歯科医師になってから6年目を迎え、神戸の歯科医院に勤務することになりました。そこでは、アメリカのドクター・パンキー先生が体系した、診療哲学に基づく診療を行っていました。実は歯科医師になりたてのころ、ドクター・パンキー先生の講習会に参加して、診療哲学を学んだことがあります。講義の内容は、歯科医としての倫理観や経済観、人生観を踏まえての歯科診療哲学です。駆け出しの私には理解できない内容でしたが、月日が経って再び学ぶ機会が訪れて、深めていくようになりました。このパーキン先生の診療哲学は、私の歯科医師としての考え方やあり方を示唆するものとなり、当院の経営理念の根底にもこの哲学が流れています。