保険外の義歯 その3
残っている歯を失うことや、義歯が壊れてしまっても保険外の義歯は長く使えるものです。
歯科技工の機材のレーザー溶接機の技術が進歩したことで義歯の金属部分の溶接が容易に行なえるので修理が可能になりました。その結果、大きな変形や大きな設計変更でない限りは、金属で作成された義歯を修理して使うことができるので、長く使うことが可能になりました。
金属の義歯は強度があるため薄くすることが可能です。そのため、違和感や発音障害が少ないだけではなく、熱を伝え易いので美味しい食事ができます。また、強度があるので強く咬めるための材料と設計が可能です。このように良い点が多いのですが修理しにくいのが難点でしたが、レーザー溶接機の進歩によってその点も改善されたので、長く使える義歯として価値があります。
入れ歯でも咬める その11
根管治療の講習会
先週末は根管治療(歯の中心部の神経の管)の講習会へ東京まで行ってきました。
講師の先生は、以前から参加している東京銀座のインビザライン矯正で開業されている山崎先生の勉強会に参加されており、そこで知り合ったご縁で参加してきました。単に知り合いだからということではなく、根管治療の革新的な機器と考え方なので今後が楽しみです。
根管治療のポイントは細くて、曲がっていて、形が不均衡な管の内部をいかにきれいにするかです。そのためにさまざまな機器や治療方法が開発されてきました。従来の方法は細い刃が付いた棒状の物で管内を削り取る方法でした。そのため、管が曲がっている、管の内部の形態が複雑な場合には対応しきれませんでしたし、折れることがあります。それらの問題点に対応できる新たな発想に機器です。
余談ですが、これに付随する機器もあったのですが、イスラエル製で安価で性能が良いということを聞くと、中東を少し身近に感じてしまったのは私だけでしょうか。
知覚過敏 その6
知覚過敏の対処方法 その③
歯科医院での対処方法
さまざまな処置を行っても、しみが改善しない場合は最終手段として歯髄(歯の神経)を取る場合があります。歯髄といわれる組織は歯の内部にあって血管、リンパ管、神経線維などがあって歯に栄養を与えている大切な役目をしています。そのため、歯を長く使うためには歯髄を可能な限り保存することが大切なのです。そのため、少し我慢できる範囲であればある程度の期間、歯科医師と相談しながらしみるのを我慢して様々な処置を行うだけの価値があるのです。個々の歯の状態によってことなるため単純に比較することはできませんが、歯髄を失った歯は弱く割れやすいため生涯に渡って長く使うことが難しいのです。
入れ歯でも咬める その10
保険外の義歯 その2
保険外の義歯は長く使えます
義歯は毎日毎日使いますので、年齢と共に義歯の歯ぐきの部分は変化する場合がありますし、咬み合わせの部分も少しすり減ってきます。そのため、定期健診での義歯の状態の確認と調整は常に必要です。ただ、年数が経つと歯がすり減りすぎて足すことが難しいことや、歯ぐきの形が変わる、材質の劣化など、定期健診ごとの調整では難しい場合があります。このような場合、義歯をお預かりして問題がある部分を新しい材料に取り換えることが可能です。但し、1~3週間は義歯をお預かりして修理しますので、その間使える仮の義歯を作成することが必要になります。このように、よほどの変形がない限り保険外の義歯は修理を繰り返しながら、長く使えるので価値があります。
入れ歯でも咬める その9
保険外の義歯 その1
健康保険の範囲内の義歯と保険外の義歯では何が違うのでしょうか?
