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子供の予防
子供のためにできること その11
母乳育児のすすめ vol.5
昔の歯科医は違った
これは歯科医師会に保存されていた歯科関係の啓蒙するための古い書籍です。出版された年代は不明ですか女性の髪形からおそらく明治初期だと思われます。
挿絵の下に書かれていることは
「母乳は吸う力の運動によって顎の発育が良く歯並びも良い」
「牛乳は吸う力がさほどいらぬから顎の発育が悪く歯並びも悪い」
このように昔の歯科医師は母乳の重要性を伝えるためにこのような本を出版していました。
ただ、「子供のために出来ること その8」のようにムシ歯が多発した高度成長時代に今まで貴重とされていたお菓子やジュースが気軽に手に入るようになり糖分の摂取が急激に増加したことが背景として考えられます。
その時代に乳幼児のムシ歯が急増し母乳を続けている場合が多かったため、母乳が悪者になったようです。