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予防歯科子供の予防
子供のためにできること その17
3歳までに出来ることVol.3
フッ素を積極的に上手に利用することです。
フッ素はWHO(世界保健機関)でも認められている安全で虫歯予防の有効な薬品です。これを使用することで高い虫歯予防効果が発揮できます。その方法は低濃度のフッ素(250~500ppm)をできるだけ長時間お口の中に滞留させて虫歯予防をおこなう方法です。
フッ素の予防効果は、再石灰化の促進(虫歯を修復する)と虫歯菌を弱らせることです。具体的な使用方法は、歯が生え始めた頃から、低濃度のフッ素を歯ブラシに2、3滴付けて本人に持たせます。(注意)乳幼児は歯ブラシで喉を突かないように親の監視下でおこなってください。
少し大きくなったら、本人の歯磨きや仕上げ磨きのときに行ってください。
「ブクブク」うがいが出来るようになったら、寝る前の歯磨きを行った後、低濃度のフッ素で 「ブクブク」うがいをしてください。寝ている間が最も長時間お口の中に滞留しますので、寝る前に行うのが理想的です。
高濃度のフッ素(1.23%)は歯科医院で行う方法です。5分程度、弱い電流を用いて歯に浸透させることで、歯の表面を溶かして固い歯を作りますので、酸に強くて溶けにくい歯になります。具体的な使用方法はトレー(歯を覆う物)に入った高濃度のフッ素を口の中に入れて、5分程度弱い電流を流します。(痛みは全くありません)
しかしながら5分間は動けないのと少し気持ち悪く感じる場合がありますので、3歳前後になってもし可能であれば頑張ってみましょう。