当院のコンセプト
当院は5つのコンセプトのもと
診療しております
-
Point.01 歯を長持ちさせる歯科治療
いつまでも
自分の歯で噛むために当院の診療方針は、歯を長持ちさせる治療です。治療した後、10年、20年経っても自分の歯で食事を美味しく食べられて、健康な身体で過していただきたいと願っています。そのために、保険診療・自費診療に関わらず、歯を残せるようにきちんと治療をし、治療後の安定した状態を、その後もご自身の手で維持できるように、しっかりサポートをいたします。
院長を始め、全てのスタッフは、歯を長持ちさせることを考えて、日々、診療しています。精密検査からカウンセリング、ていねいな治療とその後のサポートまで、歯を残すための努力は惜しみせん。精いっぱいサポートいたしますので、「歯を大切にして長持ちさせたい」という気持ちを持ちながら、通院していただけることを願っています。
-
お口の中から
歯の悩みをなくす当院が考える一番の理想は、歯の痛みや腫れ、入れ歯の不具合などがまったくなく、歯のことを気にせずに、生涯、過ごせることです。歯の悩みがなくなれば、硬い物でもバリバリ噛めて、食べることが楽しくなります。食生活が楽しくなると心身ともに充実してきて、健やかで豊かな人生を過ごせるようになります。そのために、お口の中をトータル的に診断し、咬み合わせのバランスも考えながら歯の健康を整えます。その大前提となるのが、患者さんご自身の「歯を長持ちさせたい」というお気持ちです。その気持ちをベースにした上で、もっと美しくなりたい、もっと噛めるようになりたい、というご要望を満たせるようになります。
-
当院の歯を
長持ちさせる取り組み何年経っても健康な歯を維持できるように、詳しい検査とカウンセリング、定期検診・メインテナンスに力を入れた診療をしています。特に定期検診・メインテナンスは、治療後の状態を維持するだけでなく、ムシ歯や歯周病の早期発見・早期治療につながるので、お口を管理していく上で重要な役割を果たします。
-
1.検査
治療前にお口の中を詳しく調べることで、歯を悪くした原因やお口の問題点が明確になり、10年、20年後のお口の健康を予測できます。それをもとに、将来的に歯を長持ちさせる具体的な方法が明確になります。
-
2.カウンセリング
お口の中の状態が分からないと、どんなに素晴らしい治療を受けても、再び同じ問題が起きるとも限りません。カウンセリングでは、レントゲンや口腔内写真、模型などをお見せしながら検査結果を分かりやすく説明します。患者さんにお口の中の問題点と、治療の必要性と歯の大切さを理解していただきます。その上で、患者さんの悩みやお困りのこと、ご要望などをていねいに伺い、患者さんと相談しながら歯を長持ちさせる治療をご提案いたします。
-
3.定期検診・メインテナンス
ムシ歯や歯周病は、お口の中の慢性的な疾患です。衛生管理や糖分のコントロールができていないと、せっかく治療をしても、再び歯を悪くしてしまいます。歯を長持ちさせるには、ご自分の手で守ることが必要です。定期検診やメインテナンスを通して、自己管理能力を身につけてホームケアに取り組んでいただくと、10年、20年経っても、安定した状態を保てます。
※治療後はできるだけ再治療が少なく、歯が長く使えることが理想です。
症例紹介
そのためには、精密な診査診断と精度の高い治療と治療後の予防管理が大切です。
治療後10年以上経過した症例を紹介しています。 -
歯を長持ちさせるために
いつまでも噛める歯でいるためには、歯医者さんでの治療やメインテナンスはもちろんですが、患者さんご自身の努力も大切です。両方がバランスよく揃って、初めてお口の健康が保てます。特に自己管理は重要になり、ホームケアの仕方を間違えると、毎日歯を磨いていても、ムシ歯や歯周病ができてしまいます。自己管理の知識や技術は、歯の専門家でなければ分かりません。
