よくある質問

Q.インビザライン矯正は何時間装着する必要があるのでしょうか

A.インビザラインが推奨しているのは1日に22時間の使用ですが、私は「食事の時以外は常に装着してください」と説明しています。可能な限り装着し続けていることで歯が動くからです。

Q.マウスピースの矯正装置は慣れますか

A.慣れるまでは取り外しの難しさや違和感があるようですが、最初の1ヶ月は頑張って使ってみてください。慣れてくると簡単に取り外せるようになりますし、装着していることが当たり前になってしまうくらい違和感も少なくなるようです。

Q.インビザライン矯正のマウスピースは目立ちますか

A.透明のマウスピースなので目立たず、気づかれにくいです。

Q.インビザライン矯正で歯に取り付ける突起はどのようなものですか

A.歯に取り付けるアタッチメントは歯の色と同じで形も小さいので見た目で気になることはありません。この点がインビザラインの優れている点といえます。

Q.インビザライン矯正は歯が動きにくいと聞いたことがあるのですが

A.確かに初期から数年前までのインビザラインでの矯正は限られた症例しかできませんでした。しかしながら、進化し続けたことで、従来の矯正治療と同等の治療結果が得られるだけではなく、従来の矯正治療方法では難しかった歯の動かし方も可能になっています。

Q.インビザライン矯正は痛みが少ないと聞いたのですが

A.痛みが少ないと考えていただいて良いと思います。従来のワイヤー矯正の痛みは器具や針金が口の粘膜に当たることや、歯を動かす時に一部の歯が強く咬み合うことで起こる歯の外傷が原因です。これらがインビザラインには無いので痛みが少ないと考えられています。

Q.インビザライン矯正はムシ歯や歯周病になりにくいのですか

A.なりにくいです。ムシ歯や歯周病の原因は歯垢(ムシ歯や歯周病の原因の細菌の塊)ですので、日々の歯磨きで歯垢を除去できることが大切です。インビザライン矯正で一部の歯に取り付けられる突起は小さいので通常の歯磨きでも容易に歯垢を除去できます。またフロスもいつも通りに使うことができるので、ムシ歯や歯周病になりにくいです。

Q.インビザライン矯正は顎関節症になりにくいのですか

A.上下の歯は常にマウスピースで覆われているので、咬み合わせが原因で起こる顎関節症にはなりにくいと考えられています。また、マウスピースを装着していることによって顎関節にも負担がかかりにくい矯正治療でもあります。

Q.インビザライン矯正は治療後の歯並びの状態が確認できるのですか

A.コンピューターの画像で歯並びを確認することができます。インビザライン矯正は歯並びをコンピューターに3Dで読み込みます。そのデータからコンピューター上で個々の歯を動かして矯正治療後の理想の歯並びをシュミレーション(模擬的に再現)します。その結果、治療前に治療後の歯並びを確認することができます。

Q.インビザライン矯正は予定通りに進まないことがあるいと聞いたのですが

A.現時点(2016年)での主流の治療方法として、当初の治療計画を進めてみて、少しでも動きが悪い歯があるようでしたら再度歯の型取りをしてマウスピースを作り直すことが主流となっています。このように治療途中での仕切り直しを、1~3回は行なうことが通例になってきました。そのため、最初の治療計画よりも少し伸びることを考慮しておく必要があります。

Q.インビザライン矯正は歯と歯の間を削るのですか

A.歯と歯の間を削ることは多いです。従来の矯正治療は便宜抜歯といわれる一部の歯を抜いて歯を並べるための隙間を確保していましたが、インビザライン矯正はIPRといわれる歯と歯の間を積極的に削ることで隙間を確保します。

Q.どこの歯と歯の間をどの位削るのですか

A.歯型を正確にコンピューターに取り込み精密なコンピューターシミュレーションによって最適な位置と量(0.2~0.5mm)が計算されます。治療開始から何週間目にどこの位置を何ミリ削るかということが治療前にわかります。

Q.インビザライン矯正は歯を抜かない矯正なのですか

A.インビザライン矯正の特徴は精密なコンピューターシミュレーションによってIPR(歯と歯の間を削る)の位置と量が正確に予測できることです。その結果できるだけ歯を抜かない矯正治療が可能になりました。
但し、症例に応じて便宜抜歯を行うこともありますが、便宜抜歯した治療方法と、IPRを主にした治療方法での2種類のコンピューターシミュレーション同時に行なえます。その2つの治療方法を比較してからそれぞれの治療後の歯並び、治療方法、治療期間などをしっかり比較されてから選択していただければよいと考えています。

Q.歯周病だといわれたのですがインビザライン矯正は可能ですか

A.インビザライン矯正は歯周病が進行している歯の移動量をできるだけ少なくした治療計画も可能なため、歯周病の歯への負担を減らすことができます。歯周病の進行を抑制するためのお口の衛生管理も、歯に取り付ける突起は形状も小さいので、いつも通りのお口の管理で十分です。また、歯周病のリスクが高い方はマウスピースの中に歯周病予防の薬剤を入れて使用することが可能なため、矯正治療期間中の歯周病の進行を抑制することが可能です。

Q.インビザライン矯正は従来の矯正より劣っている点は何ですか

A.マウスピースを入れていただかないと歯が動かないことです。また、従来の矯正治療より歯をつかむ力が弱いので動きにくい歯があります。

Q.インビザライン矯正が従来の矯正より良い点は何ですか

A.一般的には目立たない矯正治療が優れているといわれていますが、治療中のムシ歯や歯周病のリスク、歯への外傷、顎関節や咬み合わせなどが従来の矯正より優れています。

Q.インビザライン矯正と従来の矯正のどちらがいいのですか

A.数年前までは、インビザライン矯正で治療可能な範囲は限られていました。現在では特殊な場合を除いてほぼ同等の治療ができるようになりました。歯を動かす点に関しては従来の矯正の方が優れている点が多いのですが、総合的にはインビザライン矯正の方が優れていると考えています。

Q.インビザライン矯正の進化が早いのはなぜですか

A.インビザライン矯正は全世界で約400万人がこの矯正治療を利用されており(2016年)、全てのデータが蓄積されています。そのため、様々な改善がなされて驚異的な速さで進化し続けています。また、世界中から様々な治療例や論文が共有できる点も優れています。

Q.インビザライン矯正は顎関節や咬み合わせに有利なのですか

A.インビザライン矯正は最適な顎関節の位置での矯正治療が可能です。このことにより、顎関節の問題が起こりにくいだけではなく、適正な咬み合わせの関係を考慮した治療ができます。但し、矯正治療後には適正な咬合状態にするための微調整のための咬み合わせの調整が必要です。

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