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インプラント歯科治療
私が見てきたインプラントの歴史 その8
インプラント治療の前に伝えておきたいこと
現在のインプラント治療は今までの治療方法を大きく変える方法です。義歯の悩みをなくするだけではなく、健康な歯を削ることを最小限にできる方法でもあり、失った歯を再生することができるすばらしい方法です。
しかしながら、良い面ばかりではなく、今まででは考えられなかった新たな問題が起こるようになりました。今後はこれらの課題にどのように取り組むかがインプラント治療には最も大切なことです。
<インプラント手術後>
インプラントは体の再生能力と免疫能力を利用した治療です。そのため、インプラントが埋入された周囲の骨がインプラント周囲に新たな骨を造成することで、インプラントと骨が一体になって機能することができます。
しかしながら、インプラント周囲の骨が何らかの原因で造成しないで骨と一体にならない場合があります。
<インプラント治療後に数年経過してから>
インプラント周囲に骨が造成され治療が完了している場合も、数年後に造成された骨が失われる場合があります。このような場合はインプラント周囲を何らかの処置を行い、近年のインプラントは機材、術式などかなり研究され高い確率で成功する治療方法になってきました。
しかしながら何事も100%ではないのと同様にインプラント治療の数パーセントは残念ながら問題が起こってしまう場合があります。これらの問題の原因も研究されてはいますが、まだ完全には解明されていない点もあります。
このような点も十分理解した上でインプラント治療を選択されることが大切です。