当院では、ホームケアの知識やテクニックを分かりやすく指導しています。歯ブラシの扱い方から、歯間ブラシやデンタルフロス、電動歯ブラシの使い方まで、一人ひとりの歯に合わせたきめ細かな指導をいたします。患者さんの中には、「初めて歯の磨き方が分かりました」とおっしゃる方もいらっしゃいます。指導した通りに取り組んでいただけば、お口の衛生状態がよくなって歯を長持ちさせることができます。歯科衛生士がていねいに指導いたしますので、しっかりマスターしてお帰りください。
-
Point.02 人生の変化を考慮した治療
年齢を重ねるごとに歯が悪くなり、
歯を失う傾向にある長寿国
日本日本は世界に類をみない長寿国となりました。日本人の平均寿命は男性で80.5歳、女性になると86.83歳(平成26年度の平均寿命)。女性の平均寿命は3年連続で世界一の記録を更新しています。
健康で元気なお年寄りが多い日本ですが、日本人の多くは、年齢を重ねるごとに歯が悪くなっていき、どんどん歯をなくしてしまう傾向にあります。 -
変化する口腔内環境
加齢による変化
人間は年齢を重ねるごとに、お口の中の環境が変化していき、ムシ歯や歯周病にかかりやすくなります。若い頃は唾液が多く分泌してお口の中の細菌を一緒に洗い流します。しかし、加齢とともに分泌量が減少して細菌が繁殖しやすくなり、口臭がしたり、歯周病リスクが高くなります。歯ぎしりや食いしばりで歯が磨耗したり、加齢で歯ぐきが下がると、知覚過敏やムシ歯リスクが高くなります。また、歯周病が進行すると歯が動くようになり、歯並びや咬み合わせが悪くなって悪循環に陥ります。
-
ライフスタイルによる変化
お口の中の変化は加齢だけではありません。バランスの悪い食習慣や不規則な生活、生活の変化などで強いストレスを受けると、免疫力が低下して細菌が繁殖しやすくなります。また、糖分の多い食べ物を好んで食べていると、ムシ歯リスクが高まります。このように、お口の中の環境は、様々な影響を受けて、日々、変化しています。こうした変化をきちんと把握しなければ、適切な診断はできません。お口の中を詳しく調べた結果をもとに、将来を予測することで、歯を長持ちさせる治療ができます。当院では、口腔内の詳細なデータを集めて正確に診断し、10年、20年先の将来を見据えた治療を提供しています。
-
検査の徹底
患者さんの将来を予測するには、裏付けとなる詳細な情報が必要です。当院では、初診の段階でお口の中を詳しく調べたデータをもとに、将来を予測した診断をいたします。レントゲンや口腔内写真を撮影したり、ムシ歯や歯周病、詰め物・冠の状態、歯の神経の状態、歯並び・咬み合わせ、歯の磨耗や顎関節の状態まで、お口全体の状態を調べます。そして全ての資料をもとに、現在の問題点から将来起きる可能性のある問題を予測して、治療の優先順位を明確にします。今すぐ治療が必要なのか、経過観察ですむのかなど、1本1本の歯に対して必要な処置を見極めながら、ライフステージに合わせた治療を提供いたします。
-
Point.03 原因を探るカウンセリング
きめ細かなカウンセリング
歯科治療において、患者さんと相談するカウンセリングは一般的ですが、歯科医院でのカウンセリングの歴史はそれほど長くはありません。当院では20年前からカウンセリング専用ルームを整え、患者さんとじっくりお話しする、きめ細かなカウンセリングに取り組んできました。
カウンセリングは、患者さんの歯の悩みを知り、それを治療で解決するために、とても大切です。さらに、お口の中を詳しく調べてからお話しを伺うと、問題点や今後の方向性などが明確になり、患者さんのご要望を取り入れた、適切な提案ができるようになります。そのため、初診時に詳しい検査を受けていただくようになります。検査結果をもとに歯を悪くした原因や問題点を確認し、それに基づいてカウンセリングをすすめていきます。
-
カウンセリングのプロから
カウンセリング技術を学ぶ院長は、カウンセリングの専門家から、自己カウンセリング手法を学んで分析能力を身につけました。また、歯科医師を対象としたカウンセリング講習会の講師を務めた経験もあります。当院のカウンセリングの質が高いのは、こうした経験があるからです。
