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予防歯科子供の予防
子供のためにできること その8
母乳育児のすすめ vol.2
(母乳とムシ歯から引用)
母乳とムシ歯
母乳育児を続けていると、ムシ歯になりやすいから早めに止めた方が良いと言われることが多いと思います。特に歯科関係者から、、、、、
確かに、ある条件下では母乳育児を続けているとムシ歯にはなりやすいので、その経緯と理由をしっかり理解しておくことが大切なのです。
<母乳がムシ歯の原因と考えられた時代>
昭和30~40年代に小児歯科の受診者の中で母乳を続けている2~3才児にムシ歯の多発が報告されたことから、母乳がこの原因だと考えられたため、歯科界では母乳は早期に止めた方がよいと考えられていました。私が学んだ歯科大学の教科書には
「母乳が必要なのは3~4ヶ月でその後は人口乳でも良く8ヶ月以降の授乳は有害である」
と掲載されています。
このように歯科医師の教育機関である歯科大学の教科書に掲載されているのですから、歯科関係者は当然のようにムシ歯予防のために母乳は可能な限り早く止めた方が良いと考えるのは仕方ないことなのです。
でも、前回で書いたように母乳は咀嚼機能の育成のために大切な哺乳行為なのです。