最も解りやすいちがいは義歯に使われる材質です。健康保険では決められた治療方法で決められた材料を使用して作成することが決められています。一方、保険外では現時点で最も良いと考えられる材料を使用し、個々の状況に応じた治療方法を選択することが可能です。例えば、義歯は上あごを覆うため、違和感が多く発音もしにくくなります。この部分を薄い金属にすることで、違和感が少なくなり発音もしやすくなるだけではなく、熱も伝わりやすくなるので味も感じやすくなり、食事を楽しめます。また、歯の色や強度も優れているため、見た目もよく咬みやすくなります。食べることが楽しみな方は、毎日の食事の時に大きな差があるので、それだけの価値はあります。
知覚過敏 その5
歯科医院での処置
①しみる歯の表面を覆うことで刺激を遮断する方法
・歯の表面をコ-ティング
歯の表面に、一層の膜を貼って刺激を伝えにくくします。これは長期間の耐久性はありませんが、丁寧に歯磨きしているうちに象牙細管の穴がふさがって、しみなくなることが期待できます。
・歯のくびれを詰める
歯のくびれが大きい場合は、歯の色と同じ材料で詰めて刺激を遮断する治療を行います。
②咬み合せの調整
しみる原因が咬み合せの場合は、咬み合わせを調整することでしみが改善します。ただし、咬み合わせが変わることで他の歯に影響がでる場合があるのと、削り過ぎることができないため症状が直ぐに改善することは難しい場合があります。
知覚過敏 その4
入れ歯でも咬める その8
義歯の定期健診 その2
義歯は長く使えるものですが、
人によってかなり差がありますが、義歯の下の歯ぐきの形が少しずつ変化する場合があります。
義歯は歯ぐきを覆って咬む力を支えます。しかしながら、歯ぐきは力が加わることではありません。そのため、歯ぐきに咬む力が加わり続けると歯ぐきやその下の骨の形態が徐々に変化することが起こり、義歯があわなくなります。1年以内に変化する方もおられますが10年以上経過しても全く変化がない方もおられます。その違いに明確な答えはないのですが、変化した時には義歯の粘膜面(歯ぐきの面)を修正することで修理しながら長く義歯を使うことが可能です。
定期健診はこのような点を考慮して義歯が歯ぐきにしっかり適合しているかを確認することも必要なのです。
知覚過敏 その3
入れ歯でも咬める その7
義歯の定期健診 その1
義歯は長く使えるものですが、、、
義歯も歯と同様に毎日使えば咬み合わせはすり減ります。
咬み癖によって一部の歯が早く磨り減る場合や一部に歯が残っている場合には歯より義歯の歯の方が磨り減りやすいため咬み合わせのバランスが悪くなります。このように義歯も咬み合わせは変化することを前提に調整を行なう必要があります。
また、咬み合せの変化によって、義歯の安定が悪くなり義歯の痛みが起こることもあります。義歯は歯ぐきで支えられているため歯より動くので、咬むごとに少し動いているのです。そのため、咬み合わせが悪くなると義歯の動きが大きくなることで義歯の安定が悪くなります。このことは残っている歯を大きく揺らすことになり歯の寿命を短くします。
このように安定した義歯で長く使うためには定期的な咬み合わせの確認と調整なのです。
知覚過敏 その2
知覚過敏の原因①
咬み合わせ、歯ぎしり、食い縛り
食いしばりや歯ぎしりによって、一部の歯に無理な力が加わるとエナメル質が欠けることや、歯ぐきが下がることがあります(※1)このことで、歯の根の部分が露出し、外部からの刺激が神経に伝わりやすくなるため知覚過敏になる場合があります。また、歯への無理な力は外傷のような状態になるため歯髄が炎症を起し、歯髄が敏感(知覚過敏)になることでしみや痛みを感じることもあります。(※2)特に歯並びや咬み合わせが悪い場合は注意が必要です。
(※1)砂山に杭を立て横向きに力を加えると杭の周囲の砂は崩れて下がります。同様に歯に無理な力が加わると支えている骨が下がります。