カウンセリングで数分お話しを伺うだけで、患者さんが求めていることが、分かってきます。患者さんのお話しの内容はもちろん、声のトーンや目の動き、お顔の表情などあらゆることを見ていくと、ポイントがはっきりしてきます。さらに、そこから話を深めていくと、患者さんの考えや要望が明確になって、本当に望んでいる治療を提案できるようになります。カウンセリングで得た情報は、歯科衛生士にも共有することで、一人ひとりに合わせたきめ細かなメインテナンスや診療を可能にしています。
-
精密検査で原因を探る
カウンセリングは、大きく分けると二つの役割りがあります。一つは、検査結果をお伝えすること。患者さんご自身に、歯を悪くした原因や、今後、お口がどう変化していくのかを、正しく知っていただくことが大切だと考えています。そしてもう一つは、患者さんのご要望を伺うことです。いずれも大切で、患者さんが問題点に気づくことで、歯の健康に対する意識や治療への期待や要望が変わってきます。
-
検査で原因を探る
初期のムシ歯や歯周病は初期症状がほとんどありません。お口の中を見てもらっただけで、異常がないと診断されると、やがて痛みや腫れなどの症状が現れてきます。特に歯と歯の間や、歯ぐきと被せ物のすき間、詰め物や被せ物の内側、根の先に病気があると、肉眼でだけでは判断ができません。自覚症状のない病気や初期のムシ歯・歯周病でも、精密検査をすることで早期発見が可能です。
検査内容は、レントゲン写真や歯周病の検査、口腔内写真、歯の模型の採取、口腔内検査を行い、ムシ歯や歯周病、詰め物や冠・歯髄(歯の神経)の状態、歯並びや咬み合わせ、歯の磨耗や顎関節の状態など、お口全体を詳細に調べます。これらの資料から、現状のお口の問題点や歯が悪くなった原因を探ります。さらに今後のお口の健康を予測して、歯の病気の早期発見・予防につなげます。
-
カウンセリングで理解を深める
主訴の状態や、歯が悪くなった根本的な原因、自覚症状のない隠れた病気、咬み合わせのトラブル、今後どう変わっていくかなど、分かりやすく説明していきます。さらに、それぞれの歯に対して、早期治療が必要なのか、経過観察でいいのか、治療をするとしたらどんな治療法があるのかまで、具体的にお話し、患者さんと相談しながら治療法をご提案します。ご提案をする際はメリットとデメリットをきちんとお伝えした上で、患者さんに選択していただきます。
-
無料カウンセリングを
実施しています当院では、無料カウンセリングを実施しています。患者さんからお話しを伺い、歯でお困りのことやお悩みのこと、治療への不安や疑問、歯科医師に遠慮して聞けなかったことまで、どのようなことでも結構ですので、お気軽にご相談ください。
当院には、医療従事者としてきちんと説明する責任と義務があり、患者さんには分からないことを知る自由と権利があります。患者さんのご都合に合わせてカウンセリング時間をお取りしますので、まずはお電話やメールでお問い合わせください。
-
Point.04 歯科治療の不安を取り除く
治療の不安を
和らげる取り組み歯医者さんに苦手意識を持っている方は、とても多いと思います。その理由のトップを占めるのが治療中の痛みと、歯を削る時の「キーン」という音。器械の音が聞こえてくるだけで、ドキドキしてしまう方も少なくないようです。こうした不安があると、ちょっとした刺激でも強い痛みに感じてしまいます。当院では痛みや音、ニオイに配慮した、患者さんの不安を和らげる治療に取り組んでいます。
-
治療の不安は遠慮せずに
お話しください当院では不安を取り除く、様々な取り組みをしていますが、それでも不安という方もいらっしゃるでしょう。過去に治療で辛い思いをした方や、麻酔が効きにくい方は、なおさらだと思います。歯医者さんに悪いと思って我慢する方もいらっしゃいますが、遠慮せずにお話しください。ドクターに話しにくければスタッフでも結構です。痛みや不安を全て取り除くことは無理ですが、具体的にお伝えいただければ、ドクターも対策を考えます。
-
治療中の痛みを和らげる
