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歯周病とは  その2

なぜ、歯槽骨(歯を支えている骨)が解けるのでしょうか?
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☆まずは歯肉炎から
健康な歯には歯と歯ぐきの境に「歯周ポケット」といわれる1~3mmほどの溝があります。この溝の中で歯周病菌(※1)が増殖すると、歯周病菌が出す毒素によって歯ぐきが炎症(※2)を起こします。炎症によって歯ぐきが腫れるとの相対的に「歯周ポケット」は深くなり4mm以上になります。
深くなった「歯周ポケット」は歯周病菌がより多く住める環境になります。また、歯ぐきの炎症は痛みや出血しやすくなり、深い歯周ポケットは歯磨きで細菌を取り除くのが難しくなるため、歯周病菌はますます増え続けるという悪循環を繰り返します。その結果、歯ぐきの炎症が慢性化します。
☆そして歯周病へ
歯ぐきの炎症が慢性化し長期間続くと破骨細胞(自ら歯槽骨を溶かす)が現れます。破骨細胞は歯槽骨(歯を支えている骨)を溶かします。歯槽骨が溶けると歯周ポケットはもっと深くなり歯周病が進行します。その他にも、ストレス・疲れ・体調不良・加齢によっても免疫力が低下すため、細菌を抑制する力が弱くなることでも歯周病が悪化します。
※1 歯周病はGingibalis、 Actinomyces、 Intermediaなどの歯周病菌によって起こります
※2 炎症は外敵から体を守るための防衛反応です。血液を集めて防衛するため歯ぐきが赤く腫れます。