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咬み合せの歴史  その35

少し専門的な解説です。
「咬み合せの歴史」を書くに際し、大阪歯科大学図書館が所蔵している咬合、顎関節、総義歯の書籍と関連する学会誌約350冊に加えて、「オクルージョンの臨床」第2版の訳者の川村貞行先生から頂いた1900年代初頭からのアメリカで発表された咬合に関する論文、初期のナソロジーの大家の舘野常司先生から当時のお話と資料を頂き、金属焼付けポーセレン開発者の桑田正博先生からも当時のお話と資料を頂きました。
これらの情報を年代別に分類分析し、咬合理論の経時的変化を踏まえてまとめています。
「偏心位の特徴」の結論  その③
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一致しなかった点は臼歯において中心位咬合からの自由度とグループファンクションです。
犬歯誘導でポイントセントリックのナソロジーグループとグループファンクション、ロングセントリックのPMS,Dawsonグループの歴史から考えれば一致しないことは明確なのですが、9名の参加者に細かい点のこだわりがあるために一致しない点が多いようです。
しかしながら、基本的には偏心位における臼歯は離開することに合意しています。