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歯周病と喫煙  その1

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喫煙が歯に及ぼす影響は一般的に歯がヤニで汚れるイメージはあると思いますが、喫煙で歯が悪くなることはあまり知られてないようです。具体的には、非喫煙者より2~9倍ほど歯周病にかかりやすく、それにより歯をなくしてしまう割合が2倍ほど高いことです。学術的には、喫煙によりニコチンなどの物質が、血液循環機能に障害を引き起こし、歯肉への酸素供給量を少なくするため、歯肉を低栄養状態に陥らせます。また、歯肉中の細菌を殺す白血球の機能を著しく低下させることにより、免疫機能を低下させビタミンCを消耗させます。(※1)その結果、歯周病になりやすく、歯周病の治療を行っても治りにくい状態になります。また、タバコのタールが歯の表面に付着することは、歯の表面がザラザラになり歯周病の原因であるプラーク(細菌の塊)が付きやすくなるため、歯周病が進行しやすくなることも考えられています。この他にも、長期の喫煙はメラニン色素が溜まりやすく、歯ぐきが黒くなります。
※1) ビタミンCはたんぱく質の合成に必要で免疫機能を維持するために重要な働きをしているといわれています。タバコ1本喫煙することによって25mgのビタミンCを消耗するといわれています。(ビタミンCの1日の必要量は50~60mg)