(※2)打撲を受けた部分は炎症によって腫れて少し触っただけでも痛みを感じます。歯も同様に無理な力が加わると歯の中の神経が炎症を起こして過敏になります。
それでも親知らずを残されますか その③
「今は痛くないので痛くなってから抜く」と考えられている方へ
痛くなってから、問題が起こってから抜くという方法は
歯を抜くことによって歯の周囲を傷つけるので、抜いた後は痛みや腫れを伴います。痛みがあるときは周囲に炎症を起こしているため、その時に抜くと症状が無いときに抜いた場合より痛みや腫れは大きくなります。
一般的に仕事が忙しかったり、疲れていたり、体調が悪い時に痛みや腫を起こす場合が多いので、このような時に抜かざる終えないことになり、抜いた後も痛みや腫れがなかなか治まらないことがあります。
比較することはできませんが、痛みや腫れがなく体調が良く、時間の余裕があるときに抜く場合は条件が良くなるので、腫れや痛みが少なくなる場合が多いのです。
その他にも、親知らずだけ悪くなればいいのですが、他の歯に悪い影響をおよぼしているかは予測できません。
それでも親知らずを残されますか その②
入れ歯でも咬める その6
入れ歯の優れている点
入れ歯の優れている点は歴史が古く、長く研究されてきているという点と長期の経過症例が多いことです。そのため、出来ることと出来ないこと、安定するケースと安定しにくいケースが解明されていることです。また、長期の保存が難しい弱い歯でも入れ歯に取り込んだ設計が可能ですし、歯を失った場合に入れ歯を修理すればそのまま使える点も有利です。
インプラントと義歯を比較した場合、インプラントがダメになった場合やインプラント周囲の歯を失ったときの対処方法は、再度インプラントを埋めるか入れ歯にするしかありません。インプラントにする場合は、抜けた部分の骨が安定してから埋めるので、長期の治療期間が必要になります。その間、歯が無いままか入れ歯にするしかありません。
治療後に歯を失った時の対処方法が義歯とインプラントでは異なるのでその点を十分に考慮してから治療方法を選択する必要があります。
それでも智歯(親知らず)を残されますか その①
顎関節症とは その3
顎関節症の治療方法
検査によって顎関節に、どの程度の問題があるのかを診断し状態に応じて処置を行います。
具体的な方法としては、顎関節の円盤、筋肉、靭帯に無理な力が加わらないために、就寝時はバイトプレート(マウスピースのようなもの)を装着することと、日中はできるだけ上下の歯が咬み合わないように意識してもらいます。このことによって、痛んだ顎関節の組織が徐々に治癒して正常な形態に回復します。
顎の関節が治癒するとともに咬み合わせが変化するのでバイトプレートを調整していきます。そして、症状が改善され、顎の組織が安定し、咬み合せが安定する位置を理想的な咬みあわせとします。
治療期間
治るまでの期間は顎関節の組織の問題の程度と個々の治癒能力によってかなり差がありますが、初期の症状が改善されるのに1~3ヶ月程度必要です。その後、組織が安定して症状が改善されるのには3~6ヶ月は必要です。しかし、状態によっては1年以上かかる場合もあります。
知覚過敏 その1
入れ歯でも咬める その5
顎関節症とは その2
顎の関節は下顎の顆頭(凸)部が上顎の窩(凹)と合わさっています。その間に関節円盤(軟骨)が介在し、筋肉を靭帯で上下顎の位置が固定されています。
上下の歯が咬み合った時に、これらの組織(関節円盤、筋肉、靭帯)が正常な位置関係でない場合に、一部の組織に無理な力が加わりの炎症や破壊が起こります。特に、くいしばりや歯軋りをされる場合には、通常以上の力が顎関節に加わり発症することが多く認められます。
違った視点から、食いしばりや歯ぎしりをしても顎関節の組織がそれに耐えられる方は、顎関節に問題は起こりません。しかしながら、歯に無理な力が加わることによって歯周病が進行することや、歯が異常に擦り減ることが起こる場合もあります。
