理想的な咬み合わせとは、次のような条件が整っている場合をいいます。
●上下の歯が咬み合った時の状態
・できるだけ多くの歯が均等に接触している
・歯に加わる力の方向が良好
・顎の関節(関節頭、関節窩、関節円盤)が良好な位置関係にあり、強く噛んでも関節に問題が生じない
・咬むための筋肉だけが働き、その他の筋肉は使わない状態
・個々の咬み癖に合った咬み合わせをしている
●顎を前後左右に動かした時の状態
・噛んだまま顎を前後左右に動かすと、奥歯が咬み合わない状態になる
・顎を前後左右に動かすと、引っ掛かりがなくスムーズに動く
・咬む力によって歯がぐらぐら動かない