ムシ歯治療の一番の不安は歯を削る時の痛みです。歯を削る時、痛くなる可能性がある場合は、麻酔をかけて治療をします。針を刺したり、薬を入れる時の痛みや違和感は、表面麻酔や電動麻酔器、カートリッジウォーマーを使用して緩和します。
-
表面麻酔
麻酔注射をする前に使用する塗り薬タイプの麻酔薬で、針を刺す部位の粘膜に直接塗布して使用します。薬を塗ってからしばらく待つと、周辺が痺れてきて感覚がなくなります。しっかり効かせてから麻酔をかけると、針を刺した時の「チクっ」とした痛みがほとんど感じなくなります。
-
電動麻酔器
電動麻酔器は、注入時の速度や圧力を自動制御する注射器です。麻酔注射をする時の痛みの原因の一つに、薬を抽入する時の速度や圧力があります。電動麻酔器を使うと速度と圧力を一定に保てるので、痛みや違和感の少ない麻酔が可能です。
-
超極細の針を使用
太い麻酔針を使用すると、針を刺した時の痛みが強くなります。超極細の3G(0.26㎜)の針を使用することで、痛みを少なくしています。通常は30Gの針を使用するので、どれだけ細いかがお分かりいただけるでしょう。
-
カートリッジウォーマー
麻酔液を温める装置です。冷たい麻酔液を使うと、注入時の痛みや違和感が大きくなります。カートリッジウォーマーで体温に近い温度に温めておくと、注入時の違和感を少なくすることができます。
-
-
笑気麻酔法で
痛みに弱い方でも安心歯科恐怖症や嘔吐反射が強いので、治療できる歯医者さんが少なくて困っているという方がいらっしゃいます。当院では、笑気鎮静法を行っていますので、痛みに強い不安のある方でも安心して治療を受けていただけます。
笑気鎮静法は、治療中の不安や恐怖心、ストレス、痛みの感覚を和らげることを目的とした麻酔法で、一般的には笑気麻酔といいます。誰にでも使える麻酔法で、特に恐怖心の強いお子さんや心臓疾患、脳疾患などのあるご高齢者、妊娠6ヶ月以降の妊婦さんなどに使用すると、リラックスしてきて不安がなくなり、治療がスムーズになります。
-
笑気鎮静法
鼻にマスクを付けて、笑気ガス(酸素と亜酸化窒素の混合したガス)を吸い込むと、3分ぐらいでお酒に酔ったような感覚になります。マスクを付けたまま治療をしますので、治療中の恐怖心が薄れていき、リラックスした状態で治療ができます。治療を終える少し前に、酸素100%を吸入して麻酔を覚ましますので、そのままお帰りいただけます。なお、お車やバイク、自転車で来院した方は、待合室で15~20分ほどお休みいただいてからお帰りください。笑気ガスを吸うと、微かに甘い香りがしますが、人体には無害なガスで、副作用はほとんどありませんのでご安心ください。
-
このような方には
笑気鎮静法を
オススメしています- 歯科治療に対して恐怖心の強い方
- 妊娠6カ月以上の妊婦
- 嘔吐反射の強い方
- 全身疾患をお持ちのご高齢者
- 恐怖心の強いお子さん
-
ストレスの少ない治療への
取り組み歯を削る装置の音や診察室の臭いも、患者さんにとっては大きなストレスです。音の少ない器具を使ったり、BGMなどを取り入れて、安心して治療ができる環境を整えています。
-
音の少ない器械
ムシ歯の治療では、高速回転の「エアータービン」という器械を使って歯を削ります。振動が小さく、歯に与えるダメージも少ないのですが、キーンという音がします。「あの音がどうしても苦手」という方は遠慮せずに仰ってください。治療内容にもよりますが、音の少ないモーターを使うことも可能です。
-
BGMで緊張を和らげる
ヒーリング・ミュージックやリラクゼーション音楽、α波サウンド、癒しの音楽、ネイチャーサウンドなど、ここちよい音楽を流していますので、音楽に耳を傾けていると心が落ち着いてくると思います。
-
薬品の臭いを軽減
様々な薬を使うため、診察室では独特の臭いがしますが。なるべく臭いを抑えるために、密閉容器を使用したり、一回に取り出す薬の量を減らす工夫をしています。臭いを100%カットすることはできませんが、不快な臭いがありましたらお伝えください。
-
-
Point.05 細菌と咬み合わせを