入れ歯でも咬める その4
顎関節症とは その1
顎関節症とは
顎の関節は食事の時以外にも、お話しするとき、つばを飲み込む時など、常に動かして負荷がかかっています。その他にも、咬み合せの問題や食い縛りや歯軋りなどで顎の関節に過剰な負荷がかる場合もあります。この時に、顎の関節の組織に炎症や変化が起こることや、周囲の筋肉に過剰な負担がかかることで様々な症状となることを顎関節症と呼びます。
症状は、顎がだるい、顎が痛い、口が開けにくい、口が開かない、口を開けるときに顎の関節(耳の前あたり)で音がする、咬みにくい、どこで咬んだらいいのかわからないなどです。
時には頭、首、肩、腰に症状が出る場合もありますが、これらは間接的なことだと認識する必要があります。
最近の研究では膝や腰と同様に年齢と共に顎の関節が変形することで咬み合わせも変化することもあり、そのことが原因で顎関節症が起こると考えられています。
入れ歯でも咬める その3
義歯の違和感
口の中は、髪の毛1本、小さな砂粒が入っても違和感がある繊細な組織です。ですから当然、入れ歯が口の中に入れば違和感がないわけがありません。しかし、人は意外と慣れるものなのです。
違和感を少しでも少なくするための、設計や材質を工夫することもできます。なぜなら、義歯は歴史が古いのであらゆる研究や工夫をされ続けてきているからです。
私が診させていただいた患者さんの中にも、長年に渡って義歯を入れたことがなかった方がおられます。義歯を初めて入れられたときには、「義歯を入れているだけで気持ち悪い」「全くしゃべれない」「水も飲みこめない」と言われていた方も、少しずつではありますが義歯が使えるようになります。
義歯の気になる部分の形や痛みがあるところの修正しながら、根気よく少しずつ義歯を入れる時間を増やす努力をしていただければ、何か月もかかりますが義歯は使えるようになるのです。
つまり、痛いところは無くしっかり咬める義歯を手に入れることができるのです。
入れ歯でも咬める その2
義歯でも咬めるようになります
総義歯の方(歯が全く無い)で「しっかり食べられる」といわれる方が多いことをご存知でしょうか。しっかりとした義歯を作成して、入れ歯での食べ方に慣れることによって、食事を十分に楽しめるくらいまで咬めるようになるのです。
比較をすれば歯やインプラントに比べれば咬めないものもあります。しかしながら、慣れてしまえば普通の食生活において満足できるくらいまで、咬めるようになるのです。
この義歯に慣れるということは、時間をかけて咬めるように義歯を修正することと、食べ方を習得していく必要があります。
つまり、義歯はリハビリテーションと同じで義歯を少しずつ修正することで徐々に咬みるようになるのです。
入れ歯でも咬める その1
入れ歯も捨てたものではない
インプラント治療が良く使われるようになってから、入れ歯は噛めない、違和感がある、残りの歯に負担がかかる、お手入れが大変など、インプラントと比較して悪いイメージで説明されることが多くなったようです。しかしながら、昔から最もスタンダードな治療方法として長年にわたって研究されてきたことからも、捨てたものではないのです。
ただし、入れ歯でも咬めるようになるためにはリハビリテーションという考え方が必要です。
つまり新しい義歯を作ったからといってすぐに咬めるようにはなりません。
咬むための筋肉、口の周りの筋肉、咬み方などを鍛えることが必要ですし、その筋肉や咬み方に適した義歯の形態に修正することが必要なのです。
歯科治療が苦手な方へ その4
治療後の痛み Vol.1 の1
ムシ歯の治療後の痛み
