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■飛田歯科図書館
飛田歯科図書館 vol.70
医院の待合室に置かせていただいている本を紹介しております。
解説はあくまで私の偏見ですのでお許しください。
「大家さんと僕」 矢部太朗
手塚治虫文化賞の受賞作品で20万部突破した本です。作者はお笑いコンビカラテカのガリガリにやせている方の矢部太朗です。内容は住んでいたマンション内で過激なロケをしたために追い出されそうです。そして引っ越したところ1階が高齢の大家さんが住む木造2階建て一軒家の2階で、この大家さんとの家族のような生活が描かれている漫画です。この大家さんは「ごきげんよう」と挨拶し、全ての買い物は伊勢丹という上品な方です。あまり売れてない作者はいろいろな場面で大家さんにお世話になることや、食事を一緒にすることにもなり、接する機会が増えることで大家さんの価値観や人生に戸惑いながらも触れていきます。その内容がほっこりする新しい家族の形ではないかと評価されているようです。なかなか楽しい作品ですので是非ご覧ください。