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歯周病歯科治療
歯周病とは その11
(クインテッセンスの家庭の歯学より引用)
歯石除去とルートプレーニング
歯周病菌が唾液の中のミネラルと結合して、硬くなったものを歯石といいます。この歯石が歯に付着していることで歯周病菌が付きやすくなりますし、石のように硬いので歯磨きだけでは取り除くことができません。
そこで、お口全体の徹底的な歯石除去と、歯の粗造面(ザラザラ)をきれいにしていくことで、細菌を付着しにくい状態にします。特に歯ぐきの中の歯の根の部分に付着した歯石は、歯科衛生がキュレットという器具を使い、歯ぐきと歯の根を傷つけないように、歯石除去と歯根面をきれいにすることをルートプレーニングといいます。
初期の歯周病であれば、この治療だけで歯ぐきの炎症は少なくなり、歯周ポケットも少なくなり健康な歯ぐきに戻ります。その後は、この状態を維持するために、日々のお口の管理と定期的な検診を続ければ維持できます。