ブログ
インプラント歯科治療
私が見てきたインプラントの歴史 その7
インプラント治療の前に伝えておきたいこと
CT診査の向上により、インプラントを埋め込む部分の骨の幅と長さ、骨の状態を術前に知ることが可能になりました。その結果、術前にかなり正確な診断と治療計画を立案することができるようになりました。しかしながら、インプラント部分の診断だけではなくお口全体の診断が大切なのです。
<残っている歯の診査診断>
インプラント治療において最も大切なことが、残っている歯を出来るだけ長く使うための予防と治療です。インプラント治療が終わっても、残っている歯を次から次へと失って他のところもインプラントにならないためにも、インプラント部分だけではなく残っている歯の状態の診査診断が重要です。また、残っている歯を長持ちさせることがインプラントを長持ちさせることにもなります。
<咬み合わせ>
歯を失う原因はムシ歯や歯周病の原因の細菌をコントロールすることと、咬む力によって歯を壊さないようにする力のコントロールが重要になります。インプラントはしっかりした歯が新たに増えるため、治療後は確実に咬めるようになります。
しかし、この咬めるようになることが問題になる場合があります。インプラント治療の前は咬む力が弱かったから耐えられた残りの歯に対して、今まで以上の力が加わるからです。このことで、残りの歯が壊れたり、歯周病が悪化する可能性もあります。
だからこそ、残っている歯への診断と治療と共に術後の定期的な咬み合せのチェックが重要になります。
医院サイトはこちらhttps://www.tobitadc.jp/