ブログ
■勉強会
神戸臨床歯科研究会
5月例会
昨日は恒例の神戸での勉強会で今回の発表は神戸市内で開業している友人でした。
遠方とは東京からのようで片道4時間以上かけてお越しになられた患者さんに対してどのような治療を行ったかという内容でした。ポイントは何度も治療を繰り返し、歯を徐々に失ってこられたのでこれ以上歯を失わないための予防的な処置とできるだけ通院回数を減らすことへの工夫です。
まず、歯を長持ちさせるための予防として考えなくてはならないことは、ムシ歯と歯周病を予防することと、個々の歯に無理な力が加わらないような咬みあわせを確保することです。今回のケースは全体的に歯が磨り減っていたのでほぼ全ての歯の処置を行う必要がありました。そうなると通院回数が増えてしまうのですが、事前の計画と準備をしっかり行い1回の予約時間を長くすることで通院回数を7回まで減らしています。
ただし、このような治療を行うには高度なテクニックと長年の経験が必要になりますがしっかりした治療をされていた発表でした。
余談ですが、数年前から使われるようになったジルコニアという素材は、強度、表面の性状が良いのでムシ歯や歯周病になりにくいので今後の主流になる治療方法のではないかと思われえます。