コントロール細菌と咬み合わせの両方を
コントロール- 予防意識の高い日本人
厚生労働省の平成11年の調査によると、日本人の97%以上の人が、毎日1回以上歯を磨いていることが分かりました。ムシ歯と歯周病は、細菌を徹底的に取り除けば予防できるといわれていますが、それでもムシ歯や歯周病になる人が絶えません。 - 細菌と咬み合わせの両方からアプローチ
歯が複雑な形をしていたり、舌、頬が邪魔をしたり、磨く場所がよく見えないと、みがき残しができてしまいます。特に咬み合わせが悪いと清掃状態だけでなく、歯に無理な力が加わって歯を痛めることになります。
当院では、お口の中からムシ歯や歯周病をなくすために、細菌と咬み合わせの両方からアプローチする歯科診療に取り組んでいます。
- 予防意識の高い日本人
-
歯を悪くする二つの原因
1.細菌
お口の中は様々な細菌がいますが、ムシ歯と歯周病では、病気を引き起こす細菌とメカニズムが違います。
-
ムシ歯
歯に付着している歯垢(細菌の塊)が、食べ物と一緒に入ってきた糖分を分解して酸を発生します。この酸が歯を溶かして穴をあけます。その状態がムシ歯です。
-
歯周病
歯と歯ぐきの間に付着している歯垢(細菌の塊)が毒素を出すと、歯ぐきに炎症が起きます。症状が悪化すると歯槽骨(歯を支えている骨)を溶かします。歯槽骨が歯を支えきれなくなると、歯がグラついて抜け落ちてしまいます。
-
-
2.咬み合わせ
物質が壊れる原因には二つあります。一つは、その物自体が腐敗したり変質することで、もう一つが力によって壊れることです。歯も同様に咬み合わせという力によって歯が割れたり、欠けたり、磨り減ったりします。特にムシ歯や歯周病の問題がある歯は、咬み合わせによって歯が割れやすかったり、歯が揺すられることによって歯周病が悪化します。
食べ物を食べたり、唾を飲みこんだり、力を入れて食いしばったり、あるいは歯ぎしりをすると、上下の歯がぶつかり合ったりこすれ合います。それが、何十年間も続くと表面のエナメル質が擦り減っていきます。咬み合わせが悪くなると、上下の歯が咬み合った時の、力のバランスが悪くなり、特定の歯に無理な力が加わって歯周病が悪化したり、ムシ歯リスクが高くなったり、根を痛めてしまいます。ムシ歯や歯周病を予防するには、歯に無理な力が加わらない咬み合わせに調整する必要があります。
咬み合わせ治療(顎関節症・咬合調整) -
ムシ歯や歯周病を予防
精密検査で問題点を知る
ムシ歯や歯周病を予防するには、精密検査でお口の中を詳しく調べ、現在の問題点を探ることが必要です。精密検査を行うことで、現在の問題点と今後予測できる問題点が浮き彫りになり、それを回避する具体策がとれるようになります。
-
細菌をコントロールする
歯みがきで原因となる歯垢(細菌の塊)を取り除きます。しかし、汚れが残っていれば、歯を磨いても、ムシ歯や歯周病ができてしまいます。また、体質的にムシ歯や歯周病になりやすい人もいます。ご自分のお口の状態に合わせた歯みがき法をマスターすることで、細菌をしっかりコントロールできます。
-
咬み合わせをコントロールする
歯に加わる力や擦り減り方は、食習慣や食べている物、歯並びや咬み合わせ、顎の動かし方、歯の質や根の長さ、治療で使った材質や治療後の状態などによって個人差があります。食いしばり癖や歯ぎしりがどの程度の度合いなのかによっても変わってくるため、咬み合わせの状態を詳しく調べてから調整します。定期検診で個々の歯の状態やバランスを調べ、歯の表面を削ったり、盛り足したりして、1本1本の歯に負担がかからない咬み合わせに調整します。
-
メインテナンス
細菌と咬み合わせをコントロールすればそれで終わりではありません。治療後の状態を維持するには、定期検診やメインテナンスが重要です。定期検診で管理していくと、ホームケアでは行き届かない部分を補うことができ、新たなムシ歯や歯周病の早期発見にもつながります。予防のスタートは治療を終えた後からです。定期検診やメインテナンスをしっかり受けて、歯を長持ちさせましょう。