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インビザライン矯正歯科治療
インビザラインとは? その8
アタッチメント
インビザラインのコンピューターシュミレーションの画像上で、歯に付いている赤い突起物をアタッチメントといいます。画像上でわかりやすいように赤色に表示していますが、お口の中では歯と同じ色なのでほとんど見えません。
従来の矯正治療では、歯にブラケットといわれる装置を装着して、その装置に針金を固定することで針金の弾性力を利用して歯を動かしていました。インビザラインはマウスピースで歯をつかんで、マウスピースの形を少しずつ変えることで歯を移動させます。
そのため、マウスピースが歯をしっかりつかんでいることが重要になります。この突起物はマウスピースでつかんだ歯を動かす時に引っ掛かりやすくするためのものです。
アタッチメントの設計は歯の形状や動かす方向によって考えられています。マウスピースが歯をしっかり保持できて歯に適度な力が加えられる上、マウスピースの脱着の障害にならない形態と大きさが研究されてきました。
この点も、大量のデータの分析とコンピューターシュミレーションによる診断によって考えられています。従来の矯正治療に比較すればアタッチメントは違和感が少なく、色や形も見た目にも気にならないので、この点がインビザラインの優れている点といえます。
しかし、歯に力を加える能力は従来の矯正より劣っています。どのような技術でも優れている点と劣る点はあることを理解しておくことが大切です。
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