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インプラント歯科治療
私が見てきたインプラントの歴史 その2
ブロネマルク インプラント 登場!!
チタンが生体に取り込まれる写真です。
東京での勤務時代には都内の研修施設で最先端の歯科医療の技術を学んでいました。その施設で新たに輸入されたブロネマルクというインプラントを紹介されました。それがノーベルバイオケア社の開発したインプラントです。
このインプラントはノーベル賞で有名なノーベル財団の研究機関の研究員であったP・I・ブロネマルク博士(スウェーデン人)がチタンと骨とがオッセオインテグレーション(しっかり結合する)することを発見し、
このインプラントは既に1965年から臨床で応用されていましたので、日本国内に紹介された1986年当時は、既に20年近くの臨床実績がありました。当時の国内のインプラントは5年もてば良い成績だといわれていたので、その臨床実績に衝撃を受けたのをいまだに覚えています。
但し、当時の状況としてはブロネマルクのインプラントがさまざまなインプラント治療の中のひとつでしかありませんでした。ただ、今までには無い発想とノーベルという肩書きと長年の臨床結果から信用してもいいかもしれないと思わせるだけのアドバンテージがあると感じていました。
しかし、このインプラントは導入するのに高度な研修と手術室が必要で機材は800万円以上という条件のため、私には夢のような治療方法でしかありませんでした。
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