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■勉強会
神戸臨床歯科研究会
6月例会
先日は恒例の神戸での勉強会で、奈良で開業している同級生が定期健診に関する発表でした。
ここ数年はメディアや多くの先生から定期健診や予防の重要性を聞くことが多くなりましたが、この勉強会では20年以上も前から予防のためには定期健診の重要性を考え続けてきました。今回の発表ではそのような長期管理をし続けた症例においては、治療直後の状態を長く維持し続けることが可能であることを7つの症例を通して紹介されました。
今年で開業30年を迎えるそうです。その中で歯科医の使命として「健康な口腔に健康な肉体と魂が宿る」という考えの基に歯科医療は健康な口に回復し、その状態を維持し続けることが重要でありだと考え頑張っています。また、施設への訪問診療も積極的に行っていますが、その経験から日本の現状を改めて教えられました。歯科においても関係ある高齢者の「嚥性肺炎」は日本独自の問題であることから、医療制度と日本人の死生観まで改めて考えさせられる内容でした。
長年に渡って続いている月1回の勉強会ですが、いつまでたっても新たなことだらけだと痛感します。