態、咬み合わせなどに問題がないかどうかをきちんと確認し、現在の問題点と歯を悪くした原因を明確にします。それを踏まえた上で、カウンセリングを実施します。カウンセリングでは、患者さんがインプラントを選択する理由や、インプラントに期待していること、入れ歯・ブリッジと比較検討したのか、など、細かく伺いきます。また、インプラントの治療内容や治療費用、治療期間などについてもしっかり話し合い、患者さんが納得した上で、次のステップに進んでいただきます。
【2】CT検査
安全で確実なインプラント手術を行うために、事前にCT撮影をして精密に診断し、骨の状態を立体的に把握します。CTで撮影した後は、データを画像解析して3次元シミュレーションします。ミリ単位まで精密に計測して骨の密度などを診断することで、埋め込むインプラント体の種類や太さ、長さを正確に決定できます。また、埋入位置が難しい場合は、コンピューターで位置を解析してサージカルガイドを作成することで、インプラント体を正確に埋入することが可能です。