ムシ歯を治療した後は、「軽い痛み」や「歯がしみること」が起こることがあります。治療前は症状が無かったのに?という疑問がでるのは当然です。これは、ムシ歯の部分を徹底的に除去しているため、歯髄(歯の神経)の近くまで削る結果となり、治療後の痛みやしみる症状があります。(虫歯の部分を残すと、虫歯の進行は止められません)痛みは2,3日すれば治まる場合がほとんどですが、痛みがひどくなる場合やなかなか治まらない場合には歯科医師に相談してください。
歯のしみがなくなるまでの期間は虫歯の程度や個々の抵抗力によってまちまちです。1週間位で収まるものから6~12ヶ月位かかる場合もあります。痛みを感じられるような熱さや冷たさのものはさけられて、気長に治まるのを待ってください。但し、いつまでたっても治らない場合や、どんどん悪化する場合は歯科医師に相談してください。
歯科治療が苦手な方へ その3
歯科治療が苦手な方へ その2
痛みの軽減Vol.1
治療中の痛み
痛みを伴う可能性が高い場合は、治療前に麻酔を行います。
それでも痛いときに我慢しないで「ウ~」「ア~」と言ったり、手を上げて痛いことを伝えてください。
麻酔の追加や痛みを軽減する処置を行ってから治療を再開することができます。但し、炎症や腫れがひどい場合は麻酔が効きにくいこともあります。はじめから多量の麻酔薬を使えないので、「痛み」を確認しながら麻酔薬を追加していきます。なお、麻酔量が多い時は、治療後も長時間が麻痺していますのでご注意くさい。
できるだけ悪くなる前に治療することが痛みを減らす最善策ではあります。
歯科治療が苦手な方へ その1
歯科治療が苦手な方はかなり多いと思います。「痛い」のが苦手、「キーン」という音が 苦手、口の中に道具や材料が入るのが苦手、「匂い」が苦手など、中には歯科医院の前を通ることさえ嫌な方もおられるようです。ほとんどの方は多かれ少なかれ苦手な所だと思います。しかしながら、歯が痛くなり問題が起これば避けては通れない所なので、歯科医院との付き合い方を考えてみてはいかがでしょうか
治療前に「嫌なこと」は正直にすべて伝えること
やっとの思いで行くことを決められたのですから、治療が完了するまで通院された方が 良い結果になります。そのためには「嫌なこと」を減らすのが重要になります。そこで 「嫌なこと」は正直に細かい所まで具体的に伝えられることをお薦めします。先生に嫌な顔されるのではないかと心配される前に言ってみることです。嫌なことをすべて無くするのはできませんが、軽減するのは可能です。
MTAセメントとは、
最新の根管治療(歯の根の治療)薬です
私が歯科大を卒業するず~と前(1800年代後半)から根管治療にはガッタパーチャー(天然の樹脂)が使用されてきましたが、ここ数年で大きく変わろうとしています。
MTA(mineral trioxide aggregate)という1990年代にアメリカで開発された水硬性(水で固まる)セメントが優れた結果を出しているのです。この材料はムシ歯が深い場合の歯髄(歯の神経)の保護や鎮静を図るために開発されたのですが、根管治療に使ったところ、予想以上の好結果になったため使われるようになりました。また、以前はかなり高価な材料だったのですが各メーカーが製造するようになり気軽に使えるようになりました。
<その特徴は>
①MTAセメントは練和後pH12.5の強アルカリ性のため高い殺菌性があります。
②他のセメントより細胞毒性が低いので、細胞の生存率が高いのです。
③MTAセメントが硬化する時に膨張するので、
隙間なく緊密に埋めることができるので細菌の侵入を防ぎます。
④MTAセメントは親水性なので血液や組織液で濡れている部分でも使用できます。
このように従来のガッタパーチャーより優れている点が多いのですが、流れが悪いのが欠点です。つまり、太い根管には使えるのですが、細く細かい凹凸がある根管には長年使われてきたガッタパーターの方が良いのです。
但し、粉に液を混ぜて泥状にして使うため細い根管治療には不向きです。そのため、得意とするのは太い根管です。何にでも得意不得意はあるものです。