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■勉強会
神戸臨床歯科研究会
10月例会
先日は恒例の神戸での勉強会でした。
本来は8月に予定していた私の症例発表が延期されて10月になってしまいました。
今回は1997年にお越しになられた患者さんの21年間の経過の報告です。私の医院では基本的に患者さんがお越しになられた時に、お口全体の治療や歯を長く使いたいというご希望がある方の場合は検査を行ないます。また、治療後の定期健診のときにも、数年おきに検査を行ないます。その目的は検査結果を比較することで経時的な変化や問題を見つけることができるので、問題を早期に発見し対応することが可能になり、歯を長く使えるような管理を行えるのです。また、長年に渡ってこれらの検査資料を見直すことで、患者さんの問題の傾向、長年の経過を比較することでの新たな発見、治療結果の評価などなど、学べることがたくさんあります。
特に今回のようにパワーポイントにまとめて発表しようとすると詳細まで確認することになりますし、発表後の皆からの指摘や評価を聞くことで気付かなかった点やお褒めの言葉をいただけることで、今後の臨床に役立つのです。年に1回のこのような発表義務がある神戸の勉強会を20年以上続けてきたことで、歯科医師としてのそれなり進歩があると自負しています。
発表を終えてひと段落なのですが、また来年の発表に向けて資料の整